電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

経営者の急逝と後継者

2017年10月13日 06時02分21秒 | Weblog
少し前のことになりますが、ある経営者が急逝し、その葬儀に参列したことがありました。弔問に行った時の奥様の嘆きも涙を誘われるものでしたが、告別式における息子さんの後継者としての決意も心うたれるものがありました。

経営者が急逝した時は、後継者が決まっていれば良いのですが、そうでない時にはしばしば問題が生じます。自営業の場合ならば、後継者の不在はストレートに廃業につながり、家族や従業員の生活の問題に直結します。今回のケースは、幸いに後継者が決まっていましたので、なんとか世代交代ができそうですが、もし違っていたら大変だったことでしょう。



私の場合、高齢にも関わらず専業農家を維持していた父が亡くなった後に、週末農業として受け継ぐことを決意するまでには、ご近所の老人のアドバイスや農業機械の使い方を親切に手ほどきしてくれた人たちの助力がありました。それも、亡父によるご近所とのふだんの交際があっての好意でしょう。後継者として亡父の徳の恩恵にあずかれたことを幸いに思います。

(*1):果樹園の再開を目指して~「電網郊外散歩道」2009年3月

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