電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

携帯電話と中波ラジオ

2011年05月23日 06時05分50秒 | Weblog
携帯電話がしだいに高機能になり、情報源として日常的に活用している人が多くなりました。当方は、情報源としてはもっぱらパソコンを使い、携帯電話は文字通り通話とメール程度にしか使っていませんが、テレビ放送なども受信できるようで、平時には、たしかに役立つ情報源となることでしょう。

ところが、地震などで大規模な停電が起こると、情報源として致命的な欠点が露呈します。それは、電池の消耗が早いこと。先の東日本大震災の際は、電池を長く持たせるために電源を切っておくなどの工夫をしなかった人は、充電できずに困った経験をしたことでしょう。デジタル機器の弱点です。

これに対し、小型のラジオの電池の持ちは別格です。停電が長時間続くとき、ニュースや生活・交通情報など、頼りになるのはラジオです。しかも、中波ラジオ。アナウンサーが読み上げるニュースや生活情報などに、じっと耳を傾けました。まるまる二日間、乾電池の消耗を心配せずに使えたのは、実にありがたかった。同じラジオが、電池交換なく再度の大停電にも活躍しました。立派なものです。災害時には、携帯電話はメール等を中心に、連絡するための使用に限定し、情報を得るのはラジオにする、というような使い分けをすることが大切なようです。

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