電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

私の好きな「第3番」

2009年04月11日 07時31分27秒 | クラシック音楽
オールジャンルで、作曲家1名につき1曲のみという制約がつきますが、とにかく該当する番号の、好きな音楽10曲を選ぶ試みです。第1番(*1)、第2番(*2)に続き、第3番の巻。第3番は、有名どころが多く、選ぶのには苦労しませんが、1人1曲に絞るのに苦労します。

バッハ ブランデンブルグ協奏曲第3番
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」
シューマン 交響曲第3番「ライン」
ブラームス 交響曲第3番
ドヴォルザーク ピアノ三重奏曲第3番
サン=サーンス 交響曲第3番「オルガン付き」
マーラー 交響曲第3番
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番

次点
ブルックナー 交響曲第3番
オネゲル 交響曲第3番「典礼風」

こんなところでしょうか。
バッハは、華麗な管弦楽組曲第3番と最後まで迷いましたが、第2番で管弦楽組曲を選んだこともあり、今回はこちらを。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、「何かいいことありそうな」日曜の朝にでも聴きたい音楽ですし、おでかけ前にもよろしいでしょう。
ベートーヴェンは、これはもうこの1曲だけで堂々たる火山が屹立するようなもの。東北の山にたとえれば、朝日連峰の主峰・大朝日岳のようなものでしょうか。ベートーヴェンは、チェロソナタ第3番をとも考えないでもなかったのですが、やっぱり「エロイカ」でしょう。
メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスは、ロマン派三大「第3番」交響曲ではないかと思います。馥郁たるロマン派の香りをいっぱい身につけたシンフォニーです。いずれも、弦楽四重奏曲やピアノ四重奏曲などの、強力な「第3番」があるのですが、こうして並べてしまうと、やっぱりセットで取り上げたいという気になります。
その分、ドヴォルザークは室内楽で。第1番で取り上げられなかったピアノ三重奏曲を、第3番で取り上げました。これは、第4番「ドゥムキー」のように愛称はついていませんが、なかなかいい曲です。
思わずアクセルを踏みたくなる衝動に駆られる、サン=サーンスの「オルガン付き」交響曲第3番は、交通安全運動中のマイカー通勤の音楽にはまことに不向きではありますが、自宅のステレオ装置で聴く時には、後半の高揚する響きはまた格別です。
長大なマーラーの交響曲第3番は、長距離通勤の友でしょうか、あるいは遠距離出張の親しい道連れかも。CD1枚には収まらない長さですので、MP3等の形式にするなど、携帯音楽プレイヤーに適している曲なのかもしれません。
プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は、アルゲリッチ(Pf)とアバドや、グラフマン(Pf)とセル/クリーヴランド管の演奏などで愛聴しておりますが、ほんとに20世紀の名曲の一つだと思います(^_^)/
次点は、ほんとに惜しいところで、気分次第でサン=サーンスあたりと入れ替わるところです。

(*1):私の好きな「第1番」~電網郊外散歩道
(*2):私の好きな「第2番」~電網郊外散歩道
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