単身赴任・夜間勤務だった頃によく聴いたオペレッタ・ハイライト集の第3集です。3枚のCDの中では、一番のお気に入りだったのがこれです。
始まりは、シュトラウスII世の「こうもり」序曲から。この音楽が始まると、思わず「オペラアワー!」と高らかに叫びたくなり(*)ます(^o^)/
例によって、序曲だけは演奏が異なり、J.ヴィルトナー指揮チェコスロヴァキア国立ブラティスラヴァ交響楽団です。
第2曲、カールマン「マリーツァ伯爵夫人」より「聞こえる!ジプシー・ヴァイオリン」。このCDでようやく出番が増えたシューシャ・チョンカのソプラノが、切ない音楽をドラマティックに歌い上げます。
第3曲、ツェラー「小鳥売り」より「思い出の20年」。小鳥の歌を鳥笛で表しているようです。第4曲、カールマン「マリーツァ伯爵夫人」より「来てくれジプシー」。こちらはやや哀愁をおびたセンチメンタルな音楽。いずれもヤーノシュ・ペルケシュのテノールで。どちらかと言うと能天気なテノール男の歌ですから、あまり哀切な感じはありません(^_^;)>poripori
第5曲、レハール「パガニーニ」より、「愛は地上の天国」。イングリド・ケルテシさんのコロラトゥーラ・ソプラノで。
第6曲、シュトラウスII世「こうもり」より、「ふるさとの調べよ」。シューシャ・チョンカのソプラノで。第7曲、同じく「こうもり」から、ペルケシュのテノールが歌い上げる「飲め、恋人よ、急いで」。やっぱり「こうもり」の音楽はいいですね。
第8曲、カールマン「マリーツァ伯爵夫人」より「ウィーンへ愛をこめて」。
第9曲、シューシャ・チョンカのソプラノで、「こうもり」から「侯爵様、あなたのようなお方は」。Mein Herr Marquis, Mein Herr Marquis, と呼びかける、ちょいと人をくったような音楽。
第10曲、シュトルツ「ボヘミアの魔術師」より、「君を愛す」。ヤーノシュ・ペルケシュのテノールが、ストレートに "Ich Liebe Dich!" と歌います。
第11曲、「こうもり」から、「田舎娘をやる時は」。選曲上、このディスクでは出番が多い、シューシャ・チョンカのソプラノで。技巧的な要素もだいぶ強い、ソプラノの見せ場となる楽しい音楽です。
第12曲、シュトルツ「二人の心はワルツを奏で」。イングリド・ケルテシの軽やかなソプラノとヤーノシュ・ペルケシュの楽天的なテノールによる、わくわくするような二重唱。
第13曲、シュトルツ「お気に入りの家来」より、「君はわが心の皇帝たれ」。イングリド・ケルテシが、"Du sollst der Kaiser meiner Seele sein"と、技巧を抑え心をこめて歌う、といった風情でしょうか。ちょいと胸キュンかもしれない音楽です。
第14曲、シュトラウスII世「ヴェネツィアの一夜」より「入江のワルツ」。ペルケシュのテノール。今ふうに言えば「リゾートの歌」かな。
第15曲、シュトルツ「歌はおしまい」から、「さようなら、私の小さな見張り番」。消灯ラッパのような遠くのトランペットに続いて、イングリド・ケルテシのソプラノが「衛兵交替!」ふうなミリタリー調の軽やかなメロディーを歌います。全曲の終わりが「歌はおしまい」からの選曲とは、伝統的駄洒落保存会の趣旨にぴったりです(^o^)/
しかも、「ザ・ベスト・オブ・オペレッタ」シリーズもこれでおしまいのようですので、二重の意味で「歌はおしまい」とかけているのでしょう(^o^)/
ラースロー・コヴァーチュ指揮、ハンガリー・オペレッタ管弦楽団の演奏、1995年1月に、ブダペストのアルファーライン・スタジオでデジタル録音されたもの。録音も良好で、オペレッタの楽しさを手頃に味わえる一枚になっています。
夜間勤務の単身赴任というと、もう飲み屋さんもしまっていますし、アパートに帰って寝るだけです。風呂に入って、あたたかい人の声を聞きたいと思うと、オペレッタの楽しい音楽が良かったのでしょう。おかげで、すさんだ生活にはならずにすみました。一方で、午前中の自由な時間がけっこう嬉しかった面もありました。現在単身赴任で奮闘中のオジサンたちに、心からエールをおくります。
(*):日曜日の午後3時、NHK-FMでは「オペラ・アワー」という長時間番組を放送しておりました。番組の始まりの音楽が、この「こうもり」序曲でした。そういえば、最近聞いてないなぁ。
始まりは、シュトラウスII世の「こうもり」序曲から。この音楽が始まると、思わず「オペラアワー!」と高らかに叫びたくなり(*)ます(^o^)/
例によって、序曲だけは演奏が異なり、J.ヴィルトナー指揮チェコスロヴァキア国立ブラティスラヴァ交響楽団です。
第2曲、カールマン「マリーツァ伯爵夫人」より「聞こえる!ジプシー・ヴァイオリン」。このCDでようやく出番が増えたシューシャ・チョンカのソプラノが、切ない音楽をドラマティックに歌い上げます。
第3曲、ツェラー「小鳥売り」より「思い出の20年」。小鳥の歌を鳥笛で表しているようです。第4曲、カールマン「マリーツァ伯爵夫人」より「来てくれジプシー」。こちらはやや哀愁をおびたセンチメンタルな音楽。いずれもヤーノシュ・ペルケシュのテノールで。どちらかと言うと能天気なテノール男の歌ですから、あまり哀切な感じはありません(^_^;)>poripori
第5曲、レハール「パガニーニ」より、「愛は地上の天国」。イングリド・ケルテシさんのコロラトゥーラ・ソプラノで。
第6曲、シュトラウスII世「こうもり」より、「ふるさとの調べよ」。シューシャ・チョンカのソプラノで。第7曲、同じく「こうもり」から、ペルケシュのテノールが歌い上げる「飲め、恋人よ、急いで」。やっぱり「こうもり」の音楽はいいですね。
第8曲、カールマン「マリーツァ伯爵夫人」より「ウィーンへ愛をこめて」。
第9曲、シューシャ・チョンカのソプラノで、「こうもり」から「侯爵様、あなたのようなお方は」。Mein Herr Marquis, Mein Herr Marquis, と呼びかける、ちょいと人をくったような音楽。
第10曲、シュトルツ「ボヘミアの魔術師」より、「君を愛す」。ヤーノシュ・ペルケシュのテノールが、ストレートに "Ich Liebe Dich!" と歌います。
第11曲、「こうもり」から、「田舎娘をやる時は」。選曲上、このディスクでは出番が多い、シューシャ・チョンカのソプラノで。技巧的な要素もだいぶ強い、ソプラノの見せ場となる楽しい音楽です。
第12曲、シュトルツ「二人の心はワルツを奏で」。イングリド・ケルテシの軽やかなソプラノとヤーノシュ・ペルケシュの楽天的なテノールによる、わくわくするような二重唱。
第13曲、シュトルツ「お気に入りの家来」より、「君はわが心の皇帝たれ」。イングリド・ケルテシが、"Du sollst der Kaiser meiner Seele sein"と、技巧を抑え心をこめて歌う、といった風情でしょうか。ちょいと胸キュンかもしれない音楽です。
第14曲、シュトラウスII世「ヴェネツィアの一夜」より「入江のワルツ」。ペルケシュのテノール。今ふうに言えば「リゾートの歌」かな。
第15曲、シュトルツ「歌はおしまい」から、「さようなら、私の小さな見張り番」。消灯ラッパのような遠くのトランペットに続いて、イングリド・ケルテシのソプラノが「衛兵交替!」ふうなミリタリー調の軽やかなメロディーを歌います。全曲の終わりが「歌はおしまい」からの選曲とは、伝統的駄洒落保存会の趣旨にぴったりです(^o^)/
しかも、「ザ・ベスト・オブ・オペレッタ」シリーズもこれでおしまいのようですので、二重の意味で「歌はおしまい」とかけているのでしょう(^o^)/
ラースロー・コヴァーチュ指揮、ハンガリー・オペレッタ管弦楽団の演奏、1995年1月に、ブダペストのアルファーライン・スタジオでデジタル録音されたもの。録音も良好で、オペレッタの楽しさを手頃に味わえる一枚になっています。
夜間勤務の単身赴任というと、もう飲み屋さんもしまっていますし、アパートに帰って寝るだけです。風呂に入って、あたたかい人の声を聞きたいと思うと、オペレッタの楽しい音楽が良かったのでしょう。おかげで、すさんだ生活にはならずにすみました。一方で、午前中の自由な時間がけっこう嬉しかった面もありました。現在単身赴任で奮闘中のオジサンたちに、心からエールをおくります。
(*):日曜日の午後3時、NHK-FMでは「オペラ・アワー」という長時間番組を放送しておりました。番組の始まりの音楽が、この「こうもり」序曲でした。そういえば、最近聞いてないなぁ。