電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

暖冬少雪の思わぬ影響

2007年02月13日 21時42分13秒 | 季節と行事
例年にない暖冬少雪の今冬、各地の自治体では除雪費が例年実績の半分以下で、余りそうだといいます。昨年の豪雪では、特別予算を組んでしのいだだけに、自治体の予算関係者はホクホク顔でしょう。

ところが、暖冬少雪を喜ばない人もいます。その代表が、毎年冬季の除雪を請け負っている建設業者でしょう。県や市町村の委託を受けて道路を除雪する例もあれば、病院やスーパーといったところから駐車場の除雪を依頼されるケースもある。これらがパタッと止まるのですから、事態は深刻です。除雪機のオペレータとして、豪雪の中を未明から活動する季節労務者も、生活の当てが失われてしまいます。

大雪の年には拝み倒されて未明から出動し、少雪の年にはお声もかからない。業務の平準化などのできない、お天気しだいな仕事なだけに、業者も働く人もさぞや困っていることでしょう。雪も迷惑なばかりではない。お金を地域社会に回す働きもしている、ということでしょうか。
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