評価 (3点/5点満点)
この本は、特に管理職やリーダーになって仕事がうまく進まなくて困っている方、今後さらに上の役職を狙うための社内政治を学びたい方を中心読者として想定しています。
社内政治力は次の6つの力で構成されています。
(1)社内調整力:関係部門に反対されず、協力してもらえる力
(2)部下掌握力:部下が自分の思うように動く力
(3)上司懐柔力:上司との関係を良好に保ち、支援してもらえる力
(4)社内人脈力:社内に敵を少なくし、支援してもらえる力
(5)権力繰り力:社内・社外権力者との関係を強くし、話を通すことができる力
(6)社外人脈力:社外での活動力、社外人脈を持つことで、社内発言力を強める力
社内政治で最も大事なのは「社内調整力」です。理由は、社内で仕事をすると自然に組織間の利害対立が発生するから。
仕事を推進するうえでビジネススキルや資格だけでは足りないということは、管理職やリーダーとして部下を持ってから気づくと思います。
仕事の自由度をあげる社内政治力は、綺麗ごと・正攻法では通用しない現実への対処法です。