評価 

(3点/5点満点)
習慣化が上手くいかないのは、あなたが意識していない心の奥底の深いレベルで、潜在意識の強烈な抵抗を受けているから!
この本では、その潜在意識の特性を理解し、潜在意識の抵抗を受けない状態にし、さらには潜在意識を味方に付けながら、習慣化を進める方法をお伝えするものです。
・スイッチとなる習慣を1つ見つけ、それを習慣化することであなたの人生は変わる
・潜在意識の特性を理解し、セルフコーチングを応用すれば、習慣を身に付けるのに固い意志は必要ない
・良い習慣を身に付けることによって、あなたの脳の力までもが向上していく
まずは1つの習慣を無意識に行っているくらい徹底的に定着するように動くことが大事でしょう。
その際に、潜在意識を味方に付ければ、成功への道はかなり近くなるということが、本書から理解できます。
【my pick-up】
◎習慣化の初期段階で、最も重要なことは
習慣を定着させるためには、まず3週間続けることです。そして、それが3か月続けば、ほぼ習慣となります。習慣化の最初のフェイズで大事なことは、「成果を上げること」ではなく、「定着させること」です。
◎午前中に重要な意志決定をする習慣
意志決定により、意志の力が消耗していくという点から、重要な決定事項は、午前中の早い時間にしてしまうという習慣も非常に大切だと考えます。午前中は、できるだけ重要な意志決定に関する仕事に集中し、午後からはメールの応答や、優先度の低い仕事、そして雑務などに充てるという習慣は、あなたの仕事の生産性と的確性を向上させることでしょう。
◎普段やらないことをやってみる習慣
快適領域を超えることは、決断です。そして、その決断が脳のニューロンの強い結合を促し、あなたのポテンシャル、つまり潜在能力自体を向上させていくことにつながります。ここでやっていきたいのは、決断ぐせを付けること。
◎腹八分目の習慣
ここでの提案は、お昼ご飯は腹八分目にするような、ちょっとした習慣です。この習慣は、午後の眠気やだるさを起こしにくくなることから、午後からの仕事のクオリティと効率の向上に大きく貢献してくれることでしょう。
◎有酸素運動をした後に、創造的な仕事をする習慣
有酸素運動で生まれた新しいニューロンが、創造的仕事をすることによって、しっかりと定着するという効果も表れたと考えられます。欧米のエグゼクティブの多くが、朝一のジョギングの後に、アイデアワークなど、クリエイティブな仕事に取り掛かるというパターンは、こういった意味でもかなり理に適っています。
◎積極的なとらえ方をする習慣
消極的なとらえ方の最大の特徴は、「自分だけにベクトルが向いている」という点にあります。自分が上手くやるとか、自分のメンツを保ちたいとか、意識が自分のことに集中しています。一方、積極的なとらえ方の最大の特徴は、「自分を超えたものにもベクトルが向いている」という点にあります。自分が会議で格好悪いとか、恥をかくというところよりも、自分のまわりの人たちと会社のために、この企画をより良い形で実現したいというような点に意識が集中しています。







