厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2015年117冊目『なぜ賢いお金持ちに「デブ」はいないのか?』

2015-07-23 21:37:48 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

資産をずっと維持できる本物の賢いお金持ちは、あらゆる面で自己管理が徹底しています。暴飲暴食をしてブクブクに太っている人もいません。本物の賢いお金持ちは、総じてスマートで健康的な体を維持しているのです。

そんな賢いお金持ちには、欲望のままに流されないための「絶対やらない哲学」があり、それを日々実践しています。この本は、数多くのお金持ちへのインタビューから、彼らに共通するその「哲学」を明らかにしたものです。

自己管理ができているお金持ちには、頑張っているという感覚はないのかもしれません。むしろ楽しんでいる、やりたいからやっているという感覚だと思います。自分はこんなに頑張っているのに報われないと不満を言っている人は、まだやりたいことを夢中で取り組んでいる段階に達していないのかも。

太っているのは自己管理ができていない証拠。自己管理ができない以上は、仕事や他の人のマネジメントもできないし、お金も得られない。納得納得。

【my pick-up】

◎体重と資産は反比例する

浪費をやめてシンプルな食生活を続けていると、大きな変化があらわれました。ひとつは、お金が貯まるようになったこと。もうひとつは、体重が落ちていったこと。この事実にこそ、お金持ちになるための原理原則が潜んでいることに気づいたのです。現在の体重は59~61キロ。私の身長(175センチ)を考えればベスト体重といえます。体重が落ちるにしたがって、資産額は増えていったのです。

◎二次会は百害あって一利なし

夜の会食でお酒を飲む場合でも、私が知っているお金持ちのみなさんは、二次会には参加しません。一次会でサクッと帰る。何よりもお酒を飲みながらだらだらと時間を過ごすことに価値を置いていないのです。二次会は百害あって一利なし。余計な出費がかさみますし、終電を逃せば、タクシー代までかかります。おまけに、深夜まで飲食することで確実に太ります。仕事関係者と良い関係を築きたいのであれば、一次会だけで十分なはずです。

◎歯のメンテナンスを後回しにしない

お金持ちになる人は、虫歯がありません。私のまわりのお金持ちも、虫歯がないどころか、みなさんキレイな白い歯をしています。今は3か月に1度のペースで、歯のメンテナンスをしてもらっています。髪を切りにいくのと同じ感覚です。歯石を取って、歯のクリーニングをする。虫歯予防になりますし、歯周病のような恐ろしい病気を防ぐことができます。歯のメンテナンスをすることは、体全体のメンテナンスをすることでもあるのです。自分の歯で食べ物を噛める喜びというのは、何事にも代えがたいものです。まずは歯医者で虫歯のチェックをしてもらいましょう。

◎通勤電車に揺られている時間は価値を生み出さない

お金持ちになりたければ、「職住接近」が断然有利です。通勤時間が短くなれば、家でリラックスして過ごせる時間が増えますし、満員電車で疲れやストレスをためる心配もありません。翌日に備えて英気を養うこともできるでしょう。賢いお金持ちは、仕事に全力で集中することが価値を生み出す事実をよく理解しています。だから、家賃が少々高くなっても、職場に近いところに部屋を借りるのです。通勤時間は何も生み出さないことを考慮に入れて、家探しをしましょう。

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2015年116冊目『経営を強くする会計7つのルール』

2015-07-22 21:20:15 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ダントツな経営ができている会社と経営難に陥っている会社・・・この両者を分ける理由を会計的な視点から分析し、その秘密を明らかにして、皆さんのビジネスに役立てるというのが、この本の狙いです。

強い経営、ダントツな経営ができるポイントは、「数字」を経営に活かす7つのルールにあります。

1.客単価をつり上げる

2.顧客数を増やす

3.優良顧客を見極める

4.ビジネスを高回転させる

5.好調品に集注特化する

6.ダラリ(ムダ・ムラ・ムリ)を排除する

7.プロセスを複眼(鳥の目・虫の目・魚の目)で観る

損益分岐点分析における固定費と変動費分解、ROAとROE、在庫管理など、財務会計・管理会計で必ず登場する基本項目も分かりやすく理解できます。

ちょうど今、東芝の不適切な会計処理が話題となっていますが、経営(ビジネス)に「数字」をコミュニケーションツールとして活用する際も、その前提として経営者の正しい倫理観・顧客志向が必要だと感じましたね。

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2015年115冊目『大人の値打ち』

2015-07-21 18:13:50 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

あなたは、「自分は立派な大人だ」と胸を張って言えますか?

そうではないというなら、この本がきっと役に立ちます。

社会に出るときは、誰にでも「将来はあんな人になりたい」「あんな暮らしをしてみたい」という夢や理想を持っています。しかし、たいていの人は思うようになりません。現実と夢が、次第に遠く離れていってしまうことの方が多いのです。

そのときに「まあ、別の道もあるさ」と、横道や裏道へと舵を切り、人生を組み立て直せるか。それができれば、成功への道は途切れることなく続いていくはずです。

著者の川北義則さんは現在80歳。これまで200冊近い本を出されていますが、「人生を豊かに愉しく生きる」ことが基本にあると感じています。何を大切に考え、どこを目指していようが、人生というのは結局、面白がって生きた者が勝ちであり、大人であればその術を持っていなければならないと本書を読んで思いました。

【my pick-up】

◎「プライオリティを考えよ」には落とし穴あり

じつは私も、「人との約束が重なりそうになったら、先着順にする」と決めている。ある意味では、洗濯機のように単純に考えているわけだ。それも仕事のことだけではない。プライベートで温泉に行くと決まっていれば、あとから降ってわいたような仕事より、迷わず温泉を優先する。そのせいで仕事のチャンスを逃しても、まあ仕方がないと思えるし、先着順と決めておけば、返事を保留状態にして悩み、その間、相手をいたずらに待たせることもない。それこそが、声をかけてくれた相手への本当の礼儀というものではないか。

◎「みずから気づける力」を磨いているか

私の経験からいわせてもらえば、上司が叱ろうがホメようが、伸びる人間は勝手に伸びていくし、伸びない人はずっと停滞したままであることがすくなくない。会社でも、ほんの数か月でぐんぐん急成長していく新人がいるものだ。彼らの特徴は、まず素直であることだ。ホメ言葉も苦言も、とりあえず素直に受けとめ、自分のたりない部分にスッと取り込んでしまう。だから、仕事の吸収スピードが速いのである。といっても、素直なだけではまだたりない。素直な性格の持ち主で、なおかつ、伸びしろが大きい人にそなわっているのは、自分自身で「気づく力」である。

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2015年114冊目『突き抜けた結果を出す人はなぜ「まわり」に振り回されないのか?』

2015-07-20 21:35:19 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

突き抜けた結果を出す人は、周りの環境に振り回されません。自分を見失わず、常に自分のやるべきことをやります。どうしたらその安定したメンタルをつくれるのでしょうか。

この本では、精神科医で一般のビジネスパーソン向けの著書も多い西多昌規さんが、絶対にぶれない集中力の作り方を医学的な見地から伝授します。

どんな環境下でも常に最高のパフォーマンスを発揮するためには、集中力は不可欠です。まわりを尊重しながら、まわりに振り回されない集中力の整え方を本書から学びましょう。

【my pick-up】

◎バカにはできない「風邪」の予防法

ビジネスパーソンを観察していて感じるのは、仕事のできる人というのは、あまり風邪をひかないものです。風邪ばかりひいている人は、パフォーマンスが上がらないという悪印象をもたれがちです。また、大事な仕事が終わって疲弊している状況が一段落した後は、風邪をひきやすいときと言えます。

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2015年113冊目『問題解決のためのセパレート思考』

2015-07-17 14:38:05 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

問題をいかにシンプルにして、正しい決断や行動につなげていけばいいのか?そのためには、まず問題と頭の中をシンプルに整理する必要があります。

その整理をするときに、絶大な効果を発揮するメソッドとして「セパレート思考」を紹介します。「セパレート思考」とは、「問題を仕分けする思考法」です。

また「セパレート思考」は、正しい決断や行動に導くだけにとどまらず、アイデアを引き出す創造力の活性化にも役立つとのこと。頭の中にあるゴミを捨てて、シンプルに思考することが、皆さんの中にある創造性を最高に引き出すのです。

セパレート思考の具体的な方法は本書を読んで頂きたいのですが、ほぼすべての項目に以下の記載があります。

それでは、あなたも「セパレート・メモ」を作成してみましょう。まずは、メモを用意し、次に紙は横置きにしてください。紙の真ん中に縦の線を引き、左側に●●、右側に●●を書き出してみましょう。

●●には、「定量・定性」「短期・長期」「「変えられる・変えられない」などいろいろな要素が考えられ、かつ要素も2つだけでなく、縦の線を複数引いて3つ以上の要素で仕分けすることもあります。

頭の中だけで考えるのではなく、実際に紙に書き出して整理することが大事ですね。

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