評価 (3点/5点満点)
原著は、シカゴ大学心理学部教授(認知科学)のシアン・バイロック氏の『HOW THE BODY KNOWS ITS MIND』。
この本には、人間の脳と心が外から影響を受けたときの例がたくさん登場します。どんな人でも、体の首から上は、首から下の部分からたくさんの刺激を受けています。人間の体と脳の間にははっきりとした境界線を引くことは難しい。その境界線があいまであることをうまく利用して頭と体を使う方法が、本書に詰まっています。
今のようなオフィスに座りっぱなしの仕事のやり方では、最高のコンディションでパフォーマンスしたり、考えたりということができなくなります。体を使って脳を活性化させる方法を学びましょう。
体と脳のつながりを知るという興味深い体験をしながら、自分をさらに磨き、仕事も生活も恋愛も充実させ、人生を輝く素敵なものにする大きなヒントが隠された1冊だと思います。
以前、『脳を鍛えるには運動しかない』(2009年・NHK出版)という本が注目を浴びましたが、それにも通ずる内容でした。