厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年112冊目『引きずらない人は知っている、打たれ強くなる思考術』

2015-07-16 13:17:59 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「打たれ強い」と言われる人は、「切り替え上手な人」です。凹むようなことがあっても長くひきずりません。前向きなことにすぐに頭と気持ちを切り替えます。これは、心構えやノウハウを知るといったスキルで何とかなるものです。

この本は、あなたの意識が切り替わり、たとえ多少凹むような出来事があったとしても引きずることなく、乗り切っていけるきっかけになると思います。

どんな環境や状況でも楽しんで仕事をすること。

多少凹むような出来事があったって、さっさと意識を切り替えて、それを引きずることなく次に進んでいきましょう。

ちなみに、本書の初版は2014年4月ですが、今回読んでいく中で、以前読んだことがあることに気づきました。なぜ同じ本をまた買ってしまったのか?実は、中身は一緒で、表紙のカバーのデザインが新しくなっていたのです!こんな売り方・リニューアルもあるんだな、と納得してしましました。

【my pick-up】

◎健康が良い仕事を生む

私の知っている仕事ができる人たちの共通点は健康だということです。皆それぞれ自分なりに健康に気を遣い、フィットネスクラブに行ってトレーニングマシンで鍛えたり泳いだり、あるいは定期的に断食をしたりしています。経営者仲間でトライアスロンやマラソンをやっている人が多いのも、もともとは健康のためということがあったのかもしれませんが、それを仲間と楽しくやることで、趣味と実益を兼ねているのかもしれません。

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2015年111冊目『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』

2015-07-15 09:40:33 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、経済キャスター・ジャーナリストの谷本有香さんが、実際に見聞きしてきたトップリーダーの「自分の時間を有意義に使う=時間のROA(利益率)を最大限に上げる」方法を記したものです。具体的な実例をもとに、彼らのように時間を使いこなすためのテクニックをレクチャーしています。

世界トップリーダーの時間に対する基本的な考え方とは、

目の前の時間の使い方に意味を与えること/自己重要感を高め自分の時間の価値を意識すること/将来のビジョンを掲げ、そこから今この瞬間の選択を導き出すこと

その他、世界トップリーダーが支配する時間に関する3つの法則、時間を味方につける7つの方法、スピードアップする6つの時間術が紹介されています。

「Time is on my side=時間は常に私の味方だ」

タイムコンシャス、つまり時間に対する意識が高い、鋭い時間感覚を持つ人になりたいものです。

【my pick-up】

◎車移動より自転車移動が選ばれる理由とは

車特有のロスタイムを嫌う若いリーダーや、健康を気遣うリーダーは、移動手段として自転車を選びます。自転車なら渋滞がないので、純粋に自分のスピード感覚で「20分で着くな」などと計算することができます。これは、スケジューリングの鬼である彼らにとって非常に好都合です。都会であれば、時間帯によっては車より早く着くこともあります。アマゾンジャパンなど、最近では社内に自転車通勤者用のシャワールームを設置する企業も出てきました。自分が信じるゴールのためには毎日1時間を投資しても、ノートパソコンを開く数秒のロスは許さない・・・。このメリハリの利いた時間の使い方こそ、彼らが時間を味方にし続けられる秘訣なのかもしれません。

◎「インプット」と「アウトプット」を同量にする

彼らは、情報を取り入れる「インプットの時間」とその情報を形にする「アウトプットの時間」を同量にするのが、ビジネスの最前線で活躍し続けるためにもっとも重要なことだと考えています。アウトプットに関しては、忙しく働く人であれば常に要求されることなので、ほとんど意識する必要はないでしょう。逆に、忙しい人ほど疎かにしてしまうのがインプットです。エセックス大学の研究では、1日6分読書をするだけで、全体の7割近いストレスを減らせることが証明されています。出口治明氏(ライフネット生命代表取締役会長兼CEO)や国際ジャーナリストの蟹瀬誠一氏など、就寝前の時間を読書に充てるトップリーダーは非常に多いのも事実。逆の見方をすれば、彼らはインプットし続けているからこそ、アウトプットし続けられるのでしょう。

◎「つき合いやすさ」はスキル以上に重要である

世間的には、ビジネス上のスキルによって仕事を任せることが善だとされていますが、「仕事がしやすい」「コミュニケーションが取りやすい」というのも立派なスキルのひとつ。むしろ、それ以上に重要です。なぜなら、スキルはトレーニングで付加できますが、つき合いやすいかどうかという人間同士のケミカル的要素は簡単に変えられないからです。自分はどんな人と仕事をしたときに、「やりやすいな」と感じたのか、過去の事例を棚卸しして、自分なりの「仕事相手の成功法則」を探してみましょう。

◎重要なデータを暗記して、「即戦力」コンディションに

彼らは、重要なデータを暗記しているので、突然の突っ込んだ質問にもその場で即座に回答することができます。必要なデータを暗記してしまえば、資料を探す手間が省けるというメリットもあります。今は、ネットで検索すればどんなデータもすぐに取り出せる時代です。その便利さゆえに、つい「記憶すること」の大切さを忘れがちですが、データを自分の頭の中に持っていることと、「調べればわかる」状態とでは天と地ほどの差があります。進行中のプロジェクトのポイントとなる数字くらいは、資料任せではなく自分の頭の中に記憶しましょう。

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2015年110冊目『仕事が楽しくなる47のヒント』

2015-07-14 18:52:02 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

今は「つらい」かもしれない方も、つらくはないけれど「楽しい」とは思えない方も、言葉やフレーズとの出会いから、何かきっかけをつかむことで考え方が変われば、「仕事は楽しい」と思えるようになります。

この本を読めばきっと、今の考え方を変えるヒントやきっかけになるフレーズに出会えると思います。

・仕事は、お金をもらいながら、自分が成長できる場、人との出会いの場を毎日いただける。

・結局のところ、仕事を楽しむとは、仕事に没頭するということである。

著者の木山泰嗣さんは、これまで没頭してきた税務実務(弁護士活動)を離れ、今年4月から大学の教員として仕事をすることになったそうで、弁護士としての仕事について考えてきたことを、特に若い方に向けてまとめた1冊と言えるでしょう。

自分の中での「自分のスタンダード」をもち、自分に厳しく、人に優しくしていけば、まわりにも良い影響を与えられる人になれますよ。

【my pick-up】

◎指名されたものを受け入れる勇気をもつ

いまわたしが手掛けている専門分野と呼ばれるものは、基本的に「わたしがやりたかったことや、くわしかったこと」ではなく、指名を受けて断らなかったものです。断らなかったといったのは、指名を受けたときにはどれも「果たして自分にできるのか」「自分で大丈夫なのか」と不安になったものばかりだからです。それでも断らなかったのは、新しい仕事の依頼は「チャンス」だと思うようにしてきたからです。事実、それらはみな、あとからみれば「チャンス」だったといえるくらい、大きくふくらんでいきました。

◎ひとりになる時間をもつ

仕事が人と接する時間が多いものであればあるほど、ひとりの時間を確保したいものです。わたしはお昼の時間はひとりで過ごします。この時間に本を読むこともありますし、原稿のゲラをチェックすることもあります。ひとりでカフェで過ごす時間は、ひとりであることを確保します。ここでクールダウンをして、午後の仕事に突入します。脳もいったん休みますし、10分でも15分でもひとりの時間をとっておけば、午後眠くなることはありません。わたしの場合はごはん(お米)をお昼に食べると、午後ほぼ確実に眠くなりますので、食べないようにしています。これは人それぞれだと思いますが、自分がお昼に食べる物と午後の脳の働きを観察し続けた結果、このことがわかりました。仕事帰りの夜の時間に、お店に立ち寄るのもよいと思います。帰るときに、自宅の近くのカフェに寄ってみるとか、ふだん降りない帰宅途中の駅で降りて、お茶をするくらいはできるのではないでしょうか。習慣にしてしまって、そこで本を読むとか、専門誌を読むとか、そういう時間をとるのも有益です。

◎他人に理解をしてもらうことはそもそも困難であることを知る

「あの人は、全然わかってくれない」「あなたはなにもわかっていない」という人がいますが、そのそも人は、他人のことなど理解できるものではありません。こういうセリフを吐く人は、他人に対して期待をし過ぎなのです。そもそも、その期待はすべて「自分の気持ちをわかってほしい」という発想から始まっていることに、まずは気づくべきです。「わかってくれない」といわれた相手からすれば、あなたに対して「あなたもわたしのことを、わかってないけどね」と思っているのではないでしょうか。大人なのに大人でないといわれる人は、基本的に子どものころは許されたことを、大人になったのに卒業しないで、そのままそのわがままを引きずっている人です。結局、こうした人は、自分がどこかで気づかないかぎりは、一生子どものままです。人に過剰に期待をし、人のせいにし、まわりにストレスを与え続けます。人が去っていくのをみて、自分に原因があると考えることもしない。人はそもそも、他人を完全に理解することはできません。つまりは誤解の積み重ねが、人に対する理解である、ということです。こうした人間の本質は、本を読む人であれば、どこかで理解していくものです。でもそれを人に説明することは、ふつうはしません。ここで大事なことは、理解してもらえることを前提に動いてはいけない、tごいうことです。その基本原則を理解していれば、理解してもらえたときには感動できます。その感動を求めて仕事をすれば、仕事はきっと楽しくなります。

◎このままいくとどのような危険があるかをつねに考える(先回りする)

仕事を上手にこなしている人は、危機管理能力が高い人だといえます。危機管理能力のなかで、最も重要なことは、危機(リスク)を察知する能力です。法律論では、「過失」(不注意)に対して責任を負うことを「過失責任」といいます。過失責任が認められるためには、「注意義務違反」が認められることが必要です。そして、この注意義務違反は、「予見」と「結果回避」の2つから成り立っていると考えられています。まず、予見です。これはあらかじめ、このまま進むと、どういう事態が起きそうかを察知することです。予測する、といってもよいです。段取りが上手な人は、仕事ができる人に多いです。段取りというのは、かんたんにいえば、予見(予測)ができるかどうかです。このまま明日の会議をむかえると、会議で「○○はどうなっているんですか?」と質問されるだろう。そのように予見(予測)ができれば、あらかじめその回答を準備することができます。もっとも、予見をできたとしても、過失責任を負わないこともあります。それは結果を回避することができなかった場合です。2つ目に問題にされるのが「結果回避」であるといったのは、この点にあります。余裕をもったスケジュールが組めるのに、「交通機関の時刻表どおりであれば送れなかった」(だから交通機関の遅延がわるい)、というのは社会人としての説得力ある弁解にはなりません。それは一般的にだれでも予見できることであり、スケジュール上、交通機関の遅延による遅刻という結果は、余裕をもったスケジュールを組めば避けることができたはずだからです。

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2015年109冊目『頭は「本の読み方」で磨かれる』

2015-07-12 18:53:39 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

茂木健一郎さんによる、脳科学者流読書ガイドです。「本の選び方」「味わい方」「実践へのつなげ方」を明らかにしています。

ものすごい量の情報が毎日流れてくる時代だからこそ、流されないためのアンカー(錨)としての本が必要とされています。また、本がいちばん情報の濃縮度が高いので、本は脳が育つための最良の肥やしにもなります。

・1冊の本の中には、一人の人間と何回も食事をともにして、仲よくなって初めてわかるような深い思考が披露されています。読書をたくさんするということは、気軽なあいさつだけの人間関係とは違う、濃い人間関係をたくさんの人と持てるということでもあるのです。(P.22)

・ぼくがこれほどまでにみなさんに、読書をおすすめする理由は何なのか。それは、どんなに時代が流れても、われわれ人間は絶対に「言葉を使い続ける」からなのです。そして、言葉は本で磨かなければ光らない。(p.30~31)

「本なんて必要ない」と思っている人は、いずれ人生の深みや喜びに差がついて、絶対に後悔することになります。

本書では、人生の貴重な時間を費やし、手間ひまをかけてでも読むに値する、宝物のような本70冊が紹介されています。ぜひその中から、1冊でも手に取ってチャレンジしてみて下さい。

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【発表】2015年上半期特にオススメの12冊!

2015-07-11 23:57:38 | お知らせ

2015年上半期に本ブログで紹介した100冊のうち、4点以上の評価をつけた「誰が読んでも役に立つ12冊」を総括したいと思います。

【2015年1冊目】『グロースの時代』(森岡康一、KADOKAWA)

【2015年2冊目】『答えを出さない覚悟』(山本賢治、総合法令出版)

【2015年12冊目】『佐藤可士和の打ち合わせ』(佐藤可士和、ダイヤモンド社)

【2015年20冊目】『安田式時間ルール35』(安田正、日本文芸社)

【2015年21冊目】『手放す!技術』(山本憲明、大和出版)

【2015年27冊目】『筋トレをする人は、なぜ、仕事で結果を出せるのか?』(千田琢哉、総合法令出版)

【2015年39冊目】『なぜ年収3000万円の男はセンスにこだわるのか?』(臼井由妃、かんき出版)

【2015年46冊目】『ネクタイを毎月3本買う人はなぜスゴイ仕事ができるのか』(野呂エイシロウ、祥伝社)

【2015年47冊目】『時間資本主義の到来』(松岡真宏、草思社)

【2015年58冊目】『稼ぐ力を手にするたったひとつの方法』(加谷一、清流出版)

【2015年72冊目】『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑、サンマーク出版)

【2015年93冊目】『シンプルに考える』(森川亮、ダイヤモンド社)

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