厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年141冊目『1兆円を稼いだ男の仕事術』

2009-08-27 12:56:56 | おすすめビジネス書
1兆円を稼いだ男の仕事術 1兆円を稼いだ男の仕事術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-07-02

評価  (3点/5点満点)

著者の夏野剛さんが、主にドコモ時代に何を心がけ、どのように仕事に臨んできたのかについて、83の成功のキーワードとしてまとめた1冊。

この本のタイトルは、「iモード」や「おサイフケータイ」、「FOMA」などを手がけた夏野さんがドコモにもたらした利益は1兆円をくだらないというところから来ているそうです。

ちなみに、夏野さんは2008年6月にドコモを退社し、現在はドワンゴ取締役、慶應大学特別招聘教授、及び数社の社外取締役に就かれています。

単なるテクニック的な仕事術としてでなく、様々な人たちとの縁、関わりなどのエピソードも盛り込まれており、ビジネス全般に対する思考・戦略のあり方を学ぶことができます。

【my pick-up】

◎やるべき仕事がなくなったら次に進む

ドコモ時代、私はさまざまなサービスの開発に携わり、それにより社会にも会社にも貢献することができました。そんななか、2008年6月にドコモを退社したのは、「ドコモでやるべきことは、すべてやり尽くした」と感じたからでした。

そこには確かに達成感はありましたが、その一方で、あの頃のドコモでは「もはや社会に影響を与える仕事ができない」という思いもありました。これから携帯電話業界が進もうとしている方向が、私の信条とは合致しなかったのです。

私が退社を考えるようになったのは、2007年12月にドコモが販売形態を変更し、企業にとってリスクの少ない販売システムを導入したあたりからでした。発端は、それまでのインセンティブ制度を見直せと、総務省からお達しが出たことにあります。

この制度は、今ではもっぱら悪者扱いされていますが、私は今後も有効なビジネスモデルだと考えています。

新規の契約希望者も、他社からの乗り換えを考えている人たちも二の足を踏んでおり、業界全体にかつての活気がなくなった感があります。

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今年140冊目『ピンチに慌てず、チャンスを創る82のゴールデンルール』

2009-08-27 09:00:39 | おすすめビジネス書
ピンチに慌てず、チャンスを創る82のコ゛ールテ゛ンルール ピンチに慌てず、チャンスを創る82のコ゛ールテ゛ンルール
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-08-07

評価  (3点/5点満点)

日本ヒューレット・パッカード社などを経て独立し、現在ビジネスコミュニケーション全般の企業・団体研修、各種コンサルティング業務を手がける㈱グローバリンク・代表取締役の大串亜由美さんが、お手本にしたい人たちの仕事のエッセンスをまとめて、本物の仕事をするためのヒントとしたものです。

本書の”はじめに”にもあるとおり、読めば当たり前のことのようだけれど、当たり前のことを当たり前にできている人は本当に少ないと感じます。「82のゴールデンルール」のなかで自分に足りないものは、1つからでも実行していきましょう。

【my pick-up】

◎ノー残業デーは率先して帰る

「この日は早く帰ろう」「月末は忙しいけど、月初はなるべく早く帰る」と、自分で決めてバランスをとる。燃え尽きてしまわないよう、仕事にメリハリをつけてセルフコントロールします。

◎「次の人」への配慮

上司に頼まれて資料を集めた時。中身がひと目でわかるよう、インデックスを付ける。じっくり読む時間がない上司のために、重要な部分に付箋をしておく。「必要なら、ここは過去10年分の数字も揃えられます」のメモを添える。

◎「忙しい」は、かっこ悪い

いつもあくせく、忙しそうにしている人。「忙しい」が口癖の人。打ち合わせ中にしょっちゅう携帯を鳴らして、「ちょっとすみません」を中座する人。これは、仕事をコントロールできていないということです。

◎豹変しない

「あの人は得意ですから、任せてください」という人を、私は信用しません。それは相手を軽んじていたり、「あの人なら無理を言っても大丈夫」と甘えているだけだから。「この人は得意」と思ったら、自分が手抜きをしていないか、振り返ってみましょう。

◎一流を目指すための7つのポイント

①配慮はするけど、遠慮はしない。

②過去は引きずらないけど、忘れない。

③簡単に諦めないけど、無理もしない。

④芯はあるけど、頑なにならない。

⑤誰に対してもベストを尽くす。でも、全員から好かれることを求めない。

⑥アドバイスは素直に聞く。でも、それを使うかどうかは、自分で決める。

⑦滅私奉公から「活私」貢献へ。

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