「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~ 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2008-03-27 |
評価 (5点/5点満点)
著者の村中剛志さんは、外資系IT企業(IBM)でプロジェクトマネジメントの仕事をされており、仕事の要領がよい人たちの共通点として「先読み力」(起こりうる出来事(問題)を推測・発見する力)があると指摘しています。
本書のサブタイトルでもあるプロアクティブ(proactive)とは、先読み力を駆使して先手を打つ1歩先に行動することをいいます。
★先読み力を鍛えるタイムマネジメント
・スケジュールには予定だけではなく実績を記録し、両者を比較して分析する。
・緊急に飛び込んでくる仕事を減らし、緊急でない重要な仕事を優先して
実行する。
★メンバーが躍動するチームマネジメント
・「TOP5」(その週に実施する予定の仕事のうち、優先順位ベスト5のタスク
リスト)を各メンバーが作成し、先週の結果も合わせて全員が発表する。
★リーダに必要な3つのマインド
・リードするこころ、援助するこころ、感謝するこころ
段取りよく仕事をする、つまり最も短い時間で最大の効果をあげるには、個人あるいはチーム全体が先を読んで手を打っておくことがとても重要であり、本書はこの方法を具体的に示してくれます。
2008年に読んだビジネス書の中でも上位10冊に入る良書です。