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時計の針は逆に回せ! 価格：￥ 1,575（税込） 発売日：2008-10-22 |
評価 
（4点/5点満点）
都市設計家で、つくば科学万博（1985年開催）の会場設計責任者であった山田雅夫さんの著書。慶應大学大学院（政策・メディア研究科）講師も務められています。
本書で紹介されている時間管理術は、「細切れ時間」×「逆算思考」×「問題発見力」で構成され、タイトルである時計の針を逆まわりに回すとは、「逆算思考」における仕事の期限をスタート地点にして、第3、第2、第1の峠へと戻るように仕事の関門をチェックすることを意味します。
また、この3つの要素に加え、都市設計家らしくビジュアルの要素を重視する「知的生産術」（”スケッチ”で一瞬にして相手に伝える）も披露されています。
・メールは200文字（約5行）以内。
・仕事に着手した直後のとても早い段階で、試作品をまず一通りつくってしまう。
・ものには日付を入れる。
・説明ペーパーはＡ４・1枚にまとめ余白を意識的に設ける。Ａ3の場合にはプレゼンテーション効果を最初から意識する。
など、簡単ながら実際やっている人は驚くほど少なく、タイムマネジメントに効果を発揮する具体例が満載です。
ちなみに、著者の山田さんも月40～50冊、年間500冊の読書をし、多読をすすめています。仕事を効率化して得られた貴重な時間を惜しみなく読書に投入し、2日に1回まとまった時間で2時間を確保する習慣をつけるべきと主張されています。
