厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2024年217冊目 『うまくいかない人間関係逆転の法則』は、「犠牲者・迫害者・救済者」の3者で関係を考える

2024-07-25 14:26:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

悪い人間関係をいい人間関係に変えていく方法を、実例を示しながら分かりやすく紹介しています。

 

自分や相手の「強み」を最大限に引き出して成長できる。

そのためには、クリエイターマインドを持ち、クリエイターとして生きることが重要です。

 

【my pick-up】

◎《犠牲者》の本心は、あまり変わりたくない

《犠牲者》は、じつはとてもラクな立場なのです。悪いのはすべて別の誰か。起きている悪いことやイヤなことはすべて誰かのせいであって、自分の責任ではないのです。だから、自分で何か新しいことや難しいことにチャレンジする必要も、がんばる必要もない。チャレンジしないから、失敗もなく、心が傷つくことを避けられるというわけです。幸せになるために自ら事を起こして切り拓いていくのは、大変なことです。それにはエネルギーがいるし、責任がともなうからです。

◎《迫害者》は非難、攻撃、統制しようとする

《迫害者》の役割の人は、もともとイヤな思いをさせられてきた経緯があるから、ふたたび《犠牲者》になることを極端に恐れているのです。

1.相手を非難する

相手を陥れ、自分の優位を保とうとします。「自分は強いんだぞ」「自分のほうが上なんだぞ」ということを見せつけようとするのです。

2.先制攻撃する

相手にやられる前に攻撃を仕掛けるというもの。勝ち負けにとてもこだわり、「何があっても絶対勝つ!」というメンタリティを持っています。

3.統制的な態度をとる

常に相手や状況を自分の支配下に置こうとします。その結果、高圧的な行動になります。

◎《救済者》は本当にいい人なのか

《犠牲者》が《救済者》のせいで、かえってダメになる理由はふたつあります。

《救済者》が《犠牲者》の問題を代わりに解決してあげるため、《犠牲者》自身に問題を解決する能力が身につかない。その結果、ずっと《救済者》を必要としてしまうのです。

《救済者》が「犠牲者はかわいそうな人なんだ」と決めつけることで、《犠牲者》自身も「自分はかわいそうな人なんだ」「どうせできない人間なんだ」と思い込み、かえって無力感が高まってしまうのです。

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