会社が放り出したい人 1億積んでもほしい人 (PHP文庫) 価格:¥ 560(税込) 発売日:2006-07 |
評価 (3点/5点満点)
著者は「朝まで生テレビ」等の出演でもお馴染み、自ら創業したドリームインキュベータ代表取締役の堀紘一さん。これまで読売新聞社、三菱商事、ボストンコンサルティンググループでの勤務経験をお持ちです。
本書は2004年11月に刊行され、2006年7月に文庫化されました。今でもコンスタントに売れています。タイトルのとおり、会社が1億円積んででもほしい人と、会社が放り出したい人の決定的な違いを知ることで、われわれがこれからどう生きていけばよいのかを教えてくれます。
【経営者がほしい希少価値のある社員】
アントレプルニアルな人材
・仮説が構築できる人(会社にいても1人か2人)
・実行力がある人(全社員の1割か2割)
・みんなと力を合わせて仕事ができる人(全社員の8割)
【経営者が放り出したい有害な社員】
仕事ができる・できないに関係なく社内のムードを壊すタイプ
・マイナス思考の人
・デマを飛ばす人
・ヤル気のない人
【1億円プレーヤーになるための基本条件】
・何か一芸に秀でている
・強烈な目的意識を持っている
・常に原因自分論で生きている
・絶対に諦めない
・表現力が身についている
・信用がある
・真の仲間がいる
【経営者のリーダーシップに不可欠なキーワード】
「マネージャーのリーダーシップ」には必ずしも必要ない、両者の決定的な違い
・自信
・勇気
・向上心
・メンタルタフネス(強靭な精神力)
各項目の詳細は本書を読んでみて下さい。
ほかにも、「いままで出世した人・しなかった人」を戦後サラリーマン社会から詳細に分析するとともに、「なぜリクルート出身者は成功するのか」「なぜソニーは早慶のOBばかりになったか」など、読み物としても面白いです。
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