評価 (3点/5点満点)
この本では、成功者と呼ばれている人たち、結果を出し続けている人たちが実践している朝の使い方の中から、より効率的で効果の高いもの、さらに誰もがすぐに始められることを、わかりやすく簡潔にまとめています。
その多くが、1分ほどでできてしまうワークばかりです。
いまの成功者がみんな、はじめから朝を有意義に過ごせていたわけではないと思います。朝の過ごし方を変えることで、人生は変わるのです。
本書で紹介されているワークの数々は、1日のどの時間にやっても有効なものが多いですが、なるべく早い時間に行えばその効果が何倍にもなることでしょう。
【my pick-up】
◎体重、体形を管理して自分を演出する
シャワー前に必ず体重計に乗り、チェックすること。そして、体重が1キロオーバーしていたなら、その日の食事量を減らすなどして、オーバーしている1キロを減らす生活をし、もとに戻します。これを毎日続けることで、「気づいたら5キロも太っていた!やせるのが大変・・・」という状況をつくらなくてすむというわけです。
◎他人に対していっさい腹を立てない
結果を出し続ける人は、人に対していい意味で期待しすぎません。〝違っていること〟が受け入れられるようになると、人付き合いが非常に楽になります。人は、相手が思うような言動をしないとイライラしてしまう習性があります。言い換えると、相手が自分の思うような言動をするものだと、勝手に期待し、思い描いていない対応をとられたときにイライラするのです。期待しすぎなければ、裏切られたような気がすることもなく、イライラすることもなくなります。
◎部下に指示の前フリをする
結果を出す人は、朝礼時に部下にざっくりと、その日、週の仕事の予定、いわゆる〝前フリ〟をしています。前フリをしておくと、部下のほうでも「次は、こんな仕事が来るんだな」などと、心の準備ができるため、指示と同時に行動に移すことができます。ただし、1つ注意が必要です。全体に話すことももちろん大切ですが、必ず個人に行ってください。担当者に心の準備をしてもらうと同時に、新しい仕事について考える時間を与えるために、早めに前フリをしておきましょう。もう1つ、前フリには大きな効果があります。それは、前フリをすることで、部下があなたを信頼できる人と考えることです。
◎決断は1分だけ本気で考える
三日三晩考えようが、十月十日悩もうが、決断は一瞬。迷う時間と、決定する時間とは別なのです。私はよく決断が速いといわれますが、それは、あれこれ迷う時間を極力減らしているからです。現在では、周りの人を巻き込まなければならない案件など、よほどのことがない限り、1分だけ本気で考えて決断を下すことにしています。言い換えると、1分だけ本気で考えたら、それでおしまいにします。このとき考えるのは、これから下す決断によって起こることの想定とその対処法です。決断が速まった分だけ、起こす行動も早まり、当然、結果も早く出ます。
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