厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2021年200冊目『40代の鬼100則』は、先輩の価値観から自分の価値観に転換する時期が40代である

2021-09-19 15:36:01 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

明日香出版社の「鬼100則シリーズ」の最新刊です。

 

リクルートの事業経営では結果を出せぬまま、半ば自暴自棄的に退職。

独立後も、大きな投資をしたビジネスがしばらく軌道に乗らずキャッシュショートに陥り、資金繰りに奔走する日々。

 

そんな40代で七転八倒しながら基盤を作ってきた著者が、40代でさらに活き活きと生き、やりたいことをやり、楽しく働き、遊び、稼ぎ、人生を思う存分味わい尽くせるようにとの思いがあふれています。

 

現在40代の中心は「団塊ジュニア世代」と言われる人たち。上司や先輩たちの古い価値観に縛られて、自分を小さく感じ、悩み、身動きが取れない状況に自分を追い込んでいる人が多いかもしれません。

 

しかしこれからは、自分自身の価値観を認識・重視し、それをもとに仕事や人生を進めていけばいいのではないでしょうか。

 

【my pick-up】

◎上司と部下の「板挟み」はこう乗り越えろ

まずやるべきは「自分なりの解釈」を常に持つこと。上司が決めたことや言ってきたことに対して、自分なりの「意味づけ」を行う習慣が重要。なぜなら、上司の使う言葉やメッセージでは行間が広すぎて曖昧になることも多いし、ましてや経営者や上司だって人間なので、悪手を講じることだって当然あるからだ。その上で、自分の言葉で伝え動かす努力をする。

◎40代は「嫌われろ!」

意志を持って業務推進していく人材なら、当然「嫌われる」こともある。40代で一端の人材は、表面上はどちらかというと「厳しい」印象を与えることが多い。部下から、ときには腫れ物に触るような扱いをされたり、〝○○さんって、厳しいよね・・・〟とか、〝○○さん、怖いね・・・〟というワードが職場では出ているはずで、〝いい人だよね〟と言われていることはまずない。

◎「嫌いな人とは会わない」とまず決める

実際問題として、嫌いな上司や部下や顧客との時間を取らなくても何とかなるし、それで叱責されたところで大きな問題でもない。上司でも部下でも顧客でも嫌いな人とは極力コミュニケーションをとらないように過ごしてきた。だから、ずっと精神的健康を保てている。

◎まだまだ「投資先行」で生きろ

40代に限らず、とにかく、社会に出ると「学ばない」人が多い。おそらく、それは会社という器の中で「育てられている」と勘違いしている人が多いから。それまでの投資不足によるカラカラの自分に急充電を施し、今現在も年間の自己投資額は数百万円に上る。でも、そのおかげで、何とか50代半ばの自分が仕事でもプライベートでも自分らしく成長し続けられて、充実した日々を送れている。

◎「食欲のコントロール」が健康の第一歩

僕が、30代の終わりから続けている身体的な健康維持の基盤は、あまり「食べない」こと。意識的に食事の摂取量は少量にしている。「腹五分目」を目安に、まだ食べたいと感じるところであえてストップする。科学的にも「食べない」ことは確実に健康に寄与するとわかっている。食べる対象を気にするというよりは、やはり「量」に制限をかけて生活をしているだけ。40代以降の特にホワイトカラーは三食を腹いっぱい摂取する必要性はかなり薄く、摂れば摂るほど身体は肥え、非健康的になるのは当たり前。

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2021年199冊目『「転職後」の教科書』は、転職後3年間でいかに成果を上げるか、ありそうでなかった本

2021-09-19 15:17:39 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は「転職を具体的に考えている人」や「転職して理想と現実のギャップに悩む人」に向けて、転職後3年間で着実に成果を上げ、最短距離でキャリアアップを図るためのノウハウをお伝えするものです。

 

転職者の評価が定まるのもだいたいこの3年間ですが、重要な点は、転職した1年目、2年目、3年目で注意するポイントが違うということです。

 

1年目は状況把握、2年目は成果を意識して動き、3年目に成果を固めて信頼を得る。

 

それぞれのタイミングで、自分がどう行動するかにかかっているのです。

 

本書は転職関連の内容ではありますが、社内異動やプロジェクト参画時などにも応用できる内容になっていると思います。

 

【my pick-up】

◎3年で1サイクルを「クセ」にする

3年で1つの形に仕上げて「卒業する」のは、社内異動でも同じです。それなりの結果を残して、次のステージや他部署に異動する人は3年単位くらいが多いですし、大手の日系企業などでは、3年を転勤やローテーションの1単位として区切っているところが多い印象があります。1サイクルを回した後は、次の活躍の場を求めて動くタイミング。意識して離れるべきです。次の山においても、3年で頂上まで行き、次の山へ。こういった形でキャリアを積んでいくのが理想です。

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