厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2019年125冊目『価格はアナタが決めなさい。』

2019-05-12 16:37:52 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の大須賀祐さんは、輸入ビジネスアドバイザーとして、企業へ新規事業としての輸入ビジネスのコンサルティングを行っており、これまでに輸入ビジネスに関する書籍も9冊出されています。

「稼ぎたいなら、手元に十分なお金が残るような価格を自分で決めなければならない」

この本では、BtoB輸入ビジネス(海外で仕入れたものを、日本の企業に買ってもらい、販売してもらう)の仕組みを解説することで、皆さんが価格を決められる立場になるためのヒントをお伝えします。

BtoC、つまり個人を顧客とするビジネスよりも、BtoB、企業を顧客にしたほうが、ずっと簡単で手間もいらないとのこと。

また、輸入する商品は選ぶことができるので、しっかりと利益を確保できるだけの値付けができない商品は、最初から絶対に選ばないという言い方もできると思います。

輸入ビジネスのビジネスモデルは意外とシンプルですね。輸入ビジネスなど興味がないと考える方も、本書を読めば、輸入ビジネスを1つの例として、価格競争に陥らずに自分が価格を決める立場になるためのノウハウが学べます。

【my pick-up】

◎実践者はこうして高い粗利率を実現している

あなたが「おっ、これって新しいな」と感じる商品の多くは、海外という未来から今の日本にもたらしたものなのです。未来から持ってくる商品は、文化度の高い欧米の展示会に行けば見つけることができます。欧米の商品であれば、展示会で購入した価格の5倍を目安に価格を付けてください。この倍率は、私が長年の経験から編み出した1つの指針です。一方、アジアや南米、アフリカなど発展途上国のメーカーで作られたものには、まだまだ物価が安かったいうならば日本の昭和30年代のころの価格で売られているものも多くあります。そうした物価や労賃の格差を利用して、粗利を稼ぐことができるのが、過去から持ってきた商品です。過去から商品を持ってくる場合は、購入価格の10倍の値段を付けても売れる商品を選んでください。これも、私が経験から編み出した1つの指針です。この倍数で価格を決めると、不思議と日本のマーケットで売ってちょうどよい値段となるのです。

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2019年124冊目『ケンブリッジ式1分間段取り術』

2019-05-12 16:27:24 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

たった1分間の工夫で段取りが劇的に変わる方法を紹介すること、それがこの本のテーマです。

・ゴールを明確にすること。

・ゴールまでのプロセスにおいて必要なタスクを明確にして、自分がすべきことと、そうでないことをはっきり分けること。

・足りないものは調達すること。

・他人に任せることは的確に指示を出し、自分がやるべきことに集中すること。

これらが「段取り」に必要な要素です。

段取り力を高めることで、「あなたにお願いしてよかった」と周りから高い評価をされるように、テキパキと仕事が進んで自分に自信が持てるように、時間的な余裕ができ仕事以外の時間を楽しむことができるようになっていくことでしょう。

著者の塚本亮さんは、偏差値30代からケンブリッジ大学大学院まで進み、現在は海外の大学・大学院合格の指導を行っています。著書も多いですね。今でも本質はナマケモノと言う塚本さんが、どのようにしてたくさんの仕事をこなし、しっかりと成果を上げているのかが本書から分かります。

段取り力を上げるための最初のステップとなるであろう1冊です。

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2019年123冊目『MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』

2019-05-12 16:17:39 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

セオリーを学ぶ近道があります。お手軽なビジネス書だけでなく、海外MBAエリートが読むような時代を超えて読み継がれるビジネス書をしっかりと読み込み理解することです。

この本は、海外MBAエリートの必読書を100冊以上選んだうえで、日本のビジネスパーソンにも最低限これだけは理解してほしいという基準で50冊に絞り込んでいます。

50冊の中には難解な本もありますが、本質を徹底的に追求したうえで1冊当たり3~5分で仕事に役立つポイントをつかめるように、身近な事例と仕事への指針も追記してあります。

著者の永井孝尚さん曰く、多くの日本のビジネスパーソンは、圧倒的に勉強不足だと。多くの日本人は自らの勉強不足を認識せずに、真面目にハードワークをしています。セオリーを無視し、現場の経験と精神論を過度に重視する今の日本企業は、ウサギ跳びで勝てると考えていた1970年代の運動部と同じではないでしょうか。

本書で紹介されている50冊のうち、興味を持った本があれば、オリジナル本にもぜひ挑戦してみましょう。

【my pick-up】

◎『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ)

本書は相手にイエスと言わせる戦術を心理学の原理に基づき6つに分類している。

返報性・・・「相手への借りは必ず返すべきだ」と思ってしまう

一貫性・・・「決めたことは守ろう」と思ってしまう

社会的証明・・・「皆がやっていることは正しい」と思ってしまう

好意・・・「好きな人だからきっといい人」と思ってしまう

権威・・・「権威がある人は絶対に正しい」と思ってしまう

希少性・・・「手に入りにくいものはいいものだ」と思ってしまう

思考の近道を使い意思決定すれば日々の生活を効率的にできるが、この仕組みを悪用する者もいる。本書の6つのポイントを理解し、そのようなインチキに対抗してほしい。

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