厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2019年122冊目『天才たちのライフハック』

2019-05-11 21:29:44 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

成功に必要な、後天的な要素とは何でしょうか?多くの研究者によって、後天的な要素を左右するものとしては、「習慣」が最も有力とされています。

この本では、古今東西の天才たちが駆使してきたライフハック-習慣に焦点を当てます。また、習慣の内容だけではなく、それが彼らの業績にどのように影響したのか、科学的にどのような効果があったのかも、詳述しています。

「アイデアが湧いてくる」「仕事の生産性を上げる」「ストレスに打ち勝つ」「学び自らを高める」の5つの分類で、88個の習慣が紹介されています。

圧倒的な成功を生み世界を変えた彼らであっても、どれも実践するのは簡単な習慣ですので、うまく自分の生活や仕事に応用してみてください。

【my pick-up】

◎理念は自分が率先して取り入れる

イケアは、製造・運搬・管理すべてのコストを節約して低価格を実現しているわけだが、節約は創業者のカンプラード自身の習慣でもあった。彼は世界第7位にランキングされたほどの億万長者だったが、信じられないほど質素な生活をしていた。彼は、出勤と退勤に電車を利用する。イケアの家具の生産から販売まで、すべての業務に適用される原則も「節約」なのだ。創業者が死ぬまでこうした生活を送っていたのだから、社員たちもぜいたくに経費を使わないのは当然である。従業員たちから不満が出ないのは、会社のトップ自らが、そのような生活をしていたからである。組織や部下、家庭でなにかひとつの理念を浸透させたいと願うのであれば、まずは自分が、極端なまでにそれを実践し習慣化しなければいけないのだ。

◎相手を言い負かす技術を知っておく

ドイツの哲学者、ショーペンハウエルのメモが現存しているのだが、ポイントは論理的に正しいことばかりではなく、自分が追い詰められたときに詭弁で言い逃れる方法や、相手を困らせるためだけのテクニックなども書かれていることだ。「相手の意見を利用する」「相手の主張を拡大解釈する」「相手の主張をカテゴライズする」「論争の進行を邪魔して話題をそらす」「相手の主張ではなく人格を攻撃する」「理性ではなく権威にアピールする」論争の技術は論理学とは別の分野である。自分の正しい主張が無下にされないために知っておいて損はない。

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2019年121冊目『知的雑談術』

2019-05-11 21:19:55 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・新しい人と出会える

・自分の過ごすコミュニティを居心地のよいものにすることができる

・身近な家族、大切な友人・パートナーとの会話が弾み、関係性が深まり、温まる

雑談がうまくできると、仕事の可能性や人間関係の幅が広がります。

この本では、楽しく雑談に参加するような感覚で読めるよう、授業で受講生に語りかけるような文体で書かれています。

雑談はその名のとおり、「雑」でいいわけです。面白かろうが、面白くなかろうが、何か適当に話していれば、コミュニケーションが成立するので、十分OKなのです。雑談が苦手だという人は「自分はこんな風に話したいな」という理想を強くイメージしていることがるのです。「雑談で何を話したかなんて、明日には忘れているんだから、何でもいいよ」と開き直るとか、考え方を切り替えると、心理的負担は激減します。(P.31~32)

皆さんにも、何度も試してみて、確実に面白く思ってもらえるような雑談ネタを2、3個作り上げることをオススメします。困ったらこれを話せばいいんだ、というネタがあれば、ヘンに緊張することなく、雑談を楽しむことができると思います。

軽いものでありながら奥の深い「雑談」の世界に、大人として触れてみましょう。

【my pick-up】

◎リアクションは2割増しで!

若い人ほどうなずきやあいづちを苦手とする方が多いという印象を持っています。コミュニケーションの観点から言うと、損をしていると思います。たいていは自分で思うよりもリアクションが薄いのです。表情を緩めるというアクションは、リアル版「いいね」です。基本的に“リアクション薄め族”だと自覚すべきです。自分の感じている1.2倍、うなずきや表情を出すように意識してみましょう。「1.2倍うなずく」「1.2倍笑う」「1.2倍目を見張る」を今日から意識してください。

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2019年120冊目『福山式仕事術』

2019-05-11 21:10:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

平成生まれの著者が20代の総決算としてまとめた1冊。

最速成果創出のための6技術(目標設定、目標管理、自分磨き、振り返り、アクション、コミュニケーション)について、具体例を入れ図解で示し、再現性の高いノウハウに絞って紹介します。

この本は「福山式仕事術」と銘打っていますが、読者が「自分式」の仕事術を自ら作ろうとする過程で、本書から様々な気づきが得られるはずです。自分なりの仕事の流儀を作ることが、仕事の質を高めてくれます。

また、本書で述べていることは、ビジネスの基本中の基本が多いです。圧倒的な成果は、突飛なメソッドからではなく、基礎を貫いた先に得られるのだと思います。

福山さんも生き方に迷ったときはいつも本に助けられてきたとのこと。感銘を受けた個所には線を引いて、何度も声に出して読み返したそうです。皆さんも、本書から魂を突き動かす一文を見つけ、意識・行動・習慣・成果・人生の5つの変化をもたらしましょう。

【my pick-up】

◎改善点を15個書き出す

短期間で昇進するためには、通常業務をこなしているだけではダメです。個人の評価と会社の成長とを結びつけるために、最も効果的な行動が「提案」です。具体的には、自分の部署の改善点をまとめて、提案書を作成してみましょう。このとき、ピックアップする改善点は15個を目安にしてください。10個では少なく、20個では多すぎます。15個ほどがベストです。たとえば、「個々人の時間の有効活用を実現するために、リモートワークの導入を提案する」「MTG(ミーティング)が多く作業時間が圧迫されるので、チャットツールの導入を提案する」などでも構いません。

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