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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

新しく知ったことですが

2016年02月12日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
さて、これ何だと思います?

ヒント:何かの花の真ん中です。
    覗き込まないと見られません。
    季節的に、もうそろそろ終わりです。
    花の色は他に、もっと深い紅色に近いものや、白、ピンクなどがあります。

もうお分かりでしょう、シクラメンです!

下から見ると、こういう具合になります

なぜ覗いて見る気になったかというと、クリスマスの前に買ったこのシクラメンに、なんだか実のようなモノがで出来て、大きくなってきたからなんです。

花が終ると、来年も咲かせたいので、花が咲いていた茎は摘み取っていかした。
ところが、なんとなく忘れていたのがあったらしく、こんなに大きくなって来たのです。




ビックリしましたよ。
実のようですが、シクラメンに実が出来て、中にはタネが出来るのでしょうか?
シクラメンのタネを蒔いたなんて、聞いたことが無いんですが・・・

というわけで、不思議に思って検索してみると・・・・な、なんとこれはシクラメンの実だったのです!!

ちゃんと中にはタネが出来て、それを蒔けば生えて来るそうです(この絵文字、今でも使っている人がいるのでしょうか? 初めて見たときは愉快でしたが、今では古めかしくて・・・と思いつつ使う、時代遅れのどんぐり屋ですネ)


と言うわけで、今度はタネが出来たら写真をUPしますので、お待ちください。
本日はこれまで・・・





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珍しい松ぼっくり

2015年10月17日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
このマツボックリ、その辺でよく見かけるものとは、ちょっと違うような気がしません?
例の園芸店の奥のはずれにある小さな森のような所をウロウロと歩いていたら、目に入ったのですが、こんなのを見るのは初めてでした。

果鱗がやや反り返っていて、ふちがやや厚くなって、外側にめくれるような感じです。
そして、所々に白い樹脂が付いているものもあります。

全体の姿を見てください。

松の葉の付き方も少し違っていますよね?


で、手を伸ばして一つだけ松ぼっくりを頂いて帰りました。
さっそく『探して楽しむ ドングリと松ぼっくり』(山と渓谷社 森の休日2)を開いて似たようなボックリを探してみました。

あ、見つかりました!!
どうもゴヨウマツの仲間のようです。

高地に生える松らしいので、今まで見たことが無かったのですね。
何種類か仲間があるのですが、どれなのかがはっきりしません。
どなたかご存知でしたら、ぜひ教えて下さいませ。

タネも普通の松とは様子が違います。

こんな感じで、翼が着いていないのです。

その本に、チョウセンゴヨウのタネの写真が載っていましたが、やはり翼が無くて、いわゆる「松の実」として食用にされるのが、これだそうです。

初めて見る松ぼっくりに、ドキドキしながら毎日眺めています

そうそう、松ぼっくりは水につけておくと、果鱗がぴったりと閉じてしまうと思っていたのですが、このボックリは、一晩つけておいても閉じませんでした???


コメント欄で、小坊主さんがいろいろ教えて下さいました。
この松は、いわゆる「ゴヨウマツ」でOKのようです。
そして、水につけても閉じないわけは、>ゴヨウマツの松ぼっくりが開きっ放しなのは、元々、種を飛ばすつもりが無いので、湿度の高い日に閉じる必要がないから、だと思います。
と推理してくださいました。名探偵ですね!」


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ナタマメはでっかい!

2015年01月18日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
数年前から、口臭予防や歯槽膿漏の治療用の歯磨きにナタマメが使われているようなので、名前は聞かれたことがあると思います。
昔は福神漬けの材料にも入っていました。

ですが、名前は知っていても、中に入っているお豆までは、めったに見る機会がないと思いますが、いかがです?

私は見たことがなくて、興味はあったのですがなかなか見られませんでした。

ある日、近所のお宅のフェンスに、このでっかい莢が3個もぶら下がっているのに気がつきました


そして先日、3個のうちの一個が下に落ちて、何日もそのままになっていたのです。
一週間以上もそのままだったので、これはもうもらってもいいだろうと思って、もらって来ました
そして大きなハサミで解剖(?)してみると・・・・
さすがにでっかいお豆が!!


まだまだ青い莢だったので、熟すとどんな色になるのかわからないのですが。

福神漬けに入っていたのは、まだ若い莢を斜めに薄く切って入れてあったように記憶しています。
このお豆は・・・今のこの状態でも、とても硬いですから、たぶん食用にはならないでしょう。

でも、初めて見てビックリしたのと、お豆が手に入ってうれしかったです。


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珍しいタネ・その2  うれしいいただき物

2014年06月18日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
これは、ご存知の方もいらっしゃるでしょう?

そうですフタバガキですね。

多田多恵子さんのご本によれば、アジアの熱帯雨林の産で、高さが60メートルにもなる木らしいです。中に入っているタネはお菓子の原料にもつかわれるとか。

こんな長い翼が、クルクル回りながら舞い降りてくる光景はさぞビックリでしょうね?
フタバガキ科には仲間もあるらしく、種類によっては翼の長さが20センチにもなるとか。
この写真よりさらに4センチほども長いのですね。


これと同時にもう一ついただいたのですが・・・これは聞いたこともないものです。

メモが入っていました。
緬茄(めんが)と検索してみてください」と。

さそく検索してみました。
すぐにヒットしました。

ミヤンマー・タイ(南部をのぞく)・ベトナム・ラオス・中国などが原産地らしいです。
家屋建築に用いられるとありますから、これまた大木なのでしょうね。


日本にあるジャケツイバラの仲間のようで、実の形も似ています。
鞘の中にこの写真のようなタネがいくつも並んで入っている様子が、なんだか楽しいです!!

こちらで見せていただけます
また、「緬茄」と検索すると画像検索も出来、とても面白いので、ゼヒどうぞ。




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珍しいタネ・その1 世界で一番大きなタネ

2014年06月16日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
このものすごくでっかいタネ、ご存知でしょうか?
私は初めてみたので、すご~~く愕きました!!

ブログのお友達からのいただき物です。

名前はアルソミトラ・マクロカルパまたは<アルソミトラ>
日本名はヒョウタンカズラまたはハネフクベ。(フクベってヒョウタンのことでしたっけ?)

私のタネ関係のバイブルの一つ『種子たちの知恵』(多田多恵子著・NHK出版)には、ちゃんと載っていたので感動です。
世界最大ですから、有名なんですね!
この写真のタネも、翼も含めての差し渡しが14,5センチほどあります。

その本によれば、>東南アジア原産のウリ科のつる植物で、実が熟すと口が開き、このような翼を持ったタネが滑空しながら降りてくる、とあります。
こんな大きなタネがいっぱい入っているのですから、実もさぞや大きかろうと思い、検索してみました。
こちらに、とてもよくわかる写真が載っています少し下のほうに載っているので、下がって見せてもらってください。

「アルソミトラ」で検索されると他にもいろいろと説明が紹介されていますので、興味のある方は、ぜひ色々と見たり読んだりなさってみてください。


では、私のお話は、今日はここまで。





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久しぶりの植物園・その2・<不思議なバラの花?>

2012年10月13日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
この木 何の木 でっかい木!

万歳をしているのは私で、私の後ろに見えている大きな木は「ヒマラヤスギ(正しくはヒマラヤシーダー)」です。


以前に、このヒマラヤスギの球果のてっぺん部分のシダーローズについて記事を書いたことがありました。

どんなものだったしょう?
こんなものです!

まるでバラの花みたいなので、こんな名前が付いたのでしょうね。

周りに落ちているのは、ヒマラヤスギの花の後です。
そしてスギとはいうものの、松の仲間なんです。


ヒマラヤスギが長い時間をかけて大木になると、松ぼっくりのような実ができます。
こんな様子です。


おおむね高い所の枝に出来るので、気を付けてみようとしていないと見過ごしてしまいます。

この球果は、熟すとバラバラになって風に乗って種を運んでもらいます。
だから松ぼっくりみたいに丸ごと落ちてくることはまずありません。

そして、なぜだかてっぺんの部分だけは、まとまって落ちてくるのです。
それがシダーローズ。



植物園のヒマラヤスギは、最初の写真のようにでっか~~いので、球果がたくさん出来ます。
上の写真が、その様子です。

植物園の中のものは、動植物すべて持ち帰ってはいけません。
なので見るだけなんですが、それでも十分に楽しいです♪

公園や学校などにも大きなヒマラヤシーダーがあると思います。
気を付けて探してみてくださいね

季節は秋とは限らず、風の強かった翌日などにみつかりやすいです。



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マツバボタンもそろそろ終わり・・・・

2012年09月26日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
夏の間中ピンクや白の花を楽しませてくれたマツバボタンも、さすがにちょっとみすぼらしい姿になっちゃいましたね。

葉っぱの上では、バッタのご夫婦が仲睦まじくしているようでした。
子孫繁栄も急がなくちゃね!
(ご存知の方が多いと思いますが、上に乗っかっている小さいのがお父さんです。お父さん、がんばれ~~)


マツバボタンも、たくさんのタネを製造しています。

タネが入っていそうな実を捜してみました。
これは入っていそうですね。


実の殻に切れ目が入っています。

そ~~っと開いてみましょうか。

ほらね、すごくたくさん入っています!


ちょっとタネだけ大きくしてみます。

でこぼこしていて、けっこう硬いです。

それにしても、一つの殻にこれだけ入ってるのですから、一株だとすごい数でしょうね!!


タネは、色々と面白い形をしているので、殻をあけてみるのが楽しみです。
また何か見てきますネ!




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ムクロジの実とタネ

2012年02月13日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
ムクロジという木の実をご存知でしょうか?


不思議な実の付き方でしょう?

上の写真も実で、中にこんな黒い球形のタネが入っています。

このタネの部分は、昔は、お正月の羽根つきに使う、羽根の根元の重りとして使われていました。
どんな物か、お分かりにならない方のほうが多いかも?

こちらの一番下に、それの絵があります。

とても硬いので、お正月に羽根つきをすると、カッチン、カッチンと硬い音がしたものでした。


そして面白いことに、若い実の皮をこすると、石鹸のように泡が出てきます。
実際にお洗濯にも利用されていたようで、ムクロジはまたの名をセッケンノキ(石鹸の木)と呼ばれていたそうです。

そういえば、エゴノキもそんな名前を持っていましたね。同じように泡が立つのです。
サポニンという物質のせいなのだそうです。


石鹸として使われたり、タネでお数珠をこしらえたり、羽根の錘になったり、昔はなかなかお役立ちの木の実だったようです。

実の殻が半透明できれいなので、一度実物が見たくて、知り合いの人に送っていただきました。
実の殻は、プラスチック製のような質感で、十分に乾燥したものを軽く振ると、カラカラと軽い音をたてます。

ムクロジはフウセンカズラの仲間なんだそうですが・・・どこも似ていませんねえ??




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冬の植物園の続き・樹木や木の実

2012年01月13日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
先日の続きです。

この写真は何でしょう?
このブログを長く見てくださってる方は、もうお分かりですね。
そうです、出来そこないのエビフライです!

森の中ならリスやネズミがかじって、もっとそれらしくなるのですが、こんな下手っぴは、誰なんでしょうね? 鳥かな?

上手に出来たらこんな形です。



この周りは、こんな大きなぼっくりばっかり落ちているので、大きすぎて、かじっている途中でイヤになるのでしょうか?

ねっ、でっかいでしょう?
これは外国から来た松のぼっくりです。 



これも、ご存知の方が多いかもですね?

そうです、ユリノキの実です。

ユリノキの花が咲いていたときに

真ん中に見えていた部分だけ散り残って、松ぼっくりのようなものになったのです。
この中にはタネがたくさん入っています。

これがタネです。

実を作っている一枚一枚の先端にタネが付いています。
大変な数と思いますが、ユリノキの林なんて、見たことがないので、きっと発芽率はとても悪いのでしょうね。


他にも、こんなのが見つかりました。

フユイチゴの仲間です。

すっぱいですが食べられます。
ケーキを作って飾りにしたり、たくさん摘んでジャムをこしらえたりできます。

冬の森の、貴重なお楽しみの一つです♪



この植物園にはメタセコイヤの木がたくさん植わっています。

今の季節は葉が落ちて、これはこれでなかなかきれいな形でしょう?

学校などでも、よく見られる姿ですね。


園の外に出てちょっと遠くから見ると、また様子が違っていて、私が好きな冬の風景の一つです。

何度も登場しているので、おなじみかもしれないですえね。
「あ、またあれだ もういいよ~」なんてね ごめんなさいです。



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大きなタネ・小さなタネ

2011年12月16日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
<大きなマメの実>

これはモダマのタネです。
何度かお見せしてますので、思い出してくださる方もいらっしゃるでしょう?


モダマは、アフリカからアジアまでの熱帯と亜熱帯のマングローブ林や海岸近くの常緑樹林で見られるつる性のマメ科植物で、日本では屋久島から琉球にかけて分布しています。

マメ科の植物なので、当然ですがこのマメは莢の中に入っています。
こんなすごい莢です。

これがけっこう長くて、1メートル位にもなるそうです。
マメも莢も、とても硬くて、ちょっとやそっとではびくともしません。

よく熟すとマメの内部に空洞が出来て、水に浮かぶのだそうです。
そして、海流に乗ってはるばると旅をして、時々は千葉県辺りの海岸にたどり着くことがあるようです。

そして、藻(海草)と一緒に流れ着くこの実を「藻の実」のようだというのでモダマという名前がついたとか・・・

どんな花が咲くのかなあと思い、検索してみましたが、いたって地味な房状のものでした。
「モダマの花」で検索すると写真がヒットします。



<小さなマメの実>


これは、私の住んでいるところにも生えているヤブマメの実です。

名前のとおりに、藪の中で背丈の低い木にまつわりついています。

小さなマメに、これまた小さな模様がついているので、初めて見た時はビックリしました。

この豆を作られたカミサマは、だいぶん凝り性のようです!

花はいかにもマメ科らしいです。




<もっと小さい草の実>


これはウシハコベの若い実とタネです。

少し前に見つけたのですが、小春日和にさそわれたのか、たくさん花が咲き、実が出来ていました。

いかにも小さなタネでしょう?

これの花は

中心の花柱が5本あります。普通のハコベは3本なんです。
肉眼では見えにくいです。  

ああ、それから茎が赤っぽい色で太いですから、それで見わけられるかも知れません。




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