行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2010年5月21日(金)の日記

2010年05月21日 | 日記

今日は上のほうの人に出す資料の作成ととりまとめが長引いて、午後7時半すぎまで会社にいる。明日はちゃんと休めるからこれぐらいは別にどうということはないが。

晩飯は一心亭白味噌ラーメン

そのあと駅前の本屋へ入って単行本のコーナーへ行くと、「行徳歴史街道3」という本を見つけたので購入する。

郷土史研究家鈴木和明さんの手になる本で、1と2は持っているが今回、3も出たようだ。文芸社の発行で1,400円(税別)。

ごく最近刊行されたのかと思ったが、3月15日発行とのこと。駅前の本屋でもときどき単行本のところを見ているが気が付かなかった。

買ったからには当然読むつもりだけど、買ってまだ見ていないとか、見ている途中とかのDVD、録画したけど見ていない映画、もう一回見て見たい映画なんかもいろいろとある。眠る時間を削るのは自分の年齢ではきついし、なかなか時間がないのは困りものだ。


2010年5月20日(木)の日記

2010年05月20日 | 日記

昼頃の雨は穏やかだったが、帰りに南行徳を降りたら大粒の雨。家に着いたときにはズボンの裾がぐっしょりと濡れていた。土日は2日とも晴れたらいいなと思っていたが、土曜日だけになりそう。じゃあ、洗濯も掃除も土曜にやってしまわないといけない。

いろんなものを取りまとめる仕事が入って今日は午後7時ごろまで会社にいる。晩飯はなか卯ビーフカレーサラダ

先週水曜は休みをとったから、月~金フルに仕事をするのはゴールデンウィーク前以来久しぶり。


2010年5月19日(水)の日記

2010年05月19日 | 日記

昨日の帰りは南風が強かったけど、湿気が入ったのか今日は朝から蒸し蒸しとしている。と思ったら午後は雨になった。湿度が低くて気持ちのいい五月晴れも長くは続かない。

今日は残業なしで早く帰る。昨日とおととい、多くはないが飲んでいるので今日はアルコールも抜き。晩飯はなか卯牛とじ丼・小うどんセット。小うどんは今年最初の冷しにする。

早めに帰ってDVDを見たりするが、ちょっとのんびりすると眠くなる。もうひと頑張りして今日はダンベルエクササイズ。下半身メニューをやる。


2010年5月18日(火)の日記

2010年05月18日 | 日記

今朝は総武線のほうで人身事故があった影響で東西線もダイヤ乱れ。いつもと同じ時間に南行徳の駅へ着いたらホームは人で一杯。電車も最初は少し間隔が開いて、やっと来ても超満員で列の先頭の4,5人しか乗れない状態だった。3本くらい待ったら、やっと電車の間隔も通常になってきて、混み方がマシな電車が来た。多分、妙典始発のやつだろう。

この電車、カラーリングがこれまでと少し違うピカピカのきれいな電車。話に聞いていた新型のようだ。こういう新型に初めて乗るときは、新しいおもちゃを手に入れたときのような感覚になるのだが、今日はだめ。南行徳でもうすし詰め状態。車内をぐるっと見回すこともできない。ドアの上には液晶ディスプレイが2つ並んで設置されていた。一つはこれまでの車両ではLEDディスプレイで案内していた「次はどこどこ」といった内容が出る。もう一つのほうはCM動画が流れていた。ドアのほうを向いて立つことが出来たので、CMのディスプレイのほうを見ていた。ドアの上に液晶ディスプレイが設置された電車は他のところにもすでにあるから、別に珍しいものではない。でも東西線では初めてなのでついつい見てしまう。数分見ていたら内容が一巡して同じものがまた始まった。そうなると退屈になるだけ。

でも、この新型電車が幅広ドアだったおかげで、混んでいたわりに南行徳でもすんなり乗れたのだから助かった。会社へ着いたのは定時の1~2分ぐらいあとだった。

 

帰りはジャズライブのHot Houseへ行く。

晩飯はこの店でドライカレーを食べる。それと瓶ビール1本とそのあとハイボール1杯。

週末以外の日は松井節子さんのピアノソロ。

前に店で買った松井さんのCDを聞いていたら、その中に収められている「On Green Dolophin Street」を生で聞きたくなった。それでリクエストして弾いてもらう。

曲調が明るく軽快で、ベタベタとしたところがない乾いた爽やかな感じ。曲名に"green"とか"street"とかいった単語が入っていることもあって、聞いていると今の季節の街路樹の新緑がまぶしい通りをイメージしてしまう。

ちょうどこんな感じ。これは先週の土曜日に写した妙典中央通り。トップページレポートに使ったのと同じ画像。

"dolphin"はイルカで海の生き物だから、どこか海に近い街に「イルカ通り」という道があって、街路樹の新緑が鮮やかな、風薫る5月の風景を想像してしまう。

ところが調べて見ると、別にこの曲はそうした内容のものではなかった。「Green Dolphin Street」という映画のテーマ曲。「Green Dolphin」はイギリスにある港町の名前ということ。

"street"は「道」や「通り」のことだと思っていたが、それ以外に「街」の意味もあるようだ。そういえば、ニューヨークの金融街はWall streetだけど日本語で「ウォール街」となっている。「Green Dolphin Street」とはGreen Dolphinという町(town)のとある街(street) という意味で、映画では物語が始まる舞台になっているらしい。

その映画は1947年(昭和22年)の作品で、見たことはない。日本では1949年(昭和24年)に公開されたとのことだけど、邦題が「大地は怒る」。一体、どうしてこんなタイトルになったのかというと、物語の舞台が途中からニュージーランドに移り、ニュージーランドは日本と同じ火山帯の島国なので、主人公たちが大地震に遭遇することになるからということのようだ。大地震場面の特撮がすごかったらしく、アカデミー賞の特殊効果賞を受賞したという。日本の配給会社は災害パニック映画風の邦題にしたほうがインパクトがあると思ったのだろう。日本は地震の多い国だし。

映画の邦題のことはさておき、外国の音楽を聞いて、その曲名や生い立ちに関係なく季節に合った曲だと感じることは、やはり四季の変化がはっきりしている国に住んでいるのだから日本人的な感覚だろうと思う。外国にもそういう人はいるかもしれないが。同じ曲でも気候や文化の風土が違うと、受け取られ方も違ってくるようだ。ベートーベンの第九が、ベートーベンはそんなつもりはなかっただろうけど日本では年忘れの曲になっていたり、逆に日本の曲でかつて坂本九が歌った「上を向いて歩こう」がアメリカでスキヤキ・ソングとして大ヒットしたということがある。

なので自分としては「On Green Dolphin Street」は初夏の曲にしておこう。

夏になったら「St.Thomas」。この曲を聴くと「夏!」という気分になる。St.Thomasというのを調べたら、カリブ海にある島の名前で、曲もこの島にちなんでものらしい。ネットでその島の画像を見たら、やっぱり夏の雰囲気。こちらは特に夏という季節を意識したかどうかは分からないが、曲の生い立ちから自然にそうなったのだろう。じゃあ、夏にHot Houseに来たときにリクエストしよう。確か去年の夏も一度リクエストしたな...


2010年5月17日(月)の日記

2010年05月17日 | 日記

やっと今日から夏物のスーツを着て行く。気温が上がるときは急に夏日になったりするから、夏物でも暑いぐらいになる。まったく、今年の気温の変化は極端。

今日は健康診断が終わる。週末に飲むのを我慢したから今日は帰りに一杯やっていく。と言っても飯を食べるついでに軽く飲むだけにしておく。

南行徳駅前の福満溢へ行って、まずは生ビール。

ここの生ビールはアサヒの樽生で気に入っている。最初の一口が特に「うまっ!」。

飯のほうは豚角煮丼。ビールは一杯だけにしておく。

帰って、果物を食べつつDVD「超時空騎団サザンクロス」を1話分見る。毎日、1話か2話分ずつ見て行くことになりそうだ。

生ビール1杯でもいい気持ちになってきた。いや、これぐらいの量が一番気持ちがいい。


2010年5月16日(日)の日記

2010年05月16日 | 日記

掃除とクリーニング出しは昨日やったが、今日のほうが気温が高いということだったので洗濯は今日やる。それで正解だった。

スーパーでの買物は午前中にすませて、昼前に映画を見に渋谷へ行く。109ビルのところの出口から地上へ出ると、なにやら踊りのパレード。

渋谷・鹿児島おはら祭りというイベントを毎年やっているらしい。JTBののぼりもあったから観光キャンペーンも兼ねてだろう。

イベントの脇を抜けて東急本店の前を通りQ-AXビルのユーロスペースへ。まずはチケットを買う。

始まる前に昼飯。東急本店向かいの歩道上に沖縄料理の看板を見つけ、ランチもやっているようなのでここで食べることにする。

しぶや沖縄という店で、ビルの地下1階にあった。

ポーク入りゴーヤチャンプルー定食を食べる。

 

今日見た映画は川の底からこんにちは

見た人を元気付けて「頑張ろう!」という映画。こうした映画やドラマはいつの時代でもあるだろうけど、脚本兼監督がまだ20代。登場人物のセリフを聞いて、「一体、これは何!」、「最近の若い人間ってこんな感覚?」とか感じるような年齢に自分もなっているし、見ながら実際にそう感じたが、これが今の20代の感覚なのだろう。ただ、見終わったときはふしぎと爽快感があった。

しじみの加工工場で働く中年のおばちゃんたちはなんとパワフル。中年と感じたが、それは主人公の視点で見ているからで、あのおばちゃんたちは自分と同じぐらいの年か若い人もいるだろうが。そのおばちゃんたちと最後は互角に向き合うようになるヒロインを演じた満島ひかりは、才能のある女優だと感じた。

満島ひかりはこの映画では笑顔を見せる場面はほとんどなかったが、無気力だったり、怒ったり、エキセントリックになったりと表情豊かで実に存在感がある。自分が前に満島ひかりを見たのが、もう5年近く前の「ウルトラマンマックス」でアンドロイド隊員エリーの役。なので今回、満島ひかりがこれほど表情が出るということにどうしても目が向いてしまう。アンドロイドの役だとあまり表情は出せないから。

でも、無表情なアンドロイド役といっても、例えば人間の言動が理解できずにきょとんとした表情を出したりする場面はあったりして、そうしたところを少しずつ見せることできちんと存在感を出していた。「スタートレック・ザ・ネクストジェネレーション」でアンドロイドのデータ少佐を演じたブレント・スパイナーにも通じる。満島ひかりはエリー役のときからその才能を発揮していたのだと、今回、あらためて思った。

 

帰って洗濯物を取り入れて、晩飯はバイパスの吉野家。吉野家は3月中旬以来2ヶ月ぶり。今日は夕方になっても昨日のように冷えては来なかった。夏至が近いので、午後6時半でもけっこう明るい。

店の前にはトッピング牛丼ののぼりが並んでいたが、写真を見てもあまり食べたいと思わなかった。それで、今回は牛焼肉定食を食べる。

この牛焼肉定食、以前とは変わった。前は味付けされた状態で出てきて、一時期は辛口と甘口と2種類あったりした。どちらも味が濃くて、あまり好きにはなれなかったが。

今の牛焼肉定食は味を付けず、タレを小鉢に入れて出してくる。タレにつけるかタレを肉にかけて食べることになる。どうも松屋の牛焼肉定食に近くなったようだ。自分としては濃い味付けで出てくるよりも、こういう感じのほうがいいと思える。

月曜日にダンベルをやったっきりなので、今日はやることにする。今回は上半身メニュー。


2010年5月15日(土)の日記

2010年05月15日 | 日記

ランチは行徳駅近くのトラットリア オ・カステロへ行く。先週の土曜日はプレオープン営業だったからもう正式オープンしているだろうと踏んでいた。 

席へ付いてから注文するときにまだプレオープン営業中と言われる。店内は以前と変わっていないが、季節の飾りつけのようなものはない素の状態。

メニューの冊子もちゃんとしたものはまだ作っていなくて、客席までボードに書いたメニューを持ってきた。当然、ランチメニューもまだない。メニューは前菜、サラダ、ピザ、パスタ、リゾット、肉料理、魚料理がそれぞれの数は少ないものの、ひと通り揃っていた。

それで、先週の土曜日は他の店だったがパスタを食べたので、今日はピザで行く。シェフの気まぐれピザにする。

上に載っているのは温泉玉子。これも気まぐれのうちか。この店のピザは薄めの生地を使っているとのこと。その代わり面積が大きい。出てきたときは
「これ、食べ切れるのか?」
と思ったが、食べ始めると生地が薄いだけになくなるのも早かった。

入るときはドアの前に先週あったような「御招待、御予約の方優先でプレオープン営業中」の黒板は置いていなかったと思ったが、帰るときに出てから振り返ると置いてあった。でも、入れてくれたのはその時間帯に招待や予約がなかったからだろう。

 

ランチの後、ぶらぶらと歩いて妙典まで行く。興味のあった公園へ行ってみる。塩焼三丁目にあるその名も神輿公園

自分が住んでいるのが南行徳のバイパス・旧江戸川のほうだから、行徳~妙典間の海側は距離的にも一番遠くなり、自転車で足早に通ることはあってもゆっくりと歩くことは少ない。その一帯を地図で見ていたら「神輿公園」を発見。地域テーマのサイトをもう10年余りやっているのに、こんな名前の公園があることを知らなかった。今回は、自転車でなくぶらぶらと歩いてこの神輿公園を見に行く。

何か神輿に関係するものがあるのかと思ったが、地元の盆踊り大会がやれるぐらいの広場と遊具や藤棚、それに自治会の倉庫がある、ほかの小公園と全然変わらなかった。

公園の名前に「神輿」と付いているのは、行徳が神輿の生産地であることにちなんでだろう。だけどそれをなぜ、旧道沿いの地域-祭礼で神輿の渡御が行なわれる地域からかなり離れた、昔は蓮田や水路だった塩焼三丁目のこの公園に付けたのかは不明。

市川の歴史博物館で買った行徳の歴史についての資料に載っている、昔の字(あざ)名の地図を見ても神輿と関係するとか、ちょっともじれば神輿や関係する言葉になるようなものもない。また、郷土史関係の本で持っているものを調べても神輿公園に関して触れているものはない。ネット上で検索しても情報はなかった。

神輿公園に何か神輿に関するものがあればトップページのレポートにしようと思っていたが、名前がそうだというだけなので見送り、妙典中央通りで写した写真で季節物のレポートにする。神輿公園のことは謎と不思議のコンテンツにするのがいいと思うが、どういう載せ方にするか考えてからのほうがいいし、図書館などでもっと調べることもできるだろうから、すぐにはやらない。

神輿公園のすぐ近くに通りの名前を書いた標識。これは市が名づけた道路の名称ではなく地元の東行徳商店会が付けたもの。この商店会は他にも自分のところのエリアの通りに独自の愛称を付けていて、カリフォルニア通りやガーデナ通りはわりと知られている。でも、サンセット通りというのは聞いたことはあるが、はっきりどの道かは知らなかった。

カリフォルニア通りと新浜通りの中間を並行して通る道になる。

新浜通りに出て妙典中央通りとの交差点に来る。妙典橋の工事で何かもう始まっているかと思ったが、まだ何もやっていなかった。4月にサイクリングに行ったときに市川大橋で江戸川放水路を渡ったが、堤防のほうは通行止めにして工事をやっているのが見えた。だけど、それはどうも堤防の強化工事みたいで、橋脚を作るとかそういったことはまだ始まっていないようだった。

工事用に確保された土地は空き地の状態でシロツメクサが一面に咲いていた。こうした光景を見ることが出来るのも一時的なことだろうけど。

サティでちょっと買物をしてバイパスのほうへ行く。寺町通りの歩道工事はどうなっているか見てみるとまだ仕掛り中。3月下旬からずっとこうだから完成までは時間がかかるのだろう。

妙典駅まで戻ってくると寺町通りへ通じる道へ入るところに寺町の案内図が設置されていた。

行徳・妙典の寺町を中心にした地域巡りスポットの冊子を市のほうで作ったというから、そうした動きの一環だと思う。

帰ってから写してきた妙典中央通りの画像でトップページレポートを作ってUP。

晩飯は南行徳駅のメトロセンターへ行って、天善かつ壱番屋ヒレカツ定食

健康診断間近だからこの週末はアルコール抜き。

昼間、歩いたときは日が差していて暖かだったが、夕方から涼しくなってきて、晩飯を食べに行ったときはシャツの上にブルゾンが必要だった。セーター類はみんなクリーニングに出してしまった。明日ぐらいからは予報で言っているように暖かくなるのか心配。

 

今日は、アニメ「超時空騎団サザンクロス」のDVDボックスが届く。発売はだいぶん前らしいから、今買えるのは中古のものしかなかった。

これは1984年に放映されたアニメ。

超時空××というタイトルのアニメには「サザンクロス」より前に、「超時空要塞マクロス」(1982年)とか「超時空世紀オーガス」(1983年)というのがあるということ。「マクロス」は立ち読みしたアニメ雑誌で取り上げられていたのを見た覚えがあるが、放映されたものはほとんど見ていない。「オーガス」はイメージさえ頭にない。アニメにはまったのは「機動戦士ガンダム」(1979年)、「伝説巨神イデオン」(1980年)の頃がピークで、そのあとは見ても入れ込んだり、はまることはなくなり、アニメ雑誌もたまに立ち読みするだけで買わなくなった。

「超時空騎団サザンクロス」は自分が大学を卒業して就職したのと同じ1984年(昭和59年)の4月に放映開始だった。日曜日の昼過ぎに放映されていたので、特に出かけたりせず、遅く起きて朝昼兼用の飯を食べ、独身寮の部屋でテレビを見ながらゴロゴロしているとちょうど始まるので、それで見ていた。

もちろん日曜日に朝から出かけることもあるから全話を見ていたわけではなくて、初回放映でリアルタイムに見たのは半分ぐらいだったと思う。全然見ていない作品なら興味は出ないが、中途半端に見ているのと全体をきちんと見ておきたいという気持ちになってくるので、それで今回、DVDボックスを購入。ケーブルテレビのアニメの放映が多いチャンネルでやらないかと思ったが、覚えている限りない。自分のチェック漏れかもしれないが。

今日はとりあえず第1話と第2話を見る。初回放映でもこの2回は見ていたのを思い出した。ボックスの絵を見て分かるようにこの作品は女性が主人公で、3人の女性が中心になる。1話を見て、「女の子が主人公のロボットアニメ!?」と驚いたのが、その後も見た動機だったと思う。

今からもう25年余り前に女性主人公のロボットアニメがあったというのは、考えて見ると驚くべきことだ。ロボットなどのメカを駆って戦うのは少年主人公が当然という時代だったし、女性の登場人物がメカを操っても主人公の補助的な役割ばかりだった。だから「サザンクロス」は戦うヒロインものの先駆的作品と言っていいと思う。

女性の登場人物で自分が気持ちが引かれるのは、ひとつはヒーローに守られる可憐でか弱きヒロイン。この場合は自分がヒーローに感情移入して、ヒロインに対してヒーローがある意味、支配的な立場にあることに男の本能を刺激されるわけだ。もう一つが戦うヒロインで、この場合はヒロインの凛々しさに対して女神様を崇拝するような感覚といってよい。戦いの女神というか戦う女神となる。自分が気持ちが引かれるヒロインはどうも両極端の女性だが。「サザンクロス」の主人公ジャンヌをはじめとする3人の女性は、女神様の側にいる存在になる。

それから1984年当時、このアニメを見ながら、「これなら女性たちにも受けるのではないか。」と思っていた。女性に受ける要素として、ヒロインに対してちゃんと王子様キャラもいる。
(↓これはオープンニングから)

この2人の恋は悲恋に終わってしまうが、ジャンヌの部下の少年と異星人少女の恋はうまくいった。

それに当時は女性がどんどん社会へ進出してきた時代で、男女雇用機会均等法が出来たのがこの翌年。1980年代に入った頃、雑誌(主に女性誌だったと思うが)の表紙や電車の中吊りにある広告、テレビ番組などで「80年代は女の時代」といったフレーズを何度も見聞きした覚えがある。それまで男が独占していた仕事に女性が進出するようになってきたのもこの頃。テレビでは、ニュースなどの堅い部分は男のキャスターが独占していたのが、この頃から女性ニュースキャスターが登場し、男に伍して活躍するかっこいい女性の代表として若い女性たちの憧れの存在になっていた。またその頃からキャリアウーマンという言葉が流行し始めた。(だけど、「サザンクロス」のDVDボックスに付いていたブックレットには、女性主人公の物語を作った背景などについての解説はなかったので、こうした時代背景からかどうかは分からない。)

だから、女性たちもロボットアニメの女性主人公に気持ちが引かれるのではないかと思っていたのだが、そうはならなかったようだ。人気が出た作品なら1年ぐらい続くが、「サザンクロス」はあまり人気は出なかったようで半年で終了となった。

女性にこういう作品が好きな人がいないわけではないだろうけど、大部分の女性は食指をそそられないようだ。女性が戦うヒロインを嫌いかといえばそうではない。その後、1990年代に大ヒットしたセーラームーンのような可愛く可憐なコスチュームに身を包んで、あまりメカメカしくない武器で戦うヒロインが女性の好みなのだろう。セーラームーンはどちらかというと、昭和40年代(1960年代後半~1970年代前半)に人気があった「魔法使いサリー」や「ひみつのアッコちゃん」のような魔法少女ものの延長にあると思う。魔法少女たちは戦うというより、魔法の力や魔法アイテムを(そういう力やアイテムを持つことは周りには秘密なので)ひそかに使って、ご町内のいざこざを解決したりする。セーラー戦士の必殺技は、メカから発射される武器というより、魔法少女たちが使う力やアイテムの能力に近いものだと思える。

女性が男が着用するようなバトルスーツを着たり、メカを操ったりする姿をを好むのは、やっぱり男の領分なのだ。
(↓これもオープニングから)

昔、ロボットアニメでまれにヒロインが主役ロボットに乗る話があると、妙に興奮を感じていた。「マジンガーZ」で重傷を負った主人公・兜甲児の代わりにヒロインの弓さやかがマジンガーZで出撃する話がその一例。さやかがそのまま敵を撃破することを期待したが、追ってきた兜甲児と操縦を交代してしまったのが残念だった。だけど、「ゲッターロボG」の最終回では行方不明になったゲッターチームの1人隼人(主役側は死んだものだと思っていたが、敵に捕らわれていた)の代わりに、ヒロインの早乙女ミチルがゲッターライガーに乗って、ついには敵を撃破する。これを見たときは「やった!」という気持ちになったのだった。


2010年5月14日(金)の日記

2010年05月14日 | 日記

月半ばのピークなので、定時まぎわに書類が出てきたりして帰るのは午後7時近くになる。

ゴールデンウィークが終わって安定した気候になるかと思ったが、また気温が低めになった。秋冬物スーツを今週末にクリーニングに出すつもりだったけど、1週間延ばそう。

晩飯はらあめん創房えじそんへ行く。

味玉塩らあめんを食べる。

帰ってしばらくしたら急激に眠くなってきた。おとといは飲んで帰ってから、この日記を長々と書き、しかも酔った状態だからペースも上がらず寝る時間が遅くなった。昨日はDVDでスタートレックのテレビシリーズを1本見たあと、長々とこの日記を書いて、またしても寝る時間が遅くなる。

じゃあ、今日は日記をUPしたら、すぐ風呂に入って寝ることにしよう。


2010年5月13日(木)の日記

2010年05月13日 | 日記

朝の気温が低いので今日もまだ秋冬物スーツを着て行く。明日も多分同じだろう。 

晩飯はなか卯。昨日から牛丼が和風牛丼に変わっているので、どんなのか食べて見る。牛丼・小うどんセット、それと唐あげを食べる。唐あげは、4月に貰ったお得クーポンがまだあって有効期間が明日の午後8時までなので使っておこうと、その無料券で。

すき焼き風にしたというけど、そんなに味が変わったふうには思えなかった。しらたきは見た目には目立つが、味覚的にはあまりインパクトは感じなかった。味としては少しあっさり目になったと感じた。なか卯の牛丼がこれまでのしいたけを載せて甘みを出す形になったのは、BSE騒動で消えた牛丼が復活したとき。和風牛丼の具にもしいたけはあるが、味全体としてはBSE以前のあっさり目の味のほうへ少し戻ったようだ。自分としてはその頃のあっさり目の味が好きだったので、和風牛丼の味はまあいいかと思えるほう。

帰ってから「スタートレックベストエピソードコレクション」のDVDを見る。

一昨日が発売日で駅前の本屋へ行ったら、これまで3冊入荷していたのが今回から1冊になったということで売り切れていて買えなかった。それで昨日、都内の大きな本屋へ寄って買う。本屋で入荷数を減らすというのはそれだけ売れていないということなのだろう。

見たエピソードは「スタートレック・ディープスペースナイン」の149話「The Sound of Her Voice」(邦題:待っている女)。スタートレック全シリーズの中でも自分が一番好きなエピソード。

宇宙ステーションディープスペースナインのクルーたちが宇宙艦ディファイアントで船団護衛任務を終えて帰る途中、救難信号をキャッチした。深宇宙探査の任務から帰る途中の宇宙艦が珍しい現象を起こしている惑星を発見して調査しようとしたところ、現象の影響で遭難し、生き残ったのは女性艦長ただ1人。人間の生存に適さない星にただ1人取り残された艦長を音声のみの通信で励ましつつ、数日をかけてその惑星にたどり着くが、そこに待っていたものは...という話。

SFものというと、戦いなどの派手なアクションがある作品が目立つので、どれもそうしたものだという誤解が世の中にはある。スタートレックも劇場映画版はウリとなる部分がないといけないためか、確かに大掛かりなアクションシーンを含んでいる。

だけど、テレビシリーズは1本だけの映画のように特撮に大きな予算を割けないので、確かに要所要所で敵対する勢力との戦いのエピソードはあるが、それ以外はむしろ登場人物たちが繰り広げるドラマが中心になる。みんなで力をあわせて問題を解決したり、困難を克服したりする集団ドラマ、特定の登場人物の過去にまつわる話、社会のマイノリティーの問題をSFを借りて描く話、登場人物の家族を描くホームドラマ、ドクターやエンジニアが仕事で遭遇する事件を描く職場ドラマ、ミステリー、法廷劇、殺人やいろいろな事件を解決していく刑事・探偵ドラマ等々、バラエティに富むエピソードからなるのがテレビシリーズのスタートレックだ。

特撮映像に無制限に予算を費やすことができないので、スタートレックがとった方法はこうしたさまざまなエピソードで登場人物の会話を中心に物語を進めること。そのために
「スタートレックは会話劇」
といわれるほどになっている。そして「The Sound of Her Voice」は会話劇でも最高傑作だと思う。顔の見えない相手と会話をしていくことだけで物語を作ってしまうのだから。(もっとも、宇宙ステーションに残ったメンバーが繰り広げる物語がサブエピソードとして並行して描かれているのだが。)

ただ、文句を言えば邦題はもうちょっと何とかならなかったかと思う。「The Sound of Her Voice」を直訳すれば「彼女の声の音」で日本語だと何のことか分からないが、だからといって「待っている女」だとまるでメロドラマみたいだ。

初めて見たとき、「待っている女」と聞いて頭に浮かんだのは小学生のときに見たアニメの1エピソード。昭和44年から45年(1969年から1970年)の自分が3年生から4年生ごろにやっていた赤塚不二夫原作のギャグアニメ「もーれつア太郎」。

その1エピソードに、毎日かあるいは毎週一度、決まった時間に、橋の上で再開の約束をした恋人を待っている女性が出てくる話があった。その女性はマチコさんといった。台本上はカタカナかひらがなか漢字で表記されていたのかは知らないから、とりあえずカタカナで書いておくことにする。確かそのとき、いつも待っている女性だから「待ち子さん」だと思ったのだった。そんな名前の女性なんか実際にいるわけもないが、小学校3年か4年の子供の考えることだ。

「もーれつア太郎」にはニャロメという有名なキャラクターがいる。ネコだけどギャグアニメの世界だから人間の言葉を話すネコ。そしてやたらと女性が好きで美女(ニャロメのセリフでは「かわい子ちゃん」)を見ると一目惚れし、
「俺と結婚しろニャロメ!幸せにするニャロメ!」
と叫ぶ。(「幸せに」の部分はアニメでは「しゃーわせに」としか聞こえない。)

このニャロメが恋人を待つマチコさんに横恋慕してしまうという話だった。しかし最後はマチコさんが待っていた恋人が現れニャロメは失恋してしまうのだが。サブタイトルは「ニャロメの恋狂い」ではなかったかと思う。

これが何かのメロドラマのパロディだというのは当時から分かっていた。いや、小学校の3年や4年の頃は「パロディ」という言葉も知らなかったが、他の作品のまねごとをして笑わせるものがあるというのは分かっていた。「もーれつア太郎」だと、他には同じ時期に放映されていた人気のスポーツ根性ドラマ「サインはV」のパロディもあった。「メロドラマ」という言葉もその頃、知っていたかどうかははっきりと覚えていないが、ヒロインがしょっちゅう辛い目にあって泣いているような物語を女性が好むというのもなんとなく分かっていた。だから、そうした作品のマネをして面白おかしくしたものだろうと思っていた。

このパロディ元となったメロドラマが、「もーれつア太郎」の15年余り前、昭和20年代の終わりごろに大ヒットした「君の名は」だと知ったのはずっと後、おそらく社会人になってからだったと思う。


2010年5月12日(水)の日記

2010年05月12日 | 日記

目以外の定期的な健康チェックに病院へ行く。終わったあと天気も良くないし、前回と同様に上野の国立科学博物館へ行く。

昼飯の時間にレストランへ行くと、団体さんでも入ったのか満員で外には順番待ちの長い列。1時間ぐらいあとにしようかと思ったが、腹も減ってきたのでラウンジへ行ってそこの売店で助六寿司を買って食べる。

今回は本館(日本館)の展示をゆっくりと見る。おととし初めて来たときは閉館時間まぎわに大急ぎで中を歩いた場所。これは縄文時代人の生活を再現した実物大フィギュア。

午後3時ごろにレストランへ行って見るとさすがにもう混んではいなかった。アップルジュースを飲んで休憩する。

午後5時の閉館時間までいて出てくると、昼頃までの雨は止んですっきりと青空が出ていた。

午後5時半を少し回ったところで広小路横丁にある魚料理の行徳へ。

最初はビール小瓶。お通しは白子ポン酢だった。

まずは相なめの刺身

次はかれいの煮もの。ビールの後は白雪の樽酒。

締めはいつもと同じであらわん。樽酒は3杯飲む。

自分が初めてこの店に来たとき以来、必ずいつもいたおかみさんはここ1年半から2年ぐらい、体調がすぐれないということで忙しい金曜日だけ手伝いに来るようにしたと聞いていた。自分が金曜日に来たことがないのでここのところ全然、お目にかかっていなくなっていた。ところがそれも去年の秋までで、その後、病状が悪化し今年の1月に亡くなってしまったということだ。親方も息子さんもお客さんに気を使わせたりしないよう、できるだけ言わないようにしていたということだが、店のある地域の鎮守-五條天神社の大祭の日には休みの日曜も店を開けていたのが、人手が無くなったので開けなくなったということから今日、初めてその話を聞いた。

いつも店の雰囲気を明るくしてくれていたおかみさんだったし、その人がいなくなってしまうというのはとても想像できないことだっただけに胸が痛む。亡くなったたことを聞いたのは帰る寸前だったが、帰りの電車ではずっとそのことを考えて目頭が熱くなった。

謹んでご冥福を申し上げます。