行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2023年11月19日(日)の日記

2023年11月19日 | 日記

長い間使ってきた腕時計がどうやら寿命なので、新しいものに買い替えた。写真で左が古いほう。右が新しいほう。

メーカーはどちらもセイコー。古いほうは自動巻き発電のAGS。新しいほうはソーラー。

古いほうは一度、修理に出し、そのときにこの日記にも書いたと思い探してみる。

すると、修理に出したのは2009年11月7日
戻ってきたのが2009年11月28日

戻ってきた日の日記に、買ったのはその10年前と書いていた。つまり1999年になる。ところが今回、AGSについて改めて調べると、メーカーの情報ページが見つかった。AGSの発売は1988年1月。そして、1997年に機構名が「AGS」から「Kinetic」に変わっている。

1999年に買ったのなら盤面に「AGS」とは記されていないだろう。どうも勘違いしていたようだ。漠然としか覚えていないが、買ったのは発売からそんなに経っていない1989年頃か1990年代の初めごろだったと思う。自動巻き発電で電池交換が不要なので、「これだ!」と思ったような覚えがある。

2009年に自動巻き発電した電気を蓄えるバッテリーが古くなって修理。それからもう14年。ここのところ、朝起きてからつけるときに少し前の時間で止まっているようになった。その時間が徐々に長くなる。30年以上は使っているだろうから、もう買い替えたほうがいいと判断した。メーカーサイトで見ても、自動巻き発電は今はもう売っていないようだ。ソーラーだと腕につけていなくても、室内灯の明かりがあれば大丈夫だ。それで今はソーラーが主流になっている。

 

晩飯はファディの冷凍揚げもの。三元豚のヒレカツ1個と肉じゃがコロッケ2個。

そのファディだが、残念なことにソコラ南行徳にある店は年明け後の1月15日に閉店することになった。

会員カードを作ったので、ときどきダイレクトメールで特売チラシが送られてくる。先週初めに来たものに閉店のお知らせが入っていた。ファディの公式サイトにも、ソコラ南行徳店の閉店については今の時点で掲載されている。

ちょっと驚いたが、思い当たる節はある。

自分がファディへ買い物に行くのは基本、土日か祝日。そうした日でもソコラの他の売り場と比べてファディはお客さんの姿が少ないし、レジ待ちもあまりない。去年、初めて行った頃より、あとになるほどそんな感じ。

関東初出店ということだったが、業績が上がらず撤退ということなのだろう。

いろいろ買ってきたとはいえ、自分が買ったものは商品ラインアップの一部。冷凍食品は解凍して再冷凍すると、品質が落ちるので、食べるときは凍った状態で一食分を分けられるものしか買えない。あるいは最初から一食分のパッケージになっているもの。

凍ったまま食べる分だけを取り出せるものだと、一番多かったのが揚げもの類。あとはシューマイや餃子。

ダイレクトメールの封筒裏の広告にビーフシチューが載っていた。

4人前で調理は袋ごと湯せん。カチンカチンに凍った状態では1人分だけ分けるのは実際のところ無理。だから買えない。

ビーフシチューならコンビニで1人前のレトルトのが売っている。コンビニ各社も改良を重ねているから、味は進化していて、そういうのでも十分においしい。

それとチラシに載っている時短向きの商品。

上の方の豚のガーリックペッパー焼きや若鶏のハニーマスタード、タンドリーチキンは2~3人前。タレに漬けた肉を凍らしたものも分けるのは難しい。時短ができても一度に調理するしかない。下の方の酢豚セットに回鍋肉セット(野菜を加えて炒める)のは3~4人前で、これも凍った状態で分けるのは難しそう。

商品ラインアップにこうしたものはけっこう多く、自分のような独り者-単身世帯だと買えるものは実際限られてくる。

単身でなくても少人数世帯ならやはりそうだろう。2~3人前だと若い年代の夫婦二人ならいけるかもしれない。あるいは夫婦と子ども(大人と同じものが食べられる年齢の)でもいけそうだ。でも、大味なものだと子どもが独立したあとの高齢夫婦にはきついと思える。さらに、共働きで忙しいとか、子どもは習い事が多いとなると、食事時間もバラバラになるわけで、こうした商品は扱いにくそうだ。

ファディの冷凍食品のコンセプトは、ひと手間(揚げる、焼く、煮る、炒める、湯せん etc.)かけておいしく食べることできるというものだが、忙しい人からはそうしたひと手間もかけたくないぐらい、時短が求められるているとも考えられる。

ファディがこれまで展開していたのは九州北部と山口県。ソコラ南行徳の店で関東初出店とのこと。現時点で関東は他に出店していない。

南行徳は東京の通勤・通学圏ーつまりは東京圏に位置する。国勢調査の統計を調べたわけではないが、一般的なイメージとして、こうした大都市圏は単身世帯・少人数世帯の割合が大きいだろう。一方、ファディがこれまで展開してきた地方圏は、家族が多く、食事はお母さんが、あるいはお母さんとおばあさんが作って、みんなで食卓を囲むという家ー「サザエさん」の磯野家のような世帯が占める割合が今も多いというイメージ。漠然としたものだが、ファディの商品ラインアップで、そうした地方でこれまで商売が成り立ってきたのだから、あながち外れとも思えない。

とすると、これまでの商品ラインアップのままで大都市圏で商売するのは難しいと思える。

自分はというと、一食分ずつ分けられる限られたものしか買ってこなかったが、一方、ひと手間をかけることはできた。

定年延長(定年後の再雇用)で、給料は下がるがその代わり残業は基本的にしなくてよい嘱託の身分になった。そして、コロナ禍で在宅勤務が基本になり、ときどきの出社日以外は通勤時間がなくなった。完全リタイア後は倹約のため自炊に取り組もうと考えていたが、状況の変化で前倒しにし、やり始めたのが去年の春。ファディがソコラ南行徳にオープンしてから数ヶ月後だが、そういうタイミングだった。

ファディの冷凍揚げものはおいしそうに思えたので、それを調理するために温度計付きの揚げもの鍋で、1人用に向いた直系20cmのを買った。それと、油を何度か繰り返して使うため、保管するためのホイルポットも。

また、ひと手間の調理も自炊のための勉強という位置づけができた。

だけど、自分と同じ条件の人がそんなに多くいるわけでもなかろう。やはり、ひと手間かけるのも面倒で、その時間を削減したいという人のほうがずっと多いのではないかと思える。

それで味の方はというと、例えば揚げもの類が専門店の料理人によるもの以上などということはさすがにない。でも、家庭で食べるには十分に優秀でおいしい。だから、気に入ったものはリピートしてきた。

また、ファディの冷凍揚げものを買うようになってから、スーパーの惣菜コーナーで売っている揚げものは買わなくなった。スーパーのだと、冷めたのを電子レンジで温めると、水分が加熱されるのでベチャッとなってしまう。魚焼きグリルにアルミホイルを敷くか、グリルパンを置くかして、そこに載せて再加熱という方法がある。やってみたが、どうもうまく温まらなかった。やり方がうまくなかったからかもしれないが。それに、自分で揚げたほうが、揚げたてを食べられるのでそのほうがいい。

今後はスーパーで売っている冷凍の揚げもの類も、いろいろ試してみようと思うが、やはりファディのものが食べたくなればオンラインショップがあるので、そこで買えばよいだろう。会員カードを持っていると、その情報で登録できるので、もう済ませた。

でも、買うことになったとしても配送料がかかるから、ある程度はまとまった分量で注文するようにしたほうがいいだろう。

いや、その前にソコラ南行徳店の閉店までまだ2ヶ月弱ある。気に入ったものを買いに行ってストックしておこうと思う。閉店間近になれば店頭在庫も少なくなるだろうが、その前に年末の需要が高まる時期がある。だから、年末までは商品の供給は十分にあるだろうと踏んでいる。

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