今日も大阪の天気は晴れたり曇ったり。時雨れる心配は昨日一昨日よりも全然少ないぐらい。晴れの割合の方が多かった。
今年は少し趣向を変えて、藤井寺市にある道明寺天満宮にお参りに行く。
大阪市内へ出て、阿部野橋駅から近鉄南大阪線に乗り道明寺駅で降りる。駅前から伸びる商店街を通っていく。
これが道明寺天満宮の社殿。
自分が育った家も、今、親が住んでいるところも堺市で南海高野線の沿線。道明寺天満宮がある藤井寺市は近鉄南大阪線の沿線になる。電車で道明寺天満宮に行こうと思うと大阪市内を回るか、大阪市内から30キロ圏の河内長野へ回り、近鉄の支線に乗らなければならない。市川市で言えば、東西線沿線の行徳地区やあるいは総武線・京成線の沿線に住んでいる人が、常磐線沿線に初詣に行くようなもの。
でも、覚えている限り、小学校の高学年か中学のころから高校生のころにかけて、親が道明寺天満宮に参ろうといい始めて行ったことがけっこうあった。天満宮は菅原道真を祀った神社。菅原道真は学問の神様。親としては、特に継がせる家業があるわけではないし、そうなると、とにかく学業に秀でるようにということで初詣のお参り先としたのだろう。
道明寺天満宮に来たのは、おそらく20数年ぶり。30年近いかもしれない。周辺には大きなマンションも建っているが、駅前から天満宮にかけては古い街だし、雰囲気はそんなに変わっていないと思えた。
往きの駅前からの商店街は山門前に横から出る道。山門の正面へ来る参道がこれ。
境内か参道の屋台で何か軽く食べようかと思ったが、今日は食欲がない。昨日の奈良へのバスツアーでは、けっこう上等の食事が出た。でも、ボリュームはなかった。食べ盛りの甥も足りなかったようで、帰ってからみんなで近場のイタリアンへ行った。だけど、そこがかなりのボリュームでまだ腹につかえている感じだった。
お参りを終えて、しばらくそのあたりをぶらぶらと歩いて、ようやく軽く何か食べたくなった。道明寺駅前商店街にあるまる屋という居酒屋が昼間だけど開いていて、うどんやそばもあるということ。参拝客が多い神社がある門前町だから、初詣のときは稼ぎ時で、食事だけでもOKなのだろう。飲んでいるおじさんもいたけれど。
ここに入って、きつねうどんを食べる。
この店は居酒屋だけど、子供のころから街のうどん屋や食堂で食べた懐かしいうどんの味だった。
軽い昼飯のあと、線路を渡って道明寺駅の反対側へ。すぐそばに大和川の支流の石川が流れている。河川敷に降りてつり橋越しに南を見ると、葛城山と金剛山が見えた。山の方は雲が多いようだった。
このつり橋を渡って対岸の丘へ上ったところに、かつては玉手山遊園地があった。子供のころ家族連れで来たこともあるし、小学校の遠足で来たこともある。もう、はっきりとは覚えていないけど、家族連れで電車で来たときは、このつり橋を渡っていったのだろう。玉手山遊園地は1998年まで存在したそうだ。
帰りは河内長野まで行って、南海高野線に乗り換えて帰る。
さて、のんびりできた正月休みも明日で終わり。