出勤時にはそんなに感じなかったが、帰りの時間は空気がさわやかで、いかにも5月という気候。風も穏やかで、土日にこんなだったらよかったのにと思う。暑くもなく、寒くもなく過ごしやすい。
晩飯はなか卯。久しぶりに、勝手に定食パターンをやる。
きつねうどんとライスとつけもので、”勝手にきつねうどん定食”。
録画しておいたゴジラ映画から、今日は「ゴジラ対メガロ」を見る。
これは劇場では見ていなくて、ずっとあとになってからテレビ放映で見た。そのときの印象は、ゴジラ映画で最低クラス。
地下核実験のために、太古に海に沈んだ大陸の生き残り住人が作りあげ、平和に暮らしていた海底王国が被害を受け、地上人に戦いを挑むために怪獣メガロを派遣する。そして、こちらも核実験(水爆実験)から生まれたはずのゴジラが、自分の出自も忘れて人類のためにメガロと戦うという、支離滅裂さもここに極まれりという話だった。
そして、登場人物は、主人公が少年と大人2人の計3人と海底王国人ぐらいしか出てこなかったという記憶が残っていた。怪獣は途中から、ガイガンが唐突に登場し、主人公たちが作ったロボット・ジェットジャガーが巨大化して、ゴジラと組んでタッグマッチをやり、しかも、大部分が野山での格闘シーンだったというふうに覚えていた。
今回見ると、記憶違いが相当多い。登場人物は他にもいたし、怪獣の戦いの前段のストーリーも一応はちゃんと描かれていた。過去の東宝特撮からの流用だが、自衛隊も出動していたし、怪獣による都市破壊場面も出てきた。
そして、本来は被害者だったはずの海底王国人も、かなり変な連中。核実験の被害を地上人に訴えることもしないし、戦いを挑むといっても宣戦布告もせず、いきなり怪獣を送り出す。だから、地上人たちには、突然、怪獣が現れて大暴れしているとしか思えない。それは、この頃、ヒーローしていたゴジラにとっても同じだろう。
その一方で、工作員を地上に送って、主人公たちのロボット研究室を占領し、ジェットジャガーを利用しようとするところなど、やることがどう見ても悪の組織でしかない。
自分たちの存在を秘密にして、よほど地上人とはお付き合いしたくないないのかと思えるが、なぜか宇宙の遠い星とは交流があって、通信を送ってガイガンを派遣させたりする。
結局、海底王国の存在を知ったのは、工作員と接触した主人公3人だけ。
今、見ると、突き抜けた支離滅裂さが、おもしろくもあった。