第5グループは一番遅い番-午後6時20分~午後10時予定の停電なので、定時で退社。
晩飯はなか卯。ドアや店内に貼り紙があって、「なか卯は計画停電によらず営業」とのこと。停電中は作れないメニューもあるらしいけど、もし、帰りのタイミングがすこし遅めで停電しているときに駅に降り立っても、食べる店が開いているというのは心強い。
鶏塩うどんはまだやっているが、ライス・つけもの(単品のつけものより少し小さいサイズ)とのセットにした鶏塩うどん定食は終売になったいた。それで、鶏塩うどん、ライス、つけものをそれぞれ単品で注文して、"勝手に鶏塩うどん定食"にしてしまう。
停電は、午後7時8分か9分頃に電気が消えた。先週の金曜日も第5グループは午後6時20分からの番だったが、そのときもほぼ同じ時間に消えた。東京電力で送電を止める手順が一定しているのではないかと思えた。次に第5グループが午後6時20分からなのは28日(月)。そのときに停電する時間は、はたしていつ頃か。
先週金曜は午後8時50分近くに送電再開されたが、今回は午後8時25分頃に電気が付いた。終わるときは、おそらく電力の需要量を睨みながらだろうから、一定はしないのだと思う。
今回は布団を敷いて寝ることはせず、ダウンのブルゾンを着て、iPodで音楽を聞いて過ごす。今日の室温なら、ダウンブルゾンで十分にしのげた。携帯音楽プレイヤーは充電しておけば停電でも使えるから、こういうときにはありがたい。途中で一回、マンションの外へ出てみる。闇夜で何も見えないかと予想したが、意外と明るい。23区は停電していないし、行徳は23区と接しているから、23区の明かりが空の雲に反射していたようだ。もっと郊外なら、真の闇になっているかもしれない。
地震が起こって以降だけど、朝の番組で聞いた話で目からうろこが落ちた。東日本と西日本は交流電源の周波数が50ヘルツと60ヘルツとで異なるために、西日本の電力会社に余裕があっても、わずかの変換施設を通す限られた分以外、電気の融通ができない壁があるという話のときだった。EUの欧州統合では、域内の交流周波数を統一したというのだ。EUのことは知っていても、強く興味を持っている人でなければ、せいぜい、ユーロという新しい通貨を作って、経済の統合をしたというぐらいのことしか頭にはないだろう。通貨は海外旅行でヨーロッパへ行けば使わざるを得ないから、多くの日本人に関わってくるのはそうした部分になる。自分もそれぐらいのことしか知らなかったから、エネルギーの安全保障の点から交流電気の周波数を統一したという話は初めて聞いた。
日本で2つの周波数が使われているのは、明治時代に電力インフラを整備し始めたとき、東日本と西日本の電力会社がそれぞれ、周波数の違う国から発電機を輸入してしまったことが原因。今回の震災で起こっている状況の根本的な解決は、境界に周波数変換施設を増やすことではなく、日本国内の周波数を統一することだ。原子力発電を今後も使うか、やめるかという問題もあるが、電気の壁を取り払い、災害に強い国に作り変えるというのも非常に重要。これは民間企業だけでできるようなものではないだろうから、政治主導で国を挙げての大事業としてやらなくてはならないだろう。EUにできて日本にできないということはあるまい。今後、自分が選挙-特に国政選挙で投票するときは、こうした政策を立ち上げて実行できそうなところに投票することにする。
と、ここ何日か思っていたことだが、昨日はHotHouseでカウンター越しにママさんとも話してきた。