行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2010年2月20日(土)の日記

2010年02月20日 | 日記

午前6時過ぎのいつも会社へ行く日と同じぐらいの時間に起きて、温泉で朝風呂。朝飯はホテルでよくあるバイキングだけど、昨夜が食べ過ぎ気味だったので軽めに食べる。

午前8時半を回ったあたりでチェックアウト。ホテルのすぐそばに鬼怒川の渓谷に架かる鬼怒川温泉ふれあい橋があるので、その橋を渡って反対側へ。橋の上から鬼怒川の上流方向を見たのがこの写真。上流側に架かっている橋がくろがね橋。

振り返ると昨晩お世話になった鬼怒川御苑。渓谷の斜面に建っていて、フロントが3階だった。橋の高さとほぼ同じ地下1階になるところに大浴場の男湯があった。

国道から渓谷の橋へ降りてくる階段を見たら、一瞬びっくり。鬼怒川温泉マスコットキャラの鬼怒太が描かれていた。

温泉街をしばらく歩き、丸山山頂へ上る鬼怒川温泉ロープウエイの乗り場へ。

山頂までは3分半程度。

ロープウエイ駅のすぐ前がおさるの山。

斜面に背の高い囲いを作って、その中で猿と鹿を飼育している。

囲いの中に突き出す形で、屋根と金網で隔てられた観察通路が作られている。

ここに入ると、まるで人間が檻の中にいて、猿たちに見物されているような気がしてきた。

鹿は寒いとあまり外に出ないらしいが、1頭だけ見えた。

お猿の山を出て、そばの石段を少し上って行くと温泉神社がある。10メートルぐらい赤い鳥居が並んでいるが、まわりが雪景色なので鳥居の赤がよく映える。

鳥居を抜けた先がお社。ここまで来たのだからお参りしてくる。

ロープウエイ駅に戻ると、すぐそばが展望台。標高700メートルだけど、晴れて日が差しているのと、風が微風ぐらいなので寒さは感じなかった。

鬼怒川温泉街の眺め。左下が泊まったホテル。

30分もいれば十分なので、次の便で下界へ下りる。鬼怒川を今度はくろがね橋で渡って対岸へ。ふれあい橋は人道橋だが、こちらはもっと前からあると思われる車も通る橋。

橋の上から下流方向を見ると、ふれあい橋が見える。

鬼怒川温泉駅まで歩いて、次は東武ワールドスクエアに行く。歩きだとさすがに遠いが、ワールドスクエアを経由して日光江戸村まで行くバスが、1時間に3本程度あるので行きやすい。鬼怒川温泉駅からはほんの数分で着く。

これが東武ワールドスクエアの正面玄関。

世界の有名な建築物のミニチュアを屋外に並べているというのは、テレビなどで見て知っていたが、25分の1の縮尺で作られているというのがどんな感じかは実際に来て見ないと分からない。入ったところが現代日本ゾーンで最初にあるのが国会議事堂。人間に対してこれぐらいの大きさ。建物の最上部は平均的な日本人の背丈よりもかなり高いいぐらい。

身長が160cmというと小柄な男性か、平均的な身長の女性だけど、その身長を25倍すると40mで、つまりウルトラマンの設定身長と同じ。

特撮怪獣もので二足歩行怪獣の着ぐるみの多くは、スーツアクターの顔が首のところに来るように作られている。昔の怪獣もの(昭和40年代ぐらいに自分がテレビで見たもの)では、怪獣の首から胸にかけて小さな穴がいくつも開いているのが見えて、中へ入っている人はそこから前を見ているのだろうと分かった。つまりは、怪獣の着ぐるみの全高はスーツアクターの背よりも高いわけだから、スーツアクターが170cmか180cmぐらいの人でもゴジラの着ぐるみの全高がそれより高く2mだったとすると、その25倍は50mだから1954年(昭和29年)ゴジラの設定身長と同じになる。

なので、25分の1というのは、着ぐるみによる怪獣や巨大なヒーローが登場する特撮もので街などのセットを作る場合に、きちんと設定にあわせた場合の縮尺ということになる。実際の特撮作品では予算の関係か、あるいは脚本がいい加減なのか等で、おかしな縮尺のものが登場したりするが。

だけど、実際に25分の1でセットを作ろうとすると大変だろう。次の写真で、手前は羽田空港のターミナルビルと周辺の駐機場付近だけ、つまりは空港全体のごく一部分を再現したものだけど、それでもバスケットボールのコートぐらいの広さがあった。奥の東京タワー、ニューヨークのエンパイアステートビル、実物はテロで破壊されたがワールドトレードセンタービルのような超高層の建築物は、ミニチュアでも人間の背丈よりはるかに高い。東京タワーは333mだから、25分の1でも約13.3mになる。

東京スカイツリーは4月下旬の公開に向けて、工事中だった。こちらの実物は634mとなる予定だから25分の1だと約25.3m。新幹線1両分の長さと同じぐらい。

写したものすべてを載せるわけにはいかないので、あとは印象に残ったものについて書いておくことにする。

昔の帝国ホテル、と言ってもいつ頃までこの形だったか全然、覚えていない。1960年代の終わりに今のホテルにするために取り壊されたというから、自分がまだ小学校の低学年の頃。話に聞いたことしかないから、こうした建物が今は高層ビルが並ぶ日比谷にあったということに驚く。

エジプトのピラミッド。再現したのは最大級のピラミッドだろうけど、驚いたのは矢印をつけたところにあるスフィンクス。ピラミッドに比べて何と小さいことか。

だけど、ミニチュアの人や車に比べるとずっと大きい。写真で紹介されるものは大きく写っているものが中心になるから、ピラミッドとの実際の大きさの対比は、エジプトで実物を見た人でないとなかなか分からないのだろう。

バチカンのサン・ピエトロ大聖堂。これは建物よりも広場の大群衆に感心した。よくこれだけの数の人形を、しかも一人一人違った人物として作って並べたものだと。

いろんな国の建物が並ぶ光景も、こういうテーマパークへ行ってきたという記録として1枚載せておく。

万里の長城はごく一部分だけの再現だけど、それでも長いほうが10メートルぐらいの範囲に、高さ3mから4mぐらいの土盛りをした上に作られていた。

日本の古くからの建築物は、比較的最近に足を運んだものについ目が行ってしまう。これは去年の正月に日帰りツアーで行った奈良の春日大社。それ以前にも、夏休みなどに行ったことがある。

春日大社は平面図的なイメージがどうもよくわからなかった。こういうミニチュアで見ると、建物の配置などがよくわかる。

そして、これも去年の正月に行った東大寺大仏殿。

建物の中の大仏は見えない。(中に作られているのかもわからなかった)

どの国の建物も、その地域にあわせた人間のミニチュアが並べられている。過去の時代のものではなく、現代の風景。観光名所になっている建物が多いから、自然と観光客の姿が多くなる。イギリスの宮殿だと衛兵と観光客とか。東大寺大仏殿に置かれた人物を見ると、ガイドさんに引率された観光客。それと、奈良だからやっぱり鹿。

なかなか細かいところに凝っている。

この前の年末年始の旅行で行った宮島の厳島神社。これは宮島へ渡る船から見える風景。

去年の大晦日の日記に載せた画像は、厳島神社側からのものだった。そのときは引き潮で鳥居のそばまで歩いて行くことが出来たが、ワールドスクエアのほうは満潮の時の風景になっている。

ゆっくりと見て、写真を写して1時間40分余りだった。午後12時半を回っているので昼飯にする。

みやげ物屋などが入っている建物の2階がカフェレストランなのでそこで食べることにする。

観光施設のレストランでそんなに凝った料理が出てくるということはあまりなく、ファミリーレストランと同じような感じ。前夜が食べすぎだったから、別にそういうところであまりボリュームのないものでよい。それで、食べたのはひれかつ御膳

みやげ物売り場を見て回ったり、会社へのお土産を選んだりしてバスで鬼怒川温泉駅へ戻る。帰りの列車まではまだ余裕があるので、駅近くを少しぶらぶらと歩いたりして、それから駅へ戻って缶コーヒーなど飲みつつ待合室で待つ。

駅のコンコースにはワールドスクエア宣伝用の自由の女神と並んで雛飾り。そういえば、もうすぐ桃の節句。

雛壇の下のほうに小さな説明があり、地元の人々が鬼怒川の観光振興の組織に寄付したものということだ。

鬼怒川から浅草まで特急で約2時間。午後6時15分前ぐらいに着く。浅草でちょっと食べて飲むのもいいかと思い、まずは神谷バーをのぞくと、さすがに有名な店でもう超満員。吾妻橋を渡るとアサヒビール本社があり、そばにビアホールもあることを事前に調べてあったが、行って見るとなんと貸切り。浅草で飲んだことはないから、他に店の当てがあるわけではない。

これは、旅でくたびれて帰ってきて、あまり家から遠いところで飲むなということなのだと思うことにして、じゃあ近くの馴染みの店でということで南行徳まで帰って居酒屋オンドリへ。

最初は中生。焼鳥はねぎまレバを2本ずつ。

焼鳥と一緒に注文したさわらの照焼きも少し遅れて出て来た。

今日はビールだけにしておく。中生の次はハートランドを1本。それと、イカのトマトソース煮

最後はオレンジハイと大人のポテトサラダ

マスターはマヨネーズを自家製にしたので、酸っぱさが少しマイルドになっていると言っていた。言われて見るとそんな気がした。マヨネーズは買うより、自家製のほうが安いということだった。

日本酒はやめておいたので、金曜日の分の日記を書き上げることにする。途中で少しは眠気を催したが、なんとか書き上げてUPした。