ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

ずるずるずる

2014年06月28日 18時44分46秒 | 食の話
ずるずるずる・・・
麺類を食べる時、とりわけざる蕎麦を食べるとき、
ことさらに大きい音を立てて食べる人がいる。
これが通だ!といわんばかりに。

でもこれにはどうにもなじめない。
隣でこんな音をたてられたら迷惑でしょうがない。
とっても野蛮に思う。
もちろん麺類を食べるときはある程度の音が出るのはしょうがない。
でもそこは、それなりにちょっと控えてなるべく音をださないようにする・・・
これが礼儀だと思うのだけど、この見解は必ずしも一般的でないようだ。
蕎麦、うどん、ラーメン・・・たいていの人は音を出してすする。
そこに快感を感じているようだ。

でもわざと音を立てて食べる、そんな文化が外国にもあるのだろうか?
それどころか日本の昔からの文化にそんなものがあったのだろうか?
紫式部がずるずるずる・・・と、大きな音を出して食べてたとはどうも思えない。
清少納言だったら?・・・う~ん、まあそんなことはおいといて、
音を立てて食べる、これってとっても野蛮ことのように思えるのだけど、
もしかしたら昔からそんな文化があったのだろうか?

小笠原流では、蕎麦は5メートル離れた人にも聞こえるように音を立ててすすらないといけない。
うどんは3メートル、ラーメンは1メートル離れた人にも聞こえるように、すすらないといけない・・・
いやいやそれは違う裏小笠原流では(そんな流派があるかどうか知らないけど・・・)蕎麦は6メートル50、ラーメンは5メートル30、うどんは2メートル15センチまで音が届くようにすすらないといけない。
しかも1回ではダメで必ず3回に分けて音を立てないといけない・・・みたいなそんな流儀があったのだろうか?
それはどうも信じられない。

きっと江戸っ子が立ち食い蕎麦屋でがさつに食べる、
そんな文化が音を立てて食べる、そんな下品な文化をうんだのだろう。
というわけで今でもことさらに音を出して食べる、それが通だと思っている人を見ると、
とってもがさつなあほな人に思えてくる。
コメント (2)
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