ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

博多の華

2010年09月23日 05時17分22秒 | 酒の話
よその家に行くと最近よく見かける、「博多の華」を。
それを見ると「なんだうちとおんなじだ」と、ほっとする。
これが「薩摩白波」や「黒霧島」だったら・・・
「うむ、いかん、負けた!」と、思う。
知っている限りでは本格焼酎では「博多の華」が一番安い。
1080円で買える。1000円切っているところもある。
味も悪くはない。少なくとも1080円以上の価値はある。
というわけで我が家でももっぱら「博多の華」

しかし・・・ねぇ。
みんなこんな安い酒ばかり飲んでいいのだろうか?
金のある人はもっと高い酒を飲んだらどないやねん!
昔若いころ、今よりももっと金のないころ、(今もないけど・・・)無理して高い酒を飲んだよ。
みんながほんのちょっと無理したら、酒税の収入も増え、日本の財政も潤うよ。

そもそもサントリーが法の網をくぐって、発泡酒を販売したのが諸悪の根源。
それ以来消費者は安い酒を求め続けてきた。
それ以来、メーカーは少しでも安い発泡酒や第三のビールを作り続けてきた。
確かに美味い発泡酒や第三のビールも出てはきたけど、やっぱりビールのほうが美味いに決まっている。
消費者が味や品質でなく価格にこだわる限り日本のデフレ傾向は続くし、中国製が進出して日本の経済はますます萎縮する。

消費者のほんのちょっとした気持ちの切り替えで日本の経済は変わるのだ。
価格よりも品質!
醸造酒よりも純米酒を。
普通の野菜よりも無農薬野菜を。

そして今の日本を憂い、今日もまた呑む。
「博多の華」を。
コメント
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