軽トラがやってきた

軽トラがやってきた。
中古だけどまだあまり乗ってないので、とてもきれいだった。
でもこれは息子のなのでこちらにはあまり関係はない。
古い軽トラは知り合いの人にやるらしい。

問題なのはここから。
魔がさしたのかふと、車を持ってきた自動車整備店の人に聞いてみた。タイヤのことを。
実は以前たまたま入ったスタンドでガソリンを入れたとき、
タイヤが磨り減っている、このまま走ってるとパンクすると脅されて（？）いたのを思い出したから。
そでて見てもらったら、同じくパンクするといわれてしまった。
こいつらグルか？・・・と思わないでもなかったけど、パンクするのもかなわない。
それに最近ブレーキのキレが悪いと感じてもいた。
それで脅しに屈して（？）かえることにした。
人を脅して儲けようなんてその根性が気に入らない、と思いつつもやっぱり安全にはかえられない。
そして車を持っていってもらったら直ぐに電話があった。
他にも安全に関わる問題があったこと、何とか言うものが破れているらしい。
（専門用語を並べられるとどうも弱い）
この整備屋はすぐ他の不具合を見つけようとする悪い癖がある。
どんな人にも欠点がある。
車だって同じじゃないか。
いちいち欠点をあげつらうのはいかがなものか。
もっと暖かく見守ってあげられないものか。
・・・と思わないでもない。
それに悪いからといって直ぐに換えるというのはどうだろう？
もっと他にもやることはあるのではないか。
「うんうん、よくがんばったね。でももうちょっとの辛抱だよ。次の車検まで頑張ってね」
と暖かく励ますとか、
「なんだ、もうへこたれたのか！もっとしゃきっとせい、しゃきっと！！」
と叱咤するとか。
とはいえ安全に関わるといわれると、思わず「ははぁ・・・」とひれ伏したくなる。
というわけそれも直してもらった。
そして今日晴れて無罪放免。清く正しい体になって車が戻ってきた。
請求書の額はタイヤ代４本のほかに、フロントドライブシャフトアフタブーツ、ロアーボールブーツ、スタブブッシュ、取替え、そして技術料と消費税で７万円近かった。
これで発泡酒は何本呑めるだろうなぁ・・・
焼酎は何本呑めるだろうな・・・
とため息混じりに考えながら、直ぐに郵便局に行って金を引き落として払いに行った。
でも仕方ないよね。
なんせフロントドライブシャフトアフタブーツ、ロアーボールブーツ、スタブブッシュ？？？？？・・・なんだからね。

雨

人に会うたびに話題は同じ。
「雨が降らないね」
「ほんと降らないね」
「どないなってんじゃ！」

ところが買い物の帰り
暗くなった車のウィンドーに雨粒が
ぽたり、ぽたり、ぽたぽたり

「えっ、雨？」
もっと降ってくれ！
ぽた、ぽた、ぽたり、ぽたたたた

家に着いても相変わらず
ぽと、ぽと、ぽっとん、ぽとととと

ところが夜、
ふと目を覚ますと待望の、
ざ～～～っ！
よし、よし、いけいけ、もっといけ！


雨の音をこんなに楽しく聞いたことはない。