ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

ブログ

2008年01月18日 17時34分49秒 | 雑感
この一週間めずらしく外に出ることが多かった。
ほんとうは寒いときは家の中で縮こまって半冬眠状態でいるのがすきなのだけど・・・。
動き回るのはどうも性に合わない。
昔から出不精で、人が来るのはいいのだけど自分からはわざわざ出かける気にはなれない。
出かけるだけでなく電話するのもメールをするのも人のホームページやブログを見るのも億劫になり、
ついついコメントやメールの返事も後回しにしてしまう。
それでも気を使う人には何とか早く返事をするようにしているけど、
親しくなりそんなに気を使わなくてもよくなると、返事をだすのも遅くなり、数ヵ月後になることもよくある。
(返事が遅い人ほどそれだけ親しみを感じているのだよ)
というわけで人のブログもそんなにこまめに見ているわけではない。
それにいいわけみたいだけど、毎日でもみたいなと思えるブログは多くはない。
とりわけ、20代の人のブログはたいてい面白くない。
内面の輝きがあまり感じられない退屈なものが多いから。
もちろん例外はあるけど・・・。
「今日は・・・に行きました。面白かったです」
「今日は・・・で、・・・を食べました。おいしかったです。」
なんて記事を読んでも少しも楽しくない。

ブログで見る限り人が輝くのは、独断的に言うと、
女は35から~子供が学校へ行くようになり、子育ても一段落し自分を見直す時間が出来てきたとき、
男は45から~会社で、もうあんたはいらないよ、とばかり先も見えてきて、第二の人生を考え始めるとき、
人は初めて自分に向き合うことが出来る。
20代で独創的な人は一部の天才は別としてまずいない。
たいていの人は自分は独創的だと思っていても、その実、人の頭で考えて人の言葉でしゃべっているに過ぎない。
それで20代の人とはあまり話をする気にはなれない。退屈だし、無理に相手に合わせて話をするのは疲れるだけだから。

もっともたまに我が家に来る20代の人はわりと輝いている人が多い。
というか、変わっている人が多い。
いまどき農業をやりたいなんて、変人に決まっている!
そして変わっている人にあうと、自分がまともなことがわかって嬉しくなる。
じゃなくって、とても刺激されて楽しい。

というわけで一般的には20代の人のブログはたいてい面白くない。
グルメ雑誌のような、旅行のパンフレットのような記事を書くのでなく、
せっかく出かけるなら、心の中の旅もしてきてほしい。
非日常の中で自分を見直すいいチャンスなのだから。

でも結局それでいいのかもしれない。
山羊や牛のように人の心にも胃が4っあって、
20代は第一の胃でただがむしゃらに食べるだけ。
30代は第二の胃で、40代は第三の胃で、50代は第四の胃でそれをじっくり反芻して、
60すぎてからやっとそれを吸収できるのかもしれない。
コメント (2)
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