柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

逆転

2008-10-09 08:40:28 | Weblog
13ゲームひっくり返されるなんてのは前代未聞でしょう。昨日の試合見ている限りでは巨人ですかね。内海の次に出てくる投手(誰やら知りませんが)がいいです。若いのが来てるんですね巨人らしくもない。あと二つ、そのまま勝ってしまうんでしょう。後世に残る劇的なペナントレース。それはつまり歴史的な大チョンボということです岡田監督の。世紀の大失速は岩田が勝てなくなったのが主因で、新井の怪我が副因。なんてね、もう終わったように言ってはなりませぬ。でも、ダメでしょうね、阪神息が切れてます。久しぶりの日テレ地上波、時間延長ありの野球中継見ながらそう思いました。
 ノーベル化学賞に80歳の爺様です。クラゲの発光タンパクの発見に対する授賞だそうで、こちらは物理学賞と違って極めて単純明快、素人向けです。先の物理学賞の対象論文が30年も50年も前のものであったように、今回の化学賞の対象も1979年の当該蛋白質の化学構造を解明した論文に遡るそうです。当時は何の役にも立たなかったモノが遺伝子工学の発展につれて生命科学やバイオテクノロジーの研究の必須ツールになっているんだそうです。うむ、こちらも評価を受ける為に長い時間が必要だったというわけです。昨日は学問とは長い時間をかけて多くの人の評価試用に耐えなければならぬ我慢仕事だと仰ぎましたが、物事には発表後すぐさまセンセーショナルに世界中に広まるような時代に just fit したモノもある一方で、時代が(応用する技術が)追いつくまで長い年月を要するものもあるけれど、いずれ評価に耐え世界の常識に変わっていくものは厳たる真実、単純な真実なのだという原則に気づきます。受賞した爺様が手にしている緑色の試験管。これだけですからね。目の前にひょいと示せるこの厳たる事実。理屈などいらぬ事実。真理は単純で美しいなんてよく言われる言辞ですが本当にそう思うことです。79年に見つかった構造式があればこそ大量生産が可能になり、世界中で安価に利用されるようになりその後技術や知識が飛躍的に積み重なったという図柄です。何気なく指につまんでいる緑色の試験管。この単純さがとてもいいですよね。そう思いました。
 民主党はインド洋での給油協力法案にすんなり賛成するんだそうです、小沢さん国連信仰を頑として枉げずあれだけ反対して安倍さんをひきずり降ろしたというのに、今度は賛成するんだそうです。社会党のゲジ眉村山さんが自衛隊を認めたり日米安保を認めたりしたのと同類の日和見。と言うかあからさま。政権獲るにはなりふり構わずなんでしょう、千載一遇とはこの時のことを言うのでしょうから。わからぬではないですが下品。節操のないこと。こういうやり方にはきっと岡田さんやら前原さんやらは反対でしょうね、そんな気がします、整合性も何もないことですから。新聞に載ってましたが、民主党が選挙を急ぐのは今なら勝てると踏んでいるからですが、公明党やら自民党の一部(広島の中川さん、小泉系の人小池担いで干されている人)の共通の大義、表向きの理由は民意を問い政権の正統性を得ることだそうです。何か白々しいですが、凡な記者が総説的に書けばこういう表現になるのでしょう。この広島の中川(もう一人の中川大臣は北海道)は選挙選挙とうるさい奴です。今やって自民党勝てるんですかね。どういう考え方なんでしょうね。世界恐慌が始まってます。極々常識的に、麻生さんの言うとおりこんな時に選挙じゃないだろう、まず足元固めて日本を守るべきでしょう。民主党があからさまな手に出て来ているんですから、そこを逆手にとって、着実に経済復興を進めながら相手の失着をつけばいいです。大ピンチは相手の隙も大きくなるときです。自民党にとればここ半年の猶予は絶好の逆転の期間と思いますがねぇ。私の考え方が違うんでしょうか。
コメント
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