柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ステレオ

2008-10-20 08:41:55 | Weblog
細田自民党幹事長の映像がさかんに流れます。私は麻生首相になりかわって言うのだ、解散は近いぞと、骸骨顔で声を張り上げてます。自分も、麻生さんも事務所を開設して臨戦態勢だと。麻生さんは国会での答弁では一度も解散と言いませんし、その素振りも見せません。が選挙で勝ってなんぼの人達です、鼻の利くことだろうとも思いますがしかし、このコントラストはどうでしょうか。形から言えば、内閣と自民党とは違うわけです。細田さんが首相の意志を伝える役ではないのです、それは内閣官房長官の役目です。ですから、細田さんの言は鳩山さんとか他の党関係者の予想と変わらないことなのですが、でも同じ自民党ですからね、情報としてはより確かなことなんだろうと周りは思いますわね。で、あのはしゃぎようです。うむむ?民主党はインド洋の給油法案をすんなり通すそうです、あれだけごねて安倍落としする道具にした法案を解散促進するために通すんだそうです。それを見込んでの大芝居でしょうか。解散してやるからこっちの言う法案を通してくれ。重要法案が次々に通って、何とか今の経済危機をくぐり抜けて、景気対策なるモノを目に見える形で示せたら、自民党に大きく風が吹くでしょう、いや少なくとも今よりは持ち直す可能性がありますわね。あれだけなりたかった総理にやっとなった麻生さん、できるだけ長く、自分の有利な条件が揃うまでと考えるのが普通でしょうにね。そして古館がさかんに言ってます、解散という声と、今そんな事している場合じゃない経済危機を回避するが優先事項だという声、どちらを採るのか、ですね。何だか細田さんのあの話しぶり見ていると芝居がかっているように思うのですがいかがですか。敵を欺かんと欲すればまず味方から。ですか。
 毎日新聞がコラム(余録)で、大阪橋下知事の学力テストの結果開示について噛みついてます。住民にはよりよい教育を受ける権利がありそれこそがサービスであり自由なのだと一方で認めながら、心配なことでより深刻なのは子供たちの学ぶ意欲の低下だ、と言います。目先の数値にこだわり、即効や打算めいた対策に偏れば逆に学ぶ意欲を奪いかねない。漢方薬のような長い目で見た対処法も必要だと。漢方薬に対してえらい誤解してますが、それは措いて、これが左翼さん達の問題すり替え術です。成績を隠して、みんな同じでいいんだなんて、レベルをどんどん落とすようにし向けてきた結果が今現在なんです、橋下知事はそれに気づいているからああいう風に断行したわけです。それを今次のノーベル賞受賞者の例、今現在は何の役にも立たない基礎研究を何年もかかって成し遂げてという事例を奇貨にうまくすり替えるわけです。学習意欲を削ぐな、興味や好奇心を削ぐなと言いたいのでしょうが、それが悪名高いゆとり教育だったんでしょうに。成績こそが次へのモチベーションなのです。「目先の数値」が必要なのです、今やった努力の評価が必要なのです。それを何とか上げようとする努力こそが必要なのです。競争を批判する反論しかしないステレオタイプ。人は能力差をバネにして梃子にして伸びていくのです。そうですよね。いかがですか、諸姉諸兄。
コメント
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