理由

昨昼のＴＢＳの情報番組で黒鉄ヒロシが言ってました、こんな時にいかに休日をどう使おうが自由とは言えゴルフの練習なんかするなよ麻生さん、と呆れてました。ポーズでもいいから問題山積みと自ら言っているのだから官邸に籠もって勉強していたとか大臣を呼びだして協議していたとか、そういう態度を国民に見せたらどうだ？との論です。まことその通り。ま、そういう事に頓着しないってのがこの人のキャラクターだという反論なんでしょうが、だからおぼっちゃんは困るって眉を顰めてる人も多いのでしょう。二世だお坊ちゃんだ殿様だという揶揄は無能さ傲慢さ横着さを言いながら世情への疎さ、庶民の思いを理解できない立ち居振る舞いへの非難が込められます。でも、庶民（こういう言い方も変だと思うのですが、代々の大金持ちは歴然として存在するわけですから、そうでない普通の人間達はこう呼ぶしかないのです）と違うのも確かなこと、生まれつき身についているというか身につけてきたものが全然違いますからね。黒鉄ヒロシの言もよくわかりますがその辺りに気を回す暮らしではなかったということなんですよね。議員一年生ではないわけです。こういう捌きで首相まで登り詰めた人ですから。
　今朝のＮＨＫで解説委員なる者が解散総選挙の日程はどうなるのかという問いに対して答えてました。おお、どうしてこの時期に民主党やら公明党だけではなく自民党内からも解散を急ぐ理由が出てくるのかという私の疑問に答えてくれようかと聞き耳立てました。が、何も出ませんでした。麻生さんに替わることによる人気の上昇を見込んでの事らしいです、他に何も深いモノが聞けませんでした。ここで早期解散しないなら福田さんが政権投げ出した意味がない、なんて全く逆向きの意見もあるそうです。参院選のあとに鳩山さんがよく使っていた直近の民意を背にしたいんでしょう、つまり首すげ替えることで勝とうという魂胆。それでも国民は自民党を選んでくれたという、何物にも代え難い政権担当理由を得たいからなんでしょう、それはよくわかりますが、ええ？本当に首すげ替えるだけで大丈夫って読みなの？と改めて驚きます。もっと深い何かがあるんじゃないの？でもないみたいです。今やったら負けるでしょうね。民主党の流れに乗る手が得策なんでしょうかね。わかりません。負けるだろうと予想される選挙に敢えて打って出る理由は何なんだ？やっぱりわかりません。