柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思い違い

2008-10-21 08:40:41 | Weblog
ロスで自殺した(と報道されている)三浦和義さん、他殺の疑いがあるそうです。弁護士が申し立てたそうです、解剖の結果他殺の所見があったんだそうです。おお、まさに殺された奥さんの呪いですか。この事件を蒸し返されたくない者が他にいたんでしょうか、つまり共犯者。とうの昔に消火された対岸の火事が何年も経ってこっちでくすぶり始めて身の危険を感じたってわけですか。ミステリアス。というか悪事はばれるものだというか。
 毎日新聞に大きく皇太子妃バッシング記事です。この人をめぐる話題(つまりはバッシングですが)はその手の雑誌では尽きていません、西尾幹二が急先鋒、それに対する紛々の反論。今朝の毎日の記事も、公務を欠席して娘の運動会に興じている写真を載せて、宮内庁の説明が足りぬと文章ではそちらへの叱責になっていますが、体調が悪い、病気だと言いながら娘の運動会では笑ってられるのかい?という批判が実のところです。確かに心情とすれば記事に賛同しますね。学校ずる休みして映画見たり旅行したりという風情ですから。皇室という特殊性がどっちに波を大きくするか。皇室だから公務優先だろうに、か、皇室だからといって母親の気持ちは一緒だろうにか。今まで長くご休養遊ばしていた分、皇太子妃には不利ですかね。外に出られるなら今までの欠けた分を取り戻そうとするのが本来だろうと。うむ、私はこっちに与します。宮内庁ではなく皇太子妃本人の問題として。
 阪神負けました。ここぞという時に頼みの3、4番が機能しませんでした。頼みの藤川が打たれました。岡田は藤川にお前が打たれてよかったなんて言ったそうです、気持ちはよくわかります。時の流れの非情さを感じます、阪神は打って逃げて勝ってきたチームです。そのパターン不全で負ける皮肉です。別に箴言の類を引っぱり出す必要などないのですが、一つパターンで隆盛を誇った集団はそのパターンに固執して、そのパターンの不全で衰えるのです。新井もせっかく優勝の美酒を求めて移ってきたことでしたが今年が最後のチャンスだったんでしょうね。可哀想に来年からはおそらくこうは行きますまい。そう思いました。中日が強いんじゃなくて阪神の落日。そう思いました。思い違いであって欲しいですが。
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ステレオ

2008-10-20 08:41:55 | Weblog
細田自民党幹事長の映像がさかんに流れます。私は麻生首相になりかわって言うのだ、解散は近いぞと、骸骨顔で声を張り上げてます。自分も、麻生さんも事務所を開設して臨戦態勢だと。麻生さんは国会での答弁では一度も解散と言いませんし、その素振りも見せません。が選挙で勝ってなんぼの人達です、鼻の利くことだろうとも思いますがしかし、このコントラストはどうでしょうか。形から言えば、内閣と自民党とは違うわけです。細田さんが首相の意志を伝える役ではないのです、それは内閣官房長官の役目です。ですから、細田さんの言は鳩山さんとか他の党関係者の予想と変わらないことなのですが、でも同じ自民党ですからね、情報としてはより確かなことなんだろうと周りは思いますわね。で、あのはしゃぎようです。うむむ?民主党はインド洋の給油法案をすんなり通すそうです、あれだけごねて安倍落としする道具にした法案を解散促進するために通すんだそうです。それを見込んでの大芝居でしょうか。解散してやるからこっちの言う法案を通してくれ。重要法案が次々に通って、何とか今の経済危機をくぐり抜けて、景気対策なるモノを目に見える形で示せたら、自民党に大きく風が吹くでしょう、いや少なくとも今よりは持ち直す可能性がありますわね。あれだけなりたかった総理にやっとなった麻生さん、できるだけ長く、自分の有利な条件が揃うまでと考えるのが普通でしょうにね。そして古館がさかんに言ってます、解散という声と、今そんな事している場合じゃない経済危機を回避するが優先事項だという声、どちらを採るのか、ですね。何だか細田さんのあの話しぶり見ていると芝居がかっているように思うのですがいかがですか。敵を欺かんと欲すればまず味方から。ですか。
 毎日新聞がコラム(余録)で、大阪橋下知事の学力テストの結果開示について噛みついてます。住民にはよりよい教育を受ける権利がありそれこそがサービスであり自由なのだと一方で認めながら、心配なことでより深刻なのは子供たちの学ぶ意欲の低下だ、と言います。目先の数値にこだわり、即効や打算めいた対策に偏れば逆に学ぶ意欲を奪いかねない。漢方薬のような長い目で見た対処法も必要だと。漢方薬に対してえらい誤解してますが、それは措いて、これが左翼さん達の問題すり替え術です。成績を隠して、みんな同じでいいんだなんて、レベルをどんどん落とすようにし向けてきた結果が今現在なんです、橋下知事はそれに気づいているからああいう風に断行したわけです。それを今次のノーベル賞受賞者の例、今現在は何の役にも立たない基礎研究を何年もかかって成し遂げてという事例を奇貨にうまくすり替えるわけです。学習意欲を削ぐな、興味や好奇心を削ぐなと言いたいのでしょうが、それが悪名高いゆとり教育だったんでしょうに。成績こそが次へのモチベーションなのです。「目先の数値」が必要なのです、今やった努力の評価が必要なのです。それを何とか上げようとする努力こそが必要なのです。競争を批判する反論しかしないステレオタイプ。人は能力差をバネにして梃子にして伸びていくのです。そうですよね。いかがですか、諸姉諸兄。
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面白い

2008-10-19 09:37:02 | Weblog
先日の参院予算委員会で麻生首相に向かって解散すると言ったのならやれ!なんて命令口調でくどくど食い下がっていた石井一民主党副代表に、同じ民主党の陣笠議員前田某の首をあれだけ迅速に簡単に切ったマルチ商法会社からの献金問題の咎が降りかかっています。TVによると小沢さんの一の子分山岡衆院国対委員長にも献金があったそうです。こりゃ面白い。幹部はお構いなしとあっさり強権発動するか。すれば半小沢勢力が黙ってないでしょう、横路派とか前原、岡田さんとか。でも、この時期ですから内紛騒ぎは避けたいですね。でも、実際陣笠さんを切ってしまいましたからね、形は本人の離党辞職を許諾したという党首(代表)会見でしたが。まさかこの二人が離党して辞職するなんて考えられませんし、前田某との違いをあれこれ並べてだから俺は悪くないなんて屁理屈捏ねて、その上で小沢さんが私もそう思うなんて裁定するというシナリオでしょうか。石井の爺さんはともかく山岡のおやじを切るわけにはいかないでしょうしね小沢さんも。面白いと思いますよ。選挙を睨んで臭い物に蓋するんじゃなくて早々に捨てちゃった、へぇ速いこと、今回は真剣ですかなるほどねと大向こう(国民)にアピールしたところですからね、振り上げた手をどう下ろすか。見物ではあります。
 昨夜BSで(TVばかり見ているようですみません)黒澤明監督の「天国と地獄」やってました。昭和38年公開作だそうです。私が小学一年の時です、東京オリンピックの前年。後の解説で言ってましたが、昭和38年とは鉄腕アトムのTV放映が始まった年だそうです。おお。鉄腕アトムやら鉄人28号は小学3、4年時分にはもう夏休みの朝に再放送されてましたからね、これはよく覚えています、そう思えば私の年代はTV漫画の創始期から隆盛期をリアルタイムで過ごした世代、体に沁みている筈です、一週を通して6時半なり7時、7時半は何か漫画が放映されてましたから。その時代の映画です。前にも書きましたが、映画の楽しみ方その一はその時代の空気を嗅げることだと思ってます。特急こだまが走ってます、東京大阪を6時間何分で結んだ当時の花形特急です。個人的にこの特急には強い思い出があるのでこの映像には心が止まる思いでした。これが映画の楽しみだと強く思ってます。そして街の匂いがなんとも懐かしい。今から思えばコンクリート打ちっ放しのようなただの四角い建物なんですが当時はモダン、インテリアもなんともアナクロで(45年も前の映画です、アナクロで当然ですが)これがまたいいんですね。俳優達も若い若い。三船敏郎、志村喬、仲代達也等いつもの黒澤組の面々に、若き山崎努。白黒映画というのは本当に想像力を掻き立てます。この映画も江ノ島やら海の風景が何度もでてきますが、白黒だからこそ季節感やら海の青さやそこを吹く風が見えるようなそんな気になります。特急こだまのあのアイボリー地に赤のラインが鮮明に見える気がします(そう見ていますから)。何年か前に現代の俳優でこのままがリメイクされてましたね、誰々のキャスティングだったかはすっかり忘れましたが。でもこれ見るととても原作に敵うモノではなかったですね。てっきり松本清張の本だろうと思い込んでいましたが外人作家の本でした。これも新しい発見でした。だから昔の映画は面白いんです。
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才能

2008-10-18 08:41:39 | Weblog
昨夜BSでカーペンターズの特集やってました、ご覧になった方多くいらっしゃいましょうか。案内役というか講釈垂れに萩原健太とつのだヒロですた。どうしてつのだヒロ?私が訳を知らぬだけかもしれませぬがどうして?カレン(妹)がドラム叩くから?それくらいしか繋がりがないように思います。萩原健太は業界では有名な音楽評論家です、得意はビートルズやらプレスリーやらだったと思います。全編を見たのではないですが、この二人がそれほど役に立ったとも思わなかったですね、ただカレンがドラム叩く場面でつのだヒロがあれこれ言うのは面白かったです、曰く、彼女には絶対音感ならぬ絶対リズム感があると。絶対リズム感?つまりこういうことだそうです、絶対音感とはある音をピンと出す、その音の高さがわかる才能です、それに対する絶対リズム感とは例えばある場所で録音して、その曲の続きを別の日に別の場所で演奏しても、前のテイクを聞かずとも同じ早さで(リズムで)叩ける才能だそうです。へぇ、初耳でした、なるほどなぁと思いました。カレンは唄は上手ですが、ドラムも叩けるってのも当時から有名なことでした。でも、当時のTVに出てくる映像でドラムを叩く姿なんかめったにありませんでした。知識として知っている、写真で見るだけのことでした。その昔、それこそ30年も前に京都でカーペンターズのコンサート見ました、びっくりしたこと二つ、一つはレコード通りのハーモニーが大音量で目の前に繰り広げられることへの単純な驚き、もう一つはカレンのドラムの巧さ。お兄ちゃんちょっと待ってよなんて日本語で話して会場の笑いを誘って、叩く叩く、これがまた巧いんです。遠目に、二階席から(安い席から)見ているだけでしたが、ちょっと上手な女が叩くって風情じゃないんです、バリバリ。あの印象はとても強いんです。で、昨夜の映像です。70年代を思わせるに十分なあのかすれた色あせたような画面、今のデジタルの綺麗な映像との隔たりが時代を感じさせるし胸が締まるような懐かしさが沸き上がる画面でしたが、その中でドラム叩いている彼女の姿に改めてびっくりしました。あれだけ叩いて息が切れない、口パクじゃないのもわかるから余計に凄さが迫ります。昔日本のグループサウンズでもドラムが唄うのがいくつかありましたね、カーナビーツのあい高野、ワイルドワンズの植田。でも連中唄が息切れしてましたものね、唄に気が行くとドラミングが明らかにおざなりになって。違いましたよ彼女は。つのだヒロが絶賛するのもさもありなんでした、素人目にもすごい。そしてやっぱり唄がうまいわ。声がいいんですよね、これはどこまでも天性。ヒット曲はたくさんありますが、 Only Yesterday が好きでした。この曲名の意味がなかなかピンとこずに打ちすぎていたのですが、最近何か全く別ジャンルの文章の中にこの言葉が出てきて、ほんの昨日のことなんだよという意味で使われていました。単語が容易なだけに意味が分かりにくいのはよくあることですが、このフレーズもその典型じゃないんでしょうか。only という単語のニュアンスの深さを感じたことでした。彼女の亡くなり方が亡くなり方だったので、それだけで敬遠する向きが多いことですが、一時代を築いたグループ(兄妹)だったことは確かなことでしょう、彼女の才能に改めて驚きながら思うことでした。
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能力差

2008-10-17 08:40:36 | Weblog
大相撲の八百長事件、古くて新しい事件というか持ち上がるたびに協会がうやむやにごまかしてきた歴史です。講談社のライフワークとも言うべきネタなのです。単純に協会(力士)側がそんなことやってないと弁明するだけです。今回被告(名誉毀損で協会が訴えている事件です)側の証人で話している板井とは、スピード出世で名を為した力士でしたよね。後の大関栃東も関取になるまであっと言う間で、連勝記録も作った人だったと記憶しますが、その前の記録持っていたのがこの板井じゃなかったですか(実は例によって曖昧な記憶です)。幕内に上がってからはこれと言った活躍のなかった人でしたが。その板井が時の看板横綱に八百長持ちかけて50万で星を売ったという話です。普通にやっても負けなかったんじゃないかと思うことですが、この業界の慣例がそうであったなら常識は通用しません。別に、この前解雇されたロシア人力士が千代大海と魁皇とに金握らされて負けたと証言してます。こっちはありそうです。とくに千代大海はこの手の話題の常連です。これだけ証言者がいるんです、嘘じゃないことでしょう。プロレス化するならするでちゃんと言えばいいです。こっちもそういう目で見るだけの事です。神事だとか国技だとか妙な解説つけるから(もっともそうだから文科省管轄下におかれ補助保護されているのですが)敵さんも知らぬ存ぜぬと言い続けるしかないんでしょう。そして誰も彼もがやってきたこと(特に役力士経験者達、つまり協会の幹部達、おそらく今の理事長三重の海も、彼は弱い横綱でしたから)だから皆口を拭う。そういう図柄なんでしょう。第三者?そんな者入れる筈もないことです。そうですよね。
 大阪橋下知事が、先の4月に文科省が実施した学力テストの結果を開示要求してやっと市町村教委が部分公表したという記事です。どの新聞も大きく採り上げています、つまりそれほどの事件だったということです、全国で初めてのことだそうです、それだけで驚きます。何のためのテストか、ですわね。橋下知事は大阪の生徒の学力が全国平均を下回っていることを危惧しての要求だったのですが、この一番の根本の所から左翼連中(つまりは中山前大臣言うところの癌、日教組)の考え方が違うんですね。知事といえども教育委員会に対しては強制権限はないのでしょう、成績開示権限は市町村教委にあるんだそうです、ですから大阪でも43の市町村の内公表に応じたのは小学校35、中学校は32に留まったそうです。抵抗する左翼さん達も多いというわけですが、この数にはまずは知事も満足じゃないんでしょうか。新聞に反論が載ります、左翼さん達の考え方がよくわかります。 市町村によっていい地域ダメな地域といったレッテルが貼られ、地域全体の荒廃化に繋がりかねない、自治体でも成績の悪い学校への犯人扱いが始まるだろう、単なるテスト対策が横行したのでは教育上のメリットは何もない、と(日経)。また山口県知事や沖縄県教委も、自治体の優劣が序列化される可能性がある、なんて否定的見解です。二井さんもそんなこと言うんだとがっかりしましたが、この手の人達は余程に「序列化」が嫌いなんですね。人の能力差を認めたくないんですね。それが無茶だって、間違っていたのだって戦後の60年でわかったじゃないですか。特に高学歴の者ほどこの手の綺麗事を言う。私達はあなた方と何も変わらない、平等公平なんですよなんて。その実は強烈な差別意識選民意識です。それも見え見えです。で、能力のある奴らのやる気を削ぐ、足を引っ張る。結果、低いところに均されて全体のレベルがガタンと落ちる。役所、学校、昔の国鉄等の国営施設、今で言えば社保庁、ちょっと考えればすぐ腑に落ちることです。できる奴ら、その下で上を窺う奴ら、その下で潜在能力のある奴ら、そしてやらぬ奴ら。どこでもこういう構成です。全体のレベルを上げるためにはできる奴らをどんどん伸ばして、そのしたにいる奴らを刺激して登らせることです。つまりやろうというモチベーションづくり。成績公表なんてのはその一番効果的な手段です。人には能力差があるんです。そこと平等公平とをすり替える嘘をいい加減にやめろと言いたいですね。いかがですか。
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想定

2008-10-16 08:41:14 | Weblog
サッカーまた勝てません。格下相手にいつものていたらくです。ホームゲームで格下相手、試合前は何としても勝ち点3(つまり勝つということ)をと見得を切っておきながら、勝てなかった後には結果が出なかったからと言ってコンセプトに誤りがあったとは思っていない、私達は間違っていないと居直ってます岡田監督。ふむ、それはいいんだけれども、何時まで待ったらそのコンセプトとやらが実現されるんだい?昨夜はゲーム見ませんでした、NHKニュースのダイジェストを見るだけです(得点シーンばかり)から多くは言えませんが、きっと同じことを繰り返していたんでしょうね、言い古された決定力不足。監督がああなら選手達も同じような物言いです、もっと相手を圧倒するようなゲーム運びをしたいなんてね、人ごとですわ。選手が評論家みたいな事言ってるチームが強いわけないですか。そう思うことです、大口叩く前に結果を出せ。勝負事をどう考えているんでしょうね。
 昨昼参院での予算委員会見ました、民主党の石井さんがやってました。この人昔からいる爺さんです、昔自民党、今民主党。最近よくTVに出て吠えてます、小沢がどうのこうのと呼び捨てで言いたい放題。この人の公明党叩きも有名で、というかこの人くらい創価学会相手にワーワーやる者が今までいないでしょう、それくらい素人耳にもきつい糾弾をする爺さんです。で、昨日の質問。相手(麻生さんはじめ閣僚達)を格下(単に自分のキャリアの方が長いだけなんでしょうが)と踏んでの放言に次ぐ放言。例の文藝春秋の文章をあげつらって、前言取り消すか解散するかはっきりしろ!なんて叫びます。国会の場であんた呼ばわりするわ、何々して下さいとかの言い回しではなくこうしろ!、ああせい!の命令口調。いつまでもいつまでも文章の揚げ足取りしかしない。近々の解散総選挙が党是であるのは理解してあげるけれど、その言い方はあまりに品のないこと。この爺さん、さかんに「あんた(麻生さん)のこと国民は信じないよ」と言うのですが、いいえ、あんた(爺さん)の物言いを不快に思う人の方が多いと思いますよ。麻生さんはまともに受けずのらりくらり逃げてましたが、あのしつこさにも×でしたね。下品です。挙げ句は公明党叩きたいばっかりに麻生さんが自分の選挙で創価学会の応援を受けているんだろう、そんなことでいいのかなんてねじ込んでました。公明党の力を借りずとも私は選挙に勝てると麻生さん言ってましたが。この爺さん横着に過ぎました。こういうキャラクターで、こういう物言いで存在している議員なのでしょうがそれにしてもです。先の中山大臣の如く、全国放映の、新聞ネタになる機会を狙っての確信犯的行動には違いないのですが、やはり滲み出るはその人そのものです。民主党の印象落としたんじゃないですかね。で、その麻生さん。その答弁がまだぎこちないこと。もっと横着に傲慢にお大尽らしく鷹揚に返すのかと思いきや、「基本的に」の連発、どもってどもって、同じことばかり繰り返してる。朝日には麻生さんは「なんとなく」を使いすぎだという記事です。昨日聞いている分にはその単語は気になりませんでした。基本的に。こればかりでした。口癖です、直していくことのできる範疇ですが、これがこの人の頭の中ということでもあります。まず原則を並べて防御壁を張るという思考模様です。なんとなく、というのは自分の知識が十分でないところへの言及をごまかしている物言いでしょう。基本的に、原則的にと接頭辞をつけるは原理原則を相手にも押しつけるという構えです。いえ、所詮は口癖ですからどこかの安物の心理学者の如き詮索は無用のことですが、ああいう論戦の場、アドリブやら当意即妙やらを要求される場でこそ本人そのものが現れるということです。いかに用意しているか。如何に常日頃シミュレイションしているかがそのまま現れるんでしょう。勉強になることです。
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欲望

2008-10-15 08:42:03 | Weblog
リーマンブラザーズの元トップが私の責任だったと認めてました。公的資金の注入が各国で行なわれ、株価は一時的(かどうかはわかりませぬが)に持ち直してます。TVや新聞の解説やらレクチャーものなどを読むに、結局どこも金回りが悪くなって、どこが焦げ付くのかわからない(疑心暗鬼)から金を貸せない、金を借り入れられないという状態。金を貸して(投資して)利鞘を稼ぐのが金融機関の仕組みです(なんでしょう?)から例えば自転車操業しているところ(この前倒産した日本の保険会社もそうだったんでしょう)へ金が回ってこなければ即、という顛末になろうとは理解し易いところです。そのきっかけが耳タコになってるサブプライムローン、貸し倒れ問題。大きな利益を見込んで(ここがきっかけ中のきっかけです、焦げ付かせた方、借りた方、貸し付けられた方、返済できなかった方が悪いという事なんでしょうが、貸す方が欲をかいただけのことです)計算通りにいかなかったという図。話は単純なことなんでしょう。で、アメリカでの記者会見が放映されているのを見ていたら、こういう発言がありました、今のシステムでは欲望を抑えられないと。TV放映ですから切り取った言葉です前後の脈絡は不明なのですが、非常に印象的というか、この言葉で何だか謎が解けたような気になりました。欲望。マルクス主義(社会主義、共産主義)は人の欲望を抑えつけることによって成り立つ思想、人の欲望は決して抑えつけられないもの、だから破綻もした、だから粛清に次ぐ粛清といった恐怖政治を敷くしかなかったという評価があります。人より豊かな生活をしたい、人より沢山金を持っていたい、人より高い地位につきたいなどなど人の生きる上での一番のモチベーションである欲望をもぎ取るという無茶が是なのか非なのか。それを非としてさらに競争を自由にして自分の工夫でいくらでも上昇できる社会が資本主義だと、比較論的に定義できましょうか。で、確かに資本主義自由主義社会は産業発展を成し遂げました。社会主義は50年足らずで破綻しました。しかし、欲望はきりがないわけです。もっともっと。サブプライム問題も金儲けのひと手段に過ぎなかったわけです、あれだけ大転けしたのですからさぞやハイリスクだったのでしょうしそういうことは皆分かっていたはずですが、上手くいけばハイリターンだったのでしょう、だから大量に貸し付けた。欲望。資本主義の根幹ですが、それが資本主義で作り上げた社会を潰していくという皮肉です。清水寺の住職ではないですが、この一連の金融危機経済混乱を一言で表すなら欲望、これでしょうね。何だかストンと腑に落ちた気がしています。ならば解決にはこれしかないでしょう、辛抱。我慢しろ!違いますかね。
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眉唾

2008-10-14 08:37:31 | Weblog
総選挙だかんだの騒ぎとアメリカ発の金融危機のおかげで、巨人の劇的逆転ドラマはすっかり話題から外されてしまいました。そのまた影に隠れているようにパリーグの敗者復活戦始まりましたが、またオリックス欲のないことあっさり連敗でチョンです。どうしたの?もう終わったの?いつからやってたの?やる気ないの?短期決戦とペナント長丁場とではそもそも強い弱いの基準からして違います。だからこんなペナントレースの結果を無視するようなトーナメントはやるなと言う意見も一理あるわけですが、絶対のエースの差でしたね。セリーグは今年は巨人でしょうか。阪神は中日にも危ないかも知れませぬ。その阪神、岡田さん辞めるんだそうです。13ゲームひっくり返された責任はやはり大きいですか。相手が阪神ファンですからねぇ。外から見ている分にはこれほど面白い人達はいないのですが、そういう人の攻撃(非難批判)を一身に受ける立場はおそらく想像を絶するストレスなのでしょう。慰留は受けないと言ってるそうです、では次は?いよいよ掛布の出番が回ってきたのでしょうか。それとも平田?藤田平?そろそろ確執を越えて掛布にやらせてみる時じゃないんでしょうか。広島の衣笠とともに球界の不思議を解いてもらいたいですね。
 中高生に喫煙に関するアンケートを採ってあれこれ結果を報道してました。煙草代をいくらにしたら禁煙するか?なんて質問したんだそうです。一箱千円にしたら(やっと)半数以上が禁煙するだろうと答えたそうです。倍の600円ではそこまでいかなかったそうです。中高生に直接こんなこと聞いているんです。びっくりしました。仰天しました。つまり喫煙しているという前提ですわね、喫煙を許容しているニュアンスです。こんな調査でいいんでしょうか。いえ、中高生の実態を知らなければ対策も何もできぬという論は肯きます、実際にどれだけ煙草吸う者がいるのかを掴むのは意味がありましょう。連中も面白がって答えるんでしょう、きっと正直に書くんでしょう、このデータが信頼おけぬなんてことも言いません。が、一箱いくらにすれば禁煙するかなんて質問が適当ですかね。相手は中高生ですよ。こんな質問では未成年うちは吸ってはならぬというメッセージは伝わらないでしょうね。その逆のイメージです。不適当じゃないですかね、いかがですか。TVではこのデータ出した後に、調査担当したどこかの大学教授が出てきて解説してました。どんな新しいことを言うかと思えば、若い内に喫煙するといいことはないとやらとくに若年者の禁煙を徹底していくことが大切だなんてカラカラ音がするような空っぽな常識論を言うばかり。大金かけてそれだけかい?笑いました、というか、学者というのは何時まで経ってもこのレベルのお茶濁しで仕事になるんだのうと呆れました。専門家、有識者の言こそ眉唾ですぞ、皆様。
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舶来思想

2008-10-13 09:32:39 | Weblog
文藝春秋の今月号(11月号)に地球温暖化についての論文が載ってます。二酸化炭素悪玉説を嗤う論調です。ここ40年の間で世界平均気温は0.7度も上昇したなんていうNASAの報告のでたらめさ、実は測る場所によっては高々0.1度くらいのこと(そんな微々たる変化を人が関知できるはずもないこと)、当たり前の話だけれど一地域のデータを全世界に敷衍することなどできるはずもないことなど裏事情を剔抉しています。ノーベル賞まで貰っちゃったゴアさんの大パフォーマンスでそこ(エコ)が大金儲け口になってしまっているだけだという論です。世の中がエコに走れば走るだけ余分の二酸化炭素が排出されるという実態を書いています。この人は二酸化炭素は植物の光合成になくてはならぬものであるし、化石燃料が枯渇した後にに次代のエネルギーを担うのは光合成だと見通しています。太陽と植物さえあれば、という楽観です。昨今の食品価格高騰のきっかけにもなったアメリカのトウモロコシによるバイオ燃料開発にも好意的です。そういう人ですからそういうバイアスがかかっていることを差し引いて読まなければならぬのでしょうが、二酸化炭素削減運動のおかげで二酸化炭素の減少は当分なさそうである、なんて皮肉や、地球温暖化は二酸化炭素のせいだという単純な物語から一旦離れてそろそろ冷静に考える時が来ているのではなかろうかという締めの文章にほくそ笑みました。是非ご一読を。
 大きな政府、小さな政府という分類があります。経済学者やら政治家がよく口にします。言葉が平易なぶん意味がよくわからなくて煙に巻かれることが多いのですが、先日意味を知る機会があって、それならそうとちゃんと言えばいいじゃないかと専門家達の衒学趣味をいやらしく思ったことでした。福祉(医療や教育やらも含めてのことでしょう)をはじめとしていわば何から何まで国が面倒みるのが大きな政府、そちらを個々民間に委ねて国は関与しないというのが小さな政府、前者がケインズ主義(ケインズなんてのもよく聞きますね)後者を提唱したのがフリードマンという人だったそうです。小泉さんがさかんに言っていた「民間にできることは民間に」というのがまさに小さい政府指向そのものだったわけです。なるほど。大きい政府にすれば昔の日本のように護送船団方式で誰も彼も豊かになりましょうという国民総中産階級社会が出来上がりますが、これは昔国営企業が多く存在した(国鉄、専売公社、電電公社などなど)のが象徴しますが、国が全て面倒を見ないとならぬのです、大出費です。それを賄うには収入を増やさねばなりませぬ、税金増やすしかないのです。他から(大企業や中小企業からの)の収入で賄える内は、右肩上がりの時期はいいですが、そう行かなくなったら財源がないという理由で切りやすい所(多額であるところ)から切っていく。小泉竹中がそういえばいつも言ってましたね小さな政府にするって。そこで聖域なき改革なんてキャッチフレーズ振り回して、福祉費を削る、規制を次々に取っ払う、国の負担をどんどん減らしていく。そして現状がもたらされています。性急にすぎただけなのか、とんでもない失政だったのか。私は日本人気質にそぐわない、欧米思想にかぶれただけの大失政だと思ってますが、これに対して麻生さんが言ってましたね、高負担高福祉を望むのか(これが大きな政府です、北欧諸国のように)、低負担低福祉でいいのか(小泉路線です、小さな政府)、私は国民はその中間を望んでいるように思うって。答えとしては何のアピール性もないことですが、こういう言い方をしたら私達にもよくわかるんです。国民皆保険制度という国家の保健衛生対策として理想的なものを考案して半世紀近く実際に運用してちゃんと答えを出してきている実績からエッセンスをちゃんと抽出すればいいことなのに(世界に他にない制度なんですから手本は他にないのです)、単純に他国のものと数字だけを比較して云々しているだけ。何年も前から皆保険制度(社会保険も国民保険も)が破綻すると煽っています、その因を保険料の滞納が多すぎることによる収入不足に持っていく論調ばかりです、でも第一因は国庫負担を大幅に減じたことなのです。何のために税金を払っているのか。福祉は使い道の上位に優先されるべき事です。社会のインフラ整備と同価値と思いますがね。医療費、介護保険費、生活保護その他の補助助成金などなど。北欧諸国の真似をしろなんて決して言いません、が日本人は欧米人にない気質を備えています。そこに依拠した方策がきっとあるはずです。欧米人の理論に振り回されることこそが愚であろうと思うのです。もっとも、これも(舶来至上主義)昔からの日本人の性質その一ですが。
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誰の所為?

2008-10-12 08:34:37 | Weblog
三浦社長自殺のニュースです。因縁の地ロスで、という見出し。日本で最高裁まで行って無罪確定した後にアメリカに捕まるなんて素人には驚くような展開、いかに外人であってもアメリカでの犯罪である以上は自国で相当の量刑が出ぬ限りアメリカでの処理は終わらないと言うことですね。そう考えれば空恐ろしいことですが、しかしさすがに主権は侵せない。つまりアメリカの警官が日本人を日本国内で逮捕することはできないのでしょう、敵さんがサイパンへノコノコやってきたところをお縄にしたといういきさつです。つまり用もないのにアメリカ領土内に行ったのが運の尽きだったわけです。万引きするほど金のない(のだろう)やつれた汚いおっさんがどうしてサイパンに行けるんだ?という素朴な疑問も残ってますが、この手の見栄っ張りは生来のモノでしょうからね。どこに価値を置くかは人それぞれです、ここばかりは括れません。自殺に至った経緯、これには余り興味はないです。先が見えなくて悲観して、でしょうか、思いの外アメリカさんが本気なのに恐れをなしたのでしょうか。日本の司法を騙くらかした頃まではまだ体力も気力も外連味も虚栄癖も十分漲っていたのでしょうが。あわれ犯罪者の末路、ですか。殺された奥さんの怨念ということにしておくがいいオチなのでしょうか。
 左翼系の雑誌の表紙に小学校の運動会徒競走の写真(選手リレーだそうです)が載っていて、写真自体は何のことはない極々陳腐なモノなんですが、キャプションがついていてこうです。昔はクラスで競争して速い者を選び、更にその中で速い者を学年代表と決めていたが、この小学校は手挙げ方式でしかも男女一緒のレースだ、男女共同で、速い者遅い者の差別をしないとの方針だそうだが運動会の花形である代表選抜リレーが今一つ盛り上がらない、というものです。おいおい、誰がそういうバカをさせているんだい?あんた達、はき違えた公平平等主義者達の壟断が原因だろうに。これには笑いました。人の所為にしていますよ、厚かましいというか馬鹿にしたこと。男女を区別しないことが平等だとはき違えてる。何でもかんでも手挙げにすれば公平だと安直に流れる。能力差を個人差を隠しに隠す。能力差はあって当然なんです。それを一緒にしようなんてことこそが大間違い。選手リレーでなくても普通の徒競走で用意ドンして暫くはめいめいが走ってゴール前で速い者達が遅い連中を待ってみんなで手をつないでゴールするなんて気味の悪いことを子供に強要している。なんたる偽善。私はずっと足が遅くて運動会でヒーローになれる奴らを羨ましく思ってましたが、運動会なんてのは色々楽しみ方があるんで嫌いじゃなかったです。自分は足が遅い、花形レースになんか出られるはずもない、そういう能力差はいやというほどわかってました、でもそれだけです、差別とか疎外感とかそんな感情の湧いたことなどありません、羨ましかったですけれど。それどころか私の通った小学校では「温情」が施されていました、徒競走で足の速い順に組分けするんですA、B、C組と。私はC組。同じくらいの者同士で走りますからどの組も競ったレースになります。見た目も面白いです。A組は見ているだけでみんなが速いのがわかります。つまりC組は見るからに鈍足達の競争なんですが、それでも一等賞になれるわけです。温情でしょう?今の教員達から見ると鳥肌が立つほどの差別行為になるのしょうか。それともこれこそが公平性への初動だなんて評価しましょうか。中山大臣の言葉は正しかったでしょう?日教組が癌なんです。表現が不適切(癌患者への配慮が足りぬなんてねじ込みはそれこそ左翼連中、朝日やNHKが大声出すだけのことです、とっても分かり易い比喩です)だっただけで、内容は正しいんです。この写真のキャプションには本当に笑いました。こうやってまたまた人の所為にして知らん顔の半兵衛を決め込むわけです。腹が立つことです。
 
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