ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

辛口ランブルスコとメンチカツ

2016-06-15 11:15:57 | ワイン&酒
こちらも、満杯セラーのスペースを作るため、家ゴハンの晩酌で。



TORCULARIA Lambrusco 2014 Carra di Casatico(Italy, Emilia-Romagna)

イタリアはエミリア・ロマーニャ州の “トルクラリア・ランブルスコ” です。

カッラ・ディ・カサティコ社は、ケミカルなものを使わないワインづくりを行なっているワイナリーで、国内外ともに高い評価を得ています。

ブドウ品種は、黒ブドウのランブルス・コマエストリ100%
低温で2日間マセラシオンを行なった後、アルコール発酵の途中で密閉し、発生する炭酸ガスをタンク内に閉じ込めます。

ということで、見た目は赤ワインで、泡があります



カテゴリとしては、Vino Frizzante(軽い泡)で、アルコールは11.5%。
栓は王冠でした。

ランブルスコというと、甘目のものを想像しがちですが、こちらはフルーティで、ふっくらジューシーな辛口
紫がかった赤ワインの外観で、キメの細かいやさしい泡があります。



イタリアでは、ランブルスコには生ハムを合わせるのが定番ですが、あいにく家には生ハムがないので、ビーフメンチカツと合わせてみました。
ソースはトマトケチャップで。

メンチカツの肉のうまみ&ケチャップの酸味とジューシーなランブルスコがよく合い、ワインが進む、進む~  ハンバーグもいいかも?

以前、ランブルスコはパルミジャーノ・レッジャーノチーズにも合うことを紹介しましたが、メンチカツのような家ゴハンでも気軽に合わせられるのはいいですね。


エチケットには月の満ち欠けが描かれています


そういえば、“イタリアの赤発泡酒ランブルスコが来る!?”という記事を、ちょうど7年前の6月に書いていました。

アルコールも低く、やさしくジューシーなランブルスコは、今年こそブレイクしても良さそう?(笑)

(輸入元:光が丘興産株式会社)



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南仏白ワインと地ハマグリの白ワイン蒸しで晩酌

2016-06-14 16:17:29 | ワイン&酒
家のセラーが満杯で、もう1本も余裕がありません。
ちょうど、小振りではあるものの、千葉産の地ハマグリを入手したので、これを白ワイン蒸しにすることにして、合うワインを開けることにしましょう。

これこれ!2月に南仏モンペリエのスーパーで買ってきた ピクプール・ド・ピネ


Picpoul de Pinet Les Roches des Saintes 2015 Les Vignerons de Schistes (France, Languedoc)

産地は南フランスのラングドックで、まさにモンペリエは地元。

ブドウ品種は Picpoul ピクプール
Picpoulには“突き刺す”という意味がありますが、その意味通り、キレのある酸味がシャキッとしている白ワインです。
ライムのような爽やかさがあり、地元では牡蠣に合わせて飲むのが定番。

私もモンペリエの街中のレストランで、ピクプール・ド・ピネ&牡蠣のマリアージュを楽しみました。



今回は 地ハマグリの白ワイン蒸し



フライパンでニンニクの香りをオリーブオイルに移し、ハマグリを加えて軽く熱を通したら、ピクプールを振りかけて蒸し煮にします。
塩は加えませんでしたが、ハマグリはしっかり塩味が付いていました。
味わいは濃厚で、身はプリップリ~



ハマグリ自体がおいしい上に、キーンと冷えたピクプールを飲み、大満足。
アルコール12.5%という軽さもいいですね。

酸味好きな白ワイン好きの人には、ピクプール・ド・ピネは超ストライクなワインです。

しかもお値段はとてもお手頃
私はモンペリエのスーパーで破格値で買いましたが、日本に輸入されているピクプール・ド・ピネも、1500円前後からアンダー2000円で買えるものが多いと思います。

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ロゼワインに関心がない国でロゼワインを…

2016-06-13 14:53:57 | ワイン&酒
先週の金曜日(6/10)に都内で開催した 「LOVE ROSÉ Party 2016」 に登場したロゼワイン42アイテムを紹介しながら、ロゼワインの話を改めてしたいと思います。




パーティーでは 世界8カ国から42アイテムのロゼワインが紹介されました。




日本からは、まず、新潟の岩の原葡萄園セトワイナリー、山梨のシャトー・ジュン



山形からは、朝日町ワイン高畠ワイン



南半球のオーストラリア



レバノン、ギリシャ、スイス



スペイン&ポルトガル



フランスも多彩 ロワール、ブロゴーニュ、オーヴェルニュ、ローヌ



ローヌは色の濃いものが多いですが、プロヴァンスは淡いピンクになります。が、白ワインに近いものも!



プロヴァンスロゼは華やかな雰囲気のものが多いですね



セレブ御用達プロヴァンス、注目のコルシカ

※コルシカはロゼの生産が白赤よりもダントツでNo.1なんです → コチラ


LOVE ROSÉ Party 2016 【出展者】(50音順) ※敬称略
株式会社 kpオーチャード、有限会社朝日町ワイン、株式会社岩の原葡萄園
株式会社ヴァンクロス、ヴァンドリーヴ、株式会社オーレジャパン、株式会社キムラ
サッポロビール株式会社、ジェロボーム株式会社、シャトージュン株式会社、杉山商事株式会社、
株式会社セトワイナリー、高畠ワイン株式会社、株式会社メルカード・ポルトガル、
株式会社横浜君嶋屋、株式会社恵比寿ワインマート「ラ・ヴィネ」

出展各社の皆さま、ご協力ありがとうございました!





パーティー参加者は、いつもながら女性が多く、自由にロゼワインを楽しんでいる様子でした。

先日、“日本の男たちよ、ロゼワインを飲まないの?@LOVE ROSÉ試飲会” をアップしました。
日本の男性たちにロゼワインへの関心をもっと持ってもらいたい、という内容のものです。

今回、それに加えたいのは、ワインを扱うプロの方々のロゼワインへの意識のありかたです。
ロゼは売れない、売りにくい、扱いにくい、と思っている方が多いと思います。
中にはロゼワインに対して熱心な方もいるかと思いますが、残念なことに、かなりの少数派です。

靴を履く習慣のない土地では靴が売れない?
いえいえ、それこそビッグチャンス!という話があったかと思いますが、
ロゼワインも、まさにそれ。

ロゼワイン市場には大きなビジネスチャンスがある! ってこと。

私も含む消費者サイドにしてみれば、
ロゼワインが充実すると、よりワインの選択肢が広がり、より楽しみが広がる

晴れの日を飾ってくれる華やかなロゼもあれば、家族や友人と気軽に楽しむロゼ、大事な人とじっくり楽しむロゼ、ひとりほっこり飲みたいロゼもあります。



ご覧のように ロゼの色調は本当に多彩ですから、色を愛でながらの飲み方もあるでしょう。

また、赤の気分でもないし、白の気分でもない。
そんな時にピタリとはまってくれたりするのが、ロゼだったりします。

あ~、ロゼワインって、なんて自由なんでしょう

ロゼワインを知らない人は、人生の1/3を損しているかも(笑)




むむ、ロゼって、そんなにいいもの?ちょっくら飲んでみますか… 
という方のために、ロゼワインに関する記事をまとめました。

※これからのロゼワインのキーワードは 「オトナ、余裕、季節問わずいつでも」 → コチラ

※ロゼワインに関するエトセトラ → コチラ

※ロゼワインの魅力をたっぷりと→ コチラ

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世界の機内食案内[12] デルタ航空  東京〜サンフランシスコ

2016-06-12 16:11:45 | 機内食
&GP「世界の機内食案内[12] デルタ航空  東京〜サンフランシスコ」 がアップされました。

3年近く前、チリに行く際に乗ったアメリカ行きのデルタ航空のエコノミーの機内食の紹介です。

本当は、アトランタ行きに乗るはずだったのに、キャンセルのためサンフランシスコへ
※この便は、今は飛んでいない幻の便です

世界の機内食案内[12] デルタ航空  東京〜サンフランシスコ






記事リンク
https://www.goodspress.jp/reports/40645/

&GP
https://www.goodspress.jp/




サンフランシスコ空港は以前に利用したことがあるので、いきなりの変更でもひと安心。
アイスを食べたり、空港内をプチ散策したりして、アトランタ行きに乗り継ぎました



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LOVE ROSÉ Party 2016開催しました

2016-06-11 12:33:23 | ワイン&酒
昨日、LOVE ROSÉ が主催するロゼワインパーティー “LOVE ROSÉ Party 2016”が、
工房花屋(東京都世田谷区)にて開催されました。



世界8カ国(日本、オーストラリア、フランス、スペイン、ポルトガル、スイス、レバノン、ギリシャ)のロゼワイン42アイテムが、花で囲まれた素敵な空間に集まりました。



日本は、新潟、山梨、山形。
シャトージュンと高畠ワイナリーからはサービスに駆けつけてくださいました!



多様なロゼが集まった欧州&地中海地域&豪州



フランスは、ロワール、ブルゴーニュ、オーヴェルニュ、ローヌ、プロヴァンス、コルシカ




花!花!花!



ジャズ演奏もお楽しみいただきました









ご協力いただきましたワイナリー&インポーター各社の皆さま、ありがとうございました!



料理は、リハブ(東京・白金)の笹原シェフによるケータリング









ロゼといっても、その色合いはさまざま。
本当に多彩なロゼが集まりました。



LOVE ROSEの大滝恭子さん、副島美佐子さん、お疲れさまでした!



ご参加くださいました皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました
また次のLOVE ROSÉ企画でもよろしくお願いします



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ワイン&日本酒も充実の日本料理店「乃木坂 しん」開業

2016-06-10 10:00:00 | レストラン&店
2016年6月11日、東京・乃木坂に 日本料理店「乃木坂 しん」 がグランドオープンします。

グランドオープンに先がけ、プレス対象に行なわれたお披露目会に伺ってきました。



料理長 石田伸二さん(左)   支配人 飛田泰秀さん (右)

石田さんは、東京・銀座の「銀座小十」、「銀座奥田」、仏パリの「奥田パリ」で活躍してきました。

飛田さんは、フレンチの「オストラル」、「ランベリー」などを経て、「銀座小十」へ。「奥田パリ」開業の際には支配人兼シェフソムリエとして務め上げました。

「銀座小十」、「奥田パリ」で苦楽を共にしてきた二人が、長年の経験をもとに、乃木坂に日本料理店「乃木坂 しん」を開店させました。




6席あるカウンター席が この店のベストポジションだと思います



椅子の下に荷物が置けるようになっていますし、カウンターの下にも荷物置きがあって便利!



掘りごたつ式の個室 もいい雰囲気です(4~8名)



テーブル席の半個室が2部屋あり(各2~4名)、最大8名まで利用できます




石田さんは徳島県出身。
徳島の有名日本料理店に1996年に入社し、その後、2011年に「銀座小十」に入社。
お若く見えますが、料理人として20年の経験を持っています。

「今までは、主人のいる店での料理人だった。この店を開業することで、ようやく自分の料理を出すことができる。自分は器用じゃないけれど。昔ながらの料理に忠実な会席料理を出していきたい」と言います。

「乃木坂 しん」では徳島の素材はもちろん、これまでの経験で出合ったさまざまな食材を活かした会席料理が供されます。



ていねいな手仕事の料理です



温かなスープの“蕎麦米汁”がほっこり滋味で美味



“蕎麦米汁”に浮いていたのは 徳島の“すだち”


料理は、昼・夜ともおまかせの会席コースのみ

昼:12:00~13:30(L.O.) 5,000円、10,000円、15,000円(税サ別)
夜:18:00~21:30(L.O.) 15,000円、20,000円(税サ別)
※サービス料10%

夜21時以降は、アラカルトで楽しめる料理も出す、ということでした。





飲み物について飛田さんに訊くと、
日本酒は約50種、ワインは100~150種ほど提供されるようです。

「和食店なので、日本酒、白ワイン、スパークリングの需要が多いかもしれませんが、赤も用意しています。フランスに限らず、豪州でもニュージーランドでも、ももちろん日本のワインも、いいと思ったものをオンリストしていくつもりです」と飛田さん。

グラスワインは1200円から。
グラスであれこれ飲むのも楽しいですね。



ふらり訪れるのもいいですが、席数は多くありませんし、不定休なので、行く際には予約を入れることをオススメします。




乃木坂 しん
東京都港区赤坂8-11-19 エクレール乃木坂1F
Tel. 03-6721-0086
不定休
Facebookページ → コチラ

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生ビール9種!窯焼き肉がおいしいビアホールが銀座にオープン

2016-06-09 11:17:38 | レストラン&店
2016年6月8日、「ブルーリリー Blue Lily 銀座チャイニーズビアホール」
銀座にグランドオープン
しました

オープン初日に開催されたオープニングレセプションにお邪魔してきましたので、リポートします。

何を隠そう、私、“ビアソムリエ”の資格をこっそり持っております



この店の主役は、もちろん ビール




サーバーから注がれる9種の生ビールが楽しめます



スーパードライをはじめ、エクストラコールド2種を含むアサヒ6種+バス ペールエール、ヒューガルテンホワイト、レーベンブロイが用意されています。





この店のもうひとつの主役は、料理です。
とにかく、料理のおいしいビアホールにしたかった、とのこと。



イチオシは、北京ダック、バックリブなどの 窯焼き肉
骨付き牛カルビ、羊あばら肉など、迫力あります!


丸鶏焼



フードメニューは、ほかに、餃子(これも店の名物、数種類あり)や小龍包などの点心類、五島の魚介料理、自家製ソーセージ、四川マーボ豆腐などなど、ビールによく合う料理がいろいろと用意されています。



私の大好きなヒューガルテンホワイト

ビールは9種ありますから、あれこれ飲みたいもの。
そんな方には、生ビール飲み比べセット(5種1200円、5種1800円)がオススメです。



ブルーリリー銀座は、銀座最大級の315席
これだけ席数があれば、飲みたい!と思い立って出かけても、大丈夫そうです。
また、個室も用意されていますので、仲間内で落ち着いてゆっくり飲みたい時にも使えますね。




店内はレトロモダンな雰囲気。
午前11時から営業しているので、昼からビール、行っちゃいますか?(笑)




ブルーリリー銀座 Blue Lily Ginza
東京都中央区銀座4-6-1 三和ビルB2
TEL.03-3567-1042
営業時間 11:00 - 23:00(L.O.22:00)
Facebookページ → コチラ

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注目ワイン産地 南ア「ボッシェンダル」の新アイテム登場

2016-06-08 14:18:04 | ワイン&酒
近年注目のワイン産地として、昨日は「日本」を取り上げましたが、
「南アフリカ共和国」も、知名度、実力ともにグングン伸びているワイン生産地です。

その中で、私が以前からお気に入りのワインブランド「BOSCHENDAL-ボッシェンダル」より、数量限定で新アイテムの“ボッシェンダル エルギン ソーヴィニヨン・ブラン 2015”が日本に登場する、というニュースリリースが輸入元より届きました。






ボッシェンダル
は、西ケープ州コースタル地域の Franschhoek Valley-フランシュック・ヴァレー(ケープタウンの東)に1685年に創業したワイナリーです。

フランス宗教革命のカルヴィン派ユグノー教徒が迫害から南アに逃れてきた際に始めたワイナリーで、フランス式のブドウ栽培、ワイン醸造が継承されています。
Franschhoekは、かつてフランス移民が多くやってきた地域で、現在は美食の街としても有名とか。



“エルギン ソーヴィニヨン・ブラン”は、ケープ・サウス・コースト地域のエルギン地区(ケープから約70km南東)で栽培されたブドウからつくられたワインです。
エルギンは大西洋に近い地域で、畑の標高は200~1000m、海からの風もあり、冷涼な気候が素晴らしいワインを生み出します。

このソーヴィニヨン・ブラン 2015(300本)のほかに、昨年数量限定で発売した同シリーズの新ヴィンテージ ピノ・ノワール2014(600本)とシャルドネ2014(300本)が、2016年6月7日(火)から出荷開始されました。

ボッシェンダル エルギン ソーヴィニヨン・ブラン 2015 (750ml) 参考上代 4,000円(税別)
ボッシェンダル エルギン ピノ・ノワール 2014 (750ml)      参考上代 4,200円(税別)
ボッシェンダル エルギン シャルドネ 2014 (750ml)        参考上代 4,000円(税別)



エルギンシリーズは同社の上級レンジですが、もっと気軽に買える価格帯のワインもあります。
1000円台半ば~2000円台が多いので、ボッシェンダルの名前を見かけたら、試してみてください。

以前、輸入元の試飲会で気になったボッシェンダルの画像をいくつか紹介します。



面白いところでは、シャルドネとピノ・ノワールからつくったスティルの白ワイン。
スパークリングロゼもうまみが乗っておいしいです。



レイチェルズ シュナン・ブラン(右)は、ラベルデザインが新しくなっているようです

(輸入元:三国ワイン)

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日本ワイン人気の理由

2016-06-07 17:11:44 | ワイン&酒
先日、豊洲で開催された「日本ワインMATSURI祭」のリポートを2回にわたってお届けしました。

いま、日本のワイン市場でもっとも消費者が関心を寄せているのは、“日本のワイン”でしょう。




「日本で海外のワイン生産国と肩を並べる品質のワインをつくるのは難しい」と、かつては思われてきました。

しかし、「日本ワインMATSURI祭」のオープニングセレモニーで、日本ワイナリー協会の横山理事長が話されたように、意識の高い新しい造り手の参入や、既存の造り手においてもさらなる品質向上努力が実を結び、先進国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)でも堂々と出せるような素晴らしい品質のワインが続々と登場してきています。

2015年度は17のワイナリーに酒造免許が交付された、という話も先日のリポートで書きましたが、この数にも驚かされました。
え!そんなに?!って思いますよね?

2015年に開業した新しいワイナリーとして、今回のイベントには、

ノーザンアルプスヴィンヤード(長野県大町市)
ルサンクワイナリー(新潟県新潟市)
ドメーヌヒデ(山梨県南アルプス市)

などが参加していました。



左から)
石井もと子さん(ベイシス ワインスカラ代表)、ノーザンアルプスヴィンヤードの若林さん、
ルサンクの阿部さん、熊本ワインの玉利さん  -日本ワインMATSURI祭にて

※熊本ワインでは、4月の大地震で醸造や貯蔵設備に大きな被害が出ているとのことでした

ここ近年の日本ワインの人気の理由は、品質の向上はもちろんですが、
日本国内なので比較的簡単に訪問できること、生産者と日本語でコミュニケーションが取れること、ワイナリー数が増えたことで多様性が増し、選択の可能性が格段に広がったこと、などが挙げられると思います。

特に、地理的条件、言語コミュニケーションの点でのアドバンテージは大きく、海外のワインは太刀打ちできません。

先日、ある輸入ワインインポーターの方と話をした時に、
「日本ワインは脅威」と言っていましたからね。

そうはいっても、世界にはその土地それぞれの魅力的なワインがあります。

私たちには、選ぶ自由があるわけですから、盲目的になりすぎず、選べる楽しみを謳歌しようではありませんか。



「テロワール」畑のロゼ 2015 ドメーヌヒデ(山梨県南アルプス市)

マスカットベリーAの辛口タイプのロゼで、アルコール10%。
無濾過なので、もわもわした濁りがあります。ふわっと軽やか。
限定600本(2,160円、税込)



【参考】G7伊勢志摩サミット2016 で提供された日本ワイン-12種 (生産者50音順)

○朝日町ワイン 「朝日町マイスターセレクション バレルセレクション赤」
○ヴィラデストワイナリー  「ヴィラデスト ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ2014」
○勝沼酒造  「アルガブランカ ブリリャンテ」
○木下インターナショナル  「シャトー酒折ワイナリー 甲州ドライ2015
○サッポロビール  「GP 絢あや(赤)」
○サッポロビール  「GP 泉せん(白)」
○サントリー 登美 「ノーブルドール1990」
○丸藤葡萄酒工業  「ルバイヤート プティヴェルド2012」
○マンズワイン  「スパークリングワイン甲州酵母の泡キューブクローズ」
○メルシャン  「シャトー・メルシャン  アンサンブルももいろ2013」
○メルシャン  「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ2014」
○メルシャン  「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード オムニス2012」



シャトー・メルシャン  アンサンブルももいろ 2013 (Japan)

日本各地のブドウ(メルロ主体+マスカットベリーA)をバランスよくブレンドした辛口ロゼ。
日本のロゼワインがサミットでサーブされるとは、嬉しいことです。
参考小売価格:1800円(税抜)

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西友がチリワインをフルボトル395円で新発売!

2016-06-06 14:32:46 | ワイン&酒
合同会社西友より、直輸入ワイン新発売のニュースリリースが届きました。

日本の2015 年のワイン輸入量第1位となった チリ産ワインから、8品目が登場します。

中でも、「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン750ml」、「チュカロ シャルドネ 750ml」は、
いずれもフルボトル395円(税抜)!



Chúcaro Cabernet Sauvignon / Chúcaro Chardonnay   Casas Patronales(Chile)

Casas Patronales(カサス・パトロナレス)社は幅広いレンジのワインを生産するワイナリーで、このワインにはすべて自家農園で収穫したブドウが使われているようです。

それにしても、フルボトル395円とは安い!

2016年6/4(土)から全国の340店舗と「SEIYUドットコム」( http://www.the-seiyu.com )」で販売されるということなので、発売当日に、家の最寄の西友に行ってきました。

ワインコーナーを探すと、カベルネとシャルドネのボトルワインを発見!
ヴィンテージは2015年で、価格は間違いなく395円(税抜)でした。

せっかくなので買いたかったのですが、今、家のセラーはワインが1本も入らない満杯状態で、冷蔵庫にも避難させているのがあるほど。
1本を1日では飲めないですから、セラーが空いてから入手することにします。



今回の新発売では、上記「チュカロ」の他に、ウォルマート子会社の英国アズダ社の人気セレクション「ワインメーカーズチョイス」シリーズより、 4アイテム(1 本580 円、税抜)の直輸入チリワインも新導入しています。



白がシャルドネソーヴィニヨン・ブラン、赤がカベルネ・ソーヴィニヨンメルロー(チリ産)

1本580円ですが、よりどり2本で1000円になります。
2本買うとオトクですが、セラーの都合上、こちらもまた後日。

※「チュカロ」、「ワインメーカーズチョイス」シリーズは、店舗によって取扱いのない商品があります



前述したように、チリ産ワインは日本の輸入ワインのNO.1となりました(2015年)。

西友では、すでに55 品目のチリワインを販売しています。
巷にも低価格チリワインは多く存在し、ワイン好きの間では、ちょっと敬遠傾向にある印象なのですが、この「チュカロ」はどう生き残っていくでしょうか?



せっかく西友まで行ったので、直輸入ビールもチェック!

2本300円、2本400円という直輸入ビールがあったので、ビール4本を買ってきました(笑)
気に入ったビールがあれば、セラーが空いてワインを買いに行く際に、追加購入しようかと

買ってきた直輸入ビールの話はまた改めて。

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父の思い出-紫陽花と出合えた穏やかな週末

2016-06-05 14:43:01 | 雑記
昨日は、ちょうど一年前に亡くなった父の一周忌でした。

法要の後、以前よく出かけていた公園に母と行ってみました。
車で15分くらいほどの距離ですが、今はめったに行くことのない公園です。



ちょうど紫陽花が咲いていました。

紫陽花の時期をはじめ、花のある季節には、よく家族で足を運んだ公園ですが、父が歩けなくなってからは来ることがなかったので、最後に訪れてからもう何年経っているでしょうか?



ガクアジサイの楚々とした姿が好きです







父の命日にここに来れてよかった




以前の写真を探していたら、10年近く前の桜の季節にここで撮ったショットを見つけました

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石窯ベーカリー&カフェ「ペル・エ・メル」@豊洲

2016-06-04 14:58:33 | パン
先日知り合った方が、豊洲でベーカリーやパティスリー、バルなどを経営されているというので、「日本ワインMATSURI祭」の取材の際に、豊洲駅前のベーカリーに立ち寄ってきました。



豊洲駅6b出口の正面、シエルタワー1Fの ベーカリー&カフェ「Pere et Mere ペル・エ・メル」

サンドイッチや調理パン、菓子パン系からハード系まで、幅広く揃っています。
特に、フランスパンなどを使ったサンドイッチの種類が多いように見受けられ、価格も200円前後~300円台が主体で、手頃です。

イートイン席もあり、お邪魔したのがちょうど昼時ということもあり、賑わっていました。

店の外にはフリーで利用できるテーブルと椅子もあるので、サッと食べたい人にも便利。




「チャバタサンド塩焼きチキン」(190円、税抜)を外のテーブルでぱくり

パンは噛みごたえがあり、中の具材もしっかり入っていて、意外なボリューム。
チキンもいい味付けでした。




ライ麦がブレンドされた 「カンパーニュ」(360円、税抜)も買ってみました



シンプルなパンです。
重くて、見た目はゴツイですが、中は想像していたよりもやわらかめ。

買った初日はそのままおいしくいただけます。
2日目は中が少しパサつき始めるので、スライスして軽くトースターで炙るといい感じ。
なにかを挟んでサンドイッチにしたり、クリームチーズを塗ったりしてもよし。



豊洲公園でイベントがある時などは、ここでサンドイッチなどを買ってから行くのもいいですね。

また、東京ビッグサイトに行くために豊洲駅でゆりかもめに乗り換える際にも、ここは駅前にあるので、色々と使えそうです


石窯ベーカリー&カフェ 「ペル・エ・メル」
東京都江東区豊洲5-5-1-115 シエルタワー1F
http://saneido.biz/pere/

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続報!第2回 「日本ワインMATSURI祭」

2016-06-04 09:00:00 | ワイン&酒
6月3日(金)より豊洲公園(東京都江東区)始まった第2回「日本ワインMATSURI祭」の初日リポートを、昨日は速報としてザックリお届けしましたが、もう少し細かく紹介します。



第1回めの昨年は15,000人が来場し、用意した3500本のワインもワイングラスもすぐになくなったため、今年は10,000本を用意したそうです。



会場の豊洲公園には18のワインテントが張られ、1道17県から51ワイナリーが参加していますが、会場の最も入り口に近いテントは「熊本県&大分県応援ブース」になっていて、熊本の熊本ワイン、大分の安心院と久住ワイナリーが参加しています。(これらを加えると18県、全53ワイナリー)


左)熊本ワイン(熊本県)          右)久住ワイナリー(大分県)



「熊本県&大分県応援ブース」にいたハッピ姿のスタッフの一人が私の知り合いでした



このイベントへの入場は無料ですが、ワインを飲むにはチケットの購入が必要です



10枚つづり1000円のチケットを購入したら、最初に200円でプラカップと引き換えます。
グラスの持ち込みはできません。



各ワインに「チケット○枚」と書かれていますので、その枚数を渡してワインを注いでもらいます



ワインは、チケット3枚からあり、最高が18枚!
あっという間になくなるので、色々飲みたい人は、最初からチケットを2000円分、3000円分買っておく方がいいかもしれません。



もし2人で行くなら、1杯のワインをシェアすることをオススメします。
1杯70ccなので、そうそうはたくさん飲めないですから、シェアは賢い飲み方です。



天気がいいと気持ちいいですが、日焼けや熱中症にご注意ください





グラス洗い場 がありました



フードトラックが何台か出ています




ベンチ、テーブルなども設置されています



テントの下は競争率が高そう!(笑)




イベント初日には、オープニングセレモニーが行なわれました。




イベントを主催する日本ワイナリー協会の横山理事長よりご挨拶がありました

日本では新しい造り手が増えていること、既存ワイナリーにおいても、より品質の高いワインをつくろうという努力があり、全体的にワインの品質が向上し、日本ワインが注目を浴びるようになっている。
先日の伊勢志摩サミットでも12種の日本ワインがサーブされたが、かつての日本ワインのレベルでは考えられないこと。日本を代表するワインが世界のトップたちに供される時代になった。

これまでも、日本各地のワインのイベントはあったものの、日本全国組織である日本ワイナリー協会が主催となって行なうのは「日本ワインMATSURI祭」が初。
大消費地の東京でアピールすることで、多くの関心を持ってもらえると、昨年スタート。

今、ワインをつくっていない都道府県がないほど日本各地でつくられ、しかも多様性がある。
日本のワインを選ぶ楽しみを発見してほしい、食中酒として楽しんでほしい。





日本のワイナリーは近年新しく設立されるところが増えており、2015年度は17件の酒造免許の交付がありました。
会場内でも、昨年設立のワイナリーがいくつか登場していました。
あれ?見たことないかも?と思うワイナリーがあれば、この機会にぜひ飲んでみてください。




第2回 「日本ワインMATSURI祭」

日 時 :2016年6月3日(金)~5日(日)
      3日    15:00-21:00 (L.O 20:00)
      4日/5日 11:00-19:00 (L.O 18:00)
             
場 所 :江東区立 豊洲公園
     東京都江東区豊洲2丁目 *ららぽーと豊洲横

※参加方法&出展ワイナリー一覧など、詳細は「公式ホームページ」をご覧ください
 http://nihonwine.tokyo/



会場の豊洲公園への行き方ですが、私はかなり迷いました。
地下鉄から“ららぽーと”方面に出て、方向がわからなくなってしまったのです。

地下鉄有楽町線から来る方が多いと思いますが、7番出口がオススメです。
地上に出たら、ゆりかもめの駅が頭上にあり、その高架下の道路に沿うように、ゆりかもめの進行方向(ビックサイト方面)に歩いていきましょう。

右手に深川消防署豊洲派出所が見えてきたら、その先の信号を渡りながら右手に曲がると、左側が豊洲公園です。


豊洲公園の芝生の木蔭でまったりするのもいいですね~

進行方向に“ららぽーと”の大きな建物がありますので、ららぽーとを目指して道なりに進みます。



建物の手前で左(海方向)に曲がると、「日本ワインMATSURI祭」の看板が出迎えてくれます



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本日スタート!第2回「日本ワインMATSURI祭」@豊洲

2016-06-03 16:35:44 | ワイン&酒
2016年6月3日(金)~5日(日)、第2回 「日本ワインMATSURI祭」が、日本ワイナリー協会の主催により、豊洲(東京都江東区)で開催されます。

北は北海道から南は九州まで、18道府県の51ワイナリーが一堂に集結!

10,000本もの日本ワインを楽しむことができるイベントです。

昨年はたちまちワインがSOLD OUT!となり、涙を流した人が続出したそうで…
今年は、そのあたりはちゃんとフォローされていると思われます。

初日のオープニングセレモニーに参加し、取材してきましたので、会場の様子を少し紹介しますね。










第2回 「日本ワインMATSURI祭」

日 時 :2016年6月3日(金)~5日(日)
      3日    15:00-21:00 (L.O 20:00)
      4日/5日 11:00-19:00 (L.O 18:00)
             
場 所 :江東区立 豊洲公園
     東京都江東区豊洲2丁目 *ららぽーと豊洲横

※参加方法&出展ワイナリー一覧など、詳細は「公式ホームページ」をご覧ください
 http://nihonwine.tokyo/



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オレゴン&ワシントン ワインフェア2016 表彰式&結果発表!

2016-06-02 18:53:43 | ワイン&酒
今年で4年目の開催となる アメリカのオレゴン州とワシントン州ワインの合同プロモーション
“オレゴン・ワシントン ワインフェア 2016“ の結果発表と表彰式が、6月1日に都内で行なわれ、取材に行ってきました。

このプロモーションは、消費者に多くの種類のオレゴンおよびワシントンワインを楽しんでもらうことを目的に、オレゴンワインボードとワシントンワイン協会が毎年3~4月に合同で開催するもので、日本全国のレストランや小売店で展開されます。

今年は、全国279店舗が参加し、各部門でオレゴン&ワシントンワインの売り上げを競いました。
その結果、以下の店が各部門で表彰を受けました。

各部門10位までの入賞店が発表されましたが、表彰された上位3位までのみを紹介します。
※すべての結果発表は、各ワイン協会のHPにアップされます



上位入賞店の皆さん おめでとうございます


小売(実店舗)部門 (参加店:29店舗) ※m2当たりの購入金額順
1位:DEAN & DELUCA 六本木店 (東京)
2位:Big 千里店 (大阪)
3位:目白 田中屋 (東京)

小売(総合)部門 (参加店:14店舗) ※ネット店舗含む、購入合計金額順
1位:鷲谷商店 (大阪)
2位:ワインズ東京 (東京)
3位:ワイングロッサリー (京都)

レストラン部門 [60席以上] (参加店:38店舗) ※1席当たりの購入金額順
1位:メトロポリタングリル (東京)
2位:New York Grill & Bar (東京)
3位:グランドハイアット東京 オークドア (東京)

レストラン部門 [30席以上~60席未満] (参加店:79店舗) ※1席当たりの購入金額順
1位:スイスホテル南海大阪 ワイン&ダイン シュン (大阪)
2位:ラ・ボンバンス (東京)
3位:HENRY GOOD SEVEN (東京)

レストラン部門 [30席未満] (参加店:80店舗) ※1席当たりの購入金額順
1位:ワインバー ヴィンテージイン (大阪)
2位:カモシヤ (愛知)
3位:ル・プティ・コントワール (兵庫)

特別賞
日比谷バー
※店舗数が多いが、頑張りが見られたということから「グループ店賞」が贈られました


こうしたプロモーションでいつも上位に入る常連店がある一方で、初めて見る名前もあります。
入賞店は、非常にレベルが高い店なわけですから、名前を憶えておくといいでしょう。
自分の生活圏以外でも、出張や旅行の際に活用できそうです。




Chris Stone (クリス・ストーン氏)
ワシントンワイン協会 マーケティング・マネージャー

ワシントン州のワイナリーは現在900あり、ここ10年で飛躍的に増えており、毎週1つのワイナリーが誕生している計算になるとか!
また、売上げの伸びは毎年8.5%で、アメリカの他のワイン生産地域の3倍だそうです。
ブドウ栽培面積は22000ha。
つい2週間ほど前に、新しいAVA(Lewis-Clark Valley)が誕生しました。



Todd Stevens (トッド・スティーブンズ氏)
オレゴンワインボード・ワシントンワイン協会日本代表  
日本のワインインポーターの勤務経験があり、日本語ペラペラです



プロモーション期間中(2016年3月1日~4月30日)の実績は以下の通り

○売上総額:95,019,578円 (オレゴン:32,623,050円、ワシントン:62,396,528円)

○総販売数:26,521本 (オレゴン:7,834本、ワシントン:18,687本)

たくさんのオレゴンワイン、ワシントンワインが飲まれました!


※すべての表彰結果は両協会のHPにアップされる予定
 過去の受賞店も見られます

オレゴンワインボード
http://www.oregonwine.jp/jp/

ワシントンワイン協会
http://www.washingtonwine.jp/

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