2016年6月24日、イタリアはトスカーナ州のワイン「Ornellaia」(オルネライア)のラージサイズ・リミテッドエディションシリーズを紹介するカクテルパーティーが、駐日イタリア大使公邸にて開催されました。
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オルネライアといえば、スーパータスカンワインのひとつとして知られていますが、
「ヴェンデミア・ダルティスタ(Vendemmia d'Artista)」という、新しいヴィンテージワインの個性を讃えるプロジェクトについては、まだ広く知られていないでしょうか。
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1981年にトスカーナ州のボルゲリに設立されたオルネライアは、1985年にファーストヴィンテージを発表。
2009年よりヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトを開始し(ワインは2006年ヴィンテージから)、現代アーティストによるオリジナルラベルを付けた限定ボトルをリリースしています。
毎年、そのヴィンテージの個性を表現するテーマがありますが、
8年目となる2013年ヴィンテージのテーマは 「L'Eleganza」エレガンツァ(エレガンス)
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Ornellaia社からも経営トップが来日、 駐日イタリア大使も臨席されました
2013年ヴィンテージのデザインを依頼されたのが、世界で活躍する日本人アーティストの曽根 裕(そねゆたか)さんです。
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曽根裕さん Yutaka Sone
1965年、静岡生まれの画家、彫刻家。ロサンゼルス在住。
曽根さんが長い間扱ってきた素材のひとつに“大理石”があります。
“エレガンス”を表わすデザインという依頼を受けた時、大理石が浮かび、この大理石の採石場であるカッラーラに行くべき、と思ったそうです。
カッラーラはトスカーナ州北部のマッサ=カッラーラ県にあり、カッラーラ・ビアンコと呼ばれる白い大理石の石切り場として有名な都市です。あのミケランジェロも、カッラーラの大理石を作品に使っています。
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「カッラーラの石切り場で友人2人とワインピクニックをして酔っ払い、あっという間にデザインができた」と、曽根さんは言っていました。
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ヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトでは、ダブルマグナム(3L)100本、インペリアル(6L)10本、サルマナザール(9L)1本の、ラージボトル限定シリーズ合計111本と、750mlの6本セットのうち1本がアートラベルという木製ケース入りがあります。
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各ボトルにはシリアルナンバーと、アーティストのサインが入ります。
オルネライアのヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトによる限定アートボトルの売上げは、その全額が世界のさまざまな芸術活動を指せる財団や美術館などに寄付されています(これまでに100万ユーロ超!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/36/1efce542a412a034026f69ba55139c71.jpg)
2016年5月19日にロサンゼルスのハマー美術館で行なわれたガラパーティーでのオークションでは、曽根氏デザインの2013年ヴィンテージの大容量ボトル9本が競売にかけられ、収益11万4000ユーロ(約1425万円)が同美術館に寄贈されました。
そして、翌5月20日、第8回ヴェンデミア・ダルティスタが行われました。
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750ml 6本セットの木箱
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アートボトルは1本のみ入ります
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Ornellaia 2013 (Toscana, DOC Bolgheri Superiore) 750ml
左)アートラベル 右)通常ボトル
輸入元希望小売価格:750ml 1本 25,000円(税抜)
※アートラベルのみの販売はしていません。6本セットに1本だけ入ります。
この「エレガント」という2013年ヴィンテージを実際に飲んでみると、重心が上の方にあり、軽快で上品です。まだまだ若々しく、フレッシュで、若い女性を思わせます。今飲めなくもないですが、オルネライアの複雑味はまだ現れていませんので、しばらく待つ必要があるように私は感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/3f/01b779abd63c96534ecff856395a267a.jpg)
オルネライア ワインメーカー アクセル・ハインツ氏
「オルネライアにはどのヴィンテージにもエレガントさがある。
しかし、2013年はこのエレガントさが際立っていた。
10年後の2003年VTの中にあるエレガントさが、熟成の中でどうなるか、感じてほしい」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/0d/e329e8eca97676fb3b19958fa40ead48.jpg)
Ornellaia 2003
ということで、2013年ヴィンテージとの比較のために、10年熟成した2003年ヴィンテージが紹介されましたが、さすがにうまい!熟成のうまみ、まろみがあります。しかし、骨格がガシッとし、まだ若さがあり、これから先も楽しめそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/84/3f37d1e18813dc619dedd1d517d7f4af.jpg)
Le Serre Nuive dell' Ornellaia 2013 (Toscana, DOC Bolgheri Rosso)
若くして飲むなら、オルネライアのセカンドワイン「レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネライア 2013」がオススメです。果実味が豊かで、タンニン、酸とのバランスも良く、非常に心地よく、おいしく飲めるワインで、飲みごたえもあります。
レ・セッレ・ヌオーヴェは、2014年9月に行なわれた俳優ジョージ・クルーニーの結婚式で振る舞われたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/cf/d4ab41e103717ebffd76014e086746b2.jpg)
Poggio Alle Gazze dell' Ornellaia 2014 (Toscana, IGT Tscana Bianco)
オルネライアには、白ワイン「ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネライア」もあります。
ソーヴィニヨン・ブランを主体とし、ヴェルメンティーノ、ヴェルディッキオ、ヴィオニエをブレンド。
ソーヴィニヨンの風味が感じられますが、まろやかで、みずみずしさもあり、キレイなスタイルの白ワインで、アペリティフから楽しめます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/xmas_winebottle.gif)
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ヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトは、“ワインの世界と芸術の融合”です。
芸術とワインの鑑賞の仕方は、ある意味、似ている点がありますよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ba/60934ac590a74ef39b27eadd81442604.jpg)
美しいデザインを身に纏ったワインは、ほかにも数多く存在しているかと思います。
その中でも、オルネライアのヴェンデミア・ダルティスタは非常にユニーク。
この先、限定ボトルと巡り合える幸運があることを期待したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
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そうそう、駐日イタリア大使公邸は庭がとても美しいのです
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(輸入元:日本リカー株式会社)
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オルネライアといえば、スーパータスカンワインのひとつとして知られていますが、
「ヴェンデミア・ダルティスタ(Vendemmia d'Artista)」という、新しいヴィンテージワインの個性を讃えるプロジェクトについては、まだ広く知られていないでしょうか。
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1981年にトスカーナ州のボルゲリに設立されたオルネライアは、1985年にファーストヴィンテージを発表。
2009年よりヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトを開始し(ワインは2006年ヴィンテージから)、現代アーティストによるオリジナルラベルを付けた限定ボトルをリリースしています。
毎年、そのヴィンテージの個性を表現するテーマがありますが、
8年目となる2013年ヴィンテージのテーマは 「L'Eleganza」エレガンツァ(エレガンス)
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Ornellaia社からも経営トップが来日、 駐日イタリア大使も臨席されました
2013年ヴィンテージのデザインを依頼されたのが、世界で活躍する日本人アーティストの曽根 裕(そねゆたか)さんです。
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曽根裕さん Yutaka Sone
1965年、静岡生まれの画家、彫刻家。ロサンゼルス在住。
曽根さんが長い間扱ってきた素材のひとつに“大理石”があります。
“エレガンス”を表わすデザインという依頼を受けた時、大理石が浮かび、この大理石の採石場であるカッラーラに行くべき、と思ったそうです。
カッラーラはトスカーナ州北部のマッサ=カッラーラ県にあり、カッラーラ・ビアンコと呼ばれる白い大理石の石切り場として有名な都市です。あのミケランジェロも、カッラーラの大理石を作品に使っています。
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「カッラーラの石切り場で友人2人とワインピクニックをして酔っ払い、あっという間にデザインができた」と、曽根さんは言っていました。
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ヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトでは、ダブルマグナム(3L)100本、インペリアル(6L)10本、サルマナザール(9L)1本の、ラージボトル限定シリーズ合計111本と、750mlの6本セットのうち1本がアートラベルという木製ケース入りがあります。
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各ボトルにはシリアルナンバーと、アーティストのサインが入ります。
オルネライアのヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトによる限定アートボトルの売上げは、その全額が世界のさまざまな芸術活動を指せる財団や美術館などに寄付されています(これまでに100万ユーロ超!)
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2016年5月19日にロサンゼルスのハマー美術館で行なわれたガラパーティーでのオークションでは、曽根氏デザインの2013年ヴィンテージの大容量ボトル9本が競売にかけられ、収益11万4000ユーロ(約1425万円)が同美術館に寄贈されました。
そして、翌5月20日、第8回ヴェンデミア・ダルティスタが行われました。
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750ml 6本セットの木箱
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アートボトルは1本のみ入ります
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Ornellaia 2013 (Toscana, DOC Bolgheri Superiore) 750ml
左)アートラベル 右)通常ボトル
輸入元希望小売価格:750ml 1本 25,000円(税抜)
※アートラベルのみの販売はしていません。6本セットに1本だけ入ります。
この「エレガント」という2013年ヴィンテージを実際に飲んでみると、重心が上の方にあり、軽快で上品です。まだまだ若々しく、フレッシュで、若い女性を思わせます。今飲めなくもないですが、オルネライアの複雑味はまだ現れていませんので、しばらく待つ必要があるように私は感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/3f/01b779abd63c96534ecff856395a267a.jpg)
オルネライア ワインメーカー アクセル・ハインツ氏
「オルネライアにはどのヴィンテージにもエレガントさがある。
しかし、2013年はこのエレガントさが際立っていた。
10年後の2003年VTの中にあるエレガントさが、熟成の中でどうなるか、感じてほしい」
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Ornellaia 2003
ということで、2013年ヴィンテージとの比較のために、10年熟成した2003年ヴィンテージが紹介されましたが、さすがにうまい!熟成のうまみ、まろみがあります。しかし、骨格がガシッとし、まだ若さがあり、これから先も楽しめそうです。
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Le Serre Nuive dell' Ornellaia 2013 (Toscana, DOC Bolgheri Rosso)
若くして飲むなら、オルネライアのセカンドワイン「レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネライア 2013」がオススメです。果実味が豊かで、タンニン、酸とのバランスも良く、非常に心地よく、おいしく飲めるワインで、飲みごたえもあります。
レ・セッレ・ヌオーヴェは、2014年9月に行なわれた俳優ジョージ・クルーニーの結婚式で振る舞われたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/cf/d4ab41e103717ebffd76014e086746b2.jpg)
Poggio Alle Gazze dell' Ornellaia 2014 (Toscana, IGT Tscana Bianco)
オルネライアには、白ワイン「ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネライア」もあります。
ソーヴィニヨン・ブランを主体とし、ヴェルメンティーノ、ヴェルディッキオ、ヴィオニエをブレンド。
ソーヴィニヨンの風味が感じられますが、まろやかで、みずみずしさもあり、キレイなスタイルの白ワインで、アペリティフから楽しめます。
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ヴェンデミア・ダルティスタプロジェクトは、“ワインの世界と芸術の融合”です。
芸術とワインの鑑賞の仕方は、ある意味、似ている点がありますよね。
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美しいデザインを身に纏ったワインは、ほかにも数多く存在しているかと思います。
その中でも、オルネライアのヴェンデミア・ダルティスタは非常にユニーク。
この先、限定ボトルと巡り合える幸運があることを期待したいと思います。
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そうそう、駐日イタリア大使公邸は庭がとても美しいのです
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(輸入元:日本リカー株式会社)
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