ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

隠れ家ワインバー@乃木坂

2015-11-16 14:20:27 | レストラン&店
20年近くの付き合いになる友人の案内で「乃木坂ワイン倶楽部 village(ヴィラージュ)」へ。

店は、カウンター席、テーブル席のほか、奥に個室があります。



友人と2人、テーブル席に案内され、まずはワインから。
世界各国のワインが色々と揃い、ボトルは3000円台~、グラスワインは 800円~。



2人なので、まずボトルを1本頼み、足りなくなったらグラスワインを追加しましょうか。


Cremant de Loire Brut Zero NV Chateau de L'Aulee(France, Loire)

ということで、スパークリングのクレマン・ド・ロワールをボトルでチョイス。

好きなブドウ品種シュナン・ブラン100%で、ドサージュは8g/L。
さっぱりしているけれど、ふっくら感もあり、ほどよい飲みごたえでした。
リリと冷やして飲むもよし、グラスに置いて温度が上がってきてもよし。
2人で1本、余裕で飲めます




友人と一緒だったこともあり、特別に出してもらった山梨・牧丘のメルロ(三養醸造)。
猫好きなら胸をグッと鷲掴みされるラベルですよね




自家製パテ

ピンクペッパーと岩塩がいいアクセントになっていました


友人オススメの ナスと生ハムのマリネ(正確な名前は失念)

酸味と塩気がワイン向きでオススメです。



左は銘柄豚ソーセージ、右は会津産の馬肉+ルッコラ。
地方産の食材を使った料理がいくつか用意されていました。




千代田線の乃木坂駅からすぐですが、入り口がわかりにくくて迷子になりました
大通りから小道に入り、ちょっと進んだ左手の斜め上に(中2階)、店の看板があります。

場所がちょっとわかりにくいかもしれませんが、それゆえ隠れ家的に使えそうな店ですね。
カウンターがありますから、ひとりでふらり、もいいでしょう。


乃木坂ワイン倶楽部 ヴィラージュ
東京都港区南青山1-15-22 ヴィラ乃木坂104
http://www.villagenogizaka.com/

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羊羹でコーヒーブレイク& 映画『パリ3区の遺産相続人』

2015-11-15 12:00:00 | ワイン&酒
あれこれの原稿執筆が重なり、青息吐息の毎日。
私には土日も祝日もありませんが、ブレイクタイムを自由に取れるのが唯一の利点。

このところは、朝の食後のコーヒータイムに“羊羹”をいただいています


小倉羊羹

コーヒーは毎朝ハンドドリップで淹れます。
和菓子&コーヒーは、お気に入りのマリアージュのひとつ。
ほっとひといき、です。



先週、渋谷のベーカリーで、店頭にあった映画のチラシが気になり、もらってきました。
原稿が一段落したら、観に行きたいなぁ、と。


映画『パリ3区の遺産相続人』

パリのアパルトマンを舞台にしたミステリアスな映画らしく、封切りは11月14日(土)。

『パリ3区の遺産相続人』公式サイト
http://souzokunin-movie.com/


そのパリが、今、悲劇に包まれています。
複数の襲撃があったバスチーユからレピュブリック周辺は、私も以前に徒歩で歩いたことのある地域。
バスチーユの市場にも何回か足を運んだことがあります。

一夜明けた14日のパリは、美術館や博物館などの観光施設が閉まり、市場も開かれなかったとか。

美しく、活気のある、私の大好きなパリ。
パリが笑顔を取り戻す日が一日も早くやってくることを願ってやみません。



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チーズフェスタと新酒ホイリゲのハッピータッグ

2015-11-14 15:38:03 | ワイン&酒
昨日はオーストリアの新酒“ホイリゲ”を、一昨日はチーズのお祭り“チーズフェスタ”を紹介してきましたが、この2つには共通点があります。

ホイリゲの解禁日も チーズフェスタのきっかけであるチーズの日も “11月11日” です。

オーストリア大使館 大使公邸でのホイリゲパーティーの際に、長年おつきあいのある大使館商務官と色々お話していた際に、次のチーズフェスタにはホイリゲも参加してはどうか? という提案をさせていただきました。

チーズフェスタには有料のドリンクコーナーがあり、ワインも販売されています。

オーストリアの新酒ホイリゲの解禁日がチーズフェスタの初日である11月11日ですから、チーズフェスタにホイリゲが登場するのは、チーズファンにとってもワインファンにとっても嬉しいこと。

今年のホイリゲを紹介してくれた、ウィーンのツァーヘル醸造所のマダムが監修した料理本には、ホイリゲにピッタリの料理として、山羊チーズを使ったサラダが紹介されています。


山羊チーズボールとブドウを乗せた秋サラダ × Zahel Wiener Heuriger

ボール状にした山羊チーズのまわりに、みじん切りにしたローズマリーやアサツキなどをまぶしていますが、酸味の軽いフレッシュな山羊チーズなら、フレッシュでフルーティーなホイリゲにピッタリ!

オーストリアもチーズ生産国で、チーズフェスタでもオーストリアチーズが少しだけ販売されていましたが、プロセスチーズのバリエーションでした。
もちろん、オーストリア産にこだわらずとも、手に入るチーズでのペアリングを楽しめばいいのです。

山羊チーズなら、日本ではフランスのシェーヴルチーズが豊富ですので、例えば、ホイリゲとのお勧めペアリングとして、若いサント・モール・ド・トゥーレーヌのカットを有料販売するのも一案でしょう。




一昨日の記事にも書きましたが、まずは、普段なかなかお目にかかれないスペシャルなチーズの切り出しを有料販売していただくこと、付け加えて、それに合うワインとのペアリング提案をした上でワインを販売してくれると、チーズフェスタに足を運んだ価値がより上がるのではないかと思います。



チーズとワインのペアリング案で私のイチオシは、同じ11月11日を記念日に持つオーストリアのホイリゲですが、せっかく会場内のワイン販売コーナーで何種類も販売されているのですから、他のペアリング提案もあると楽しいですね。

チーズフェスタが終わったばかりですが、来年に期待しましょう!

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オーストリアの新酒ホイリゲ解禁!

2015-11-13 10:00:00 | ワイン&酒
11月11日、オーストリアの新酒「ホイリゲ」が解禁されました。

ホイリゲ解禁に合わせ、恒例となったホイリゲパーティーが在日オーストリア大使館 大使公邸で11月12日に開催され、今年も参加してきました。


Wiener Heuriger 2015 Weigut Zahel(Austria, Wien)

ホイリゲについては、すでに何回も紹介してきましたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
ホイリゲには、“新酒”自体と、ホイリゲを出す“居酒屋”の2つの意味があります。
※詳細は以前の記事を参照ください → コチラ



在日オーストリア大使

ホイリゲの本場ウィーンでは、ホイリゲ解禁の日には、酒場のホイリゲがお祭り状態になって大いに盛り上がるそうです。
いつか私もウィーンのホイリゲで新酒のホイリゲを飲んでみたいと思っています。


バックラベルも雰囲気があって素敵です


さて、肝心の2015年の新酒の出来ですが・・・



日本市場でのホイリゲの第一人者ツァーヘル醸造所4代目のアレックスが来日して紹介してくれました。

ツァーヘルの“ホイリゲ2015”を飲んでみると、フレッシュ&フルーティーが際立ち、とてもジューシーです。軽やかで、繊細で、チャーミング。フルーツのアロマが豊かで、非常に華やか。新酒らしいみずみずしさに溢れています。アルコール度数は11%とライト。これはスルスルと飲み過ぎてしまう可能性が大いにあります

このホイリゲを、普段、気難しい顔してワインを飲んでいる人に飲ませてあげたくなりました(笑)

ホイリゲに使われているブドウは、グリューナー・フェルトリナー、リースリング、シャルドネ、ノイブルガーなどで、これらを混醸します。
この混醸ワインはゲミシュターサッツと呼ばれます。

ウィーン周辺は、このゲミシュターサッツの本拠地。ゲミシュターサッツは、ウィーンの居酒屋ホイリゲで、気取らず、気軽に飲まれます。
日本でも、こんなホイリゲ酒場があるとうれしいですね




Wiener Heuriger Zweigelt 2015 Weigut Zahel(Austria, Wien)

ホイリゲは基本は白ワインですが、ツァーヘルでは、2014年から赤のホイリゲをリリースし始めました。
ツヴァイゲルト100%の辛口赤ワインで、アルコール12%。

フルーティーで、赤い小さなベリーの風味がとても豊かで、チャーミングでキュート!
軽く冷やして飲むといいかな。ベリーを使ったスイーツにも似合いそうです。

白のホイリゲも赤のホイリゲも、1本2980円(税別)。



ホイリゲ以外のゲミシュターサッツのワインもあります(こちらは新酒ではありません)



2015年からベビーボトルも登場!

ハーフサイズ(375ml)の白赤は、両方飲みたい人にはうってつけ。
スクリューキャップだし、見た目もカワイイし、「飲みすぎなくていいでしょ?」とアレックス。



はい、私も、こちらのミニサイズはとても気に入りました。
カワイイので、ちょっとしたプレゼントにもいいですよね。
これはもらったら嬉しいなぁ~


大使公邸での宴は続く…


(輸入元:エイ・ダヴリュー・エイ)

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「チーズフェスタ2015」リポート

2015-11-12 11:03:56 | おいしい食べもん
先日紹介したようにチーズのお祭り 「チーズフェスタ2015」が11月11日から恵比寿で始まりました。(12日まで)



参加無料だけあって、毎年人気のイベントで、今年で24回目を迎えます。

初日の18時くらいに行くと、受付は入場制限をしていて、長蛇の列!
並んでいる皆さん、ゴメンなさい。プレス入場させていただきました。

会場内には生産国ブロック別ABCDの4ブースがあり、各ブースではタイムテーブルに合わせて試食チーズが配られます。



試食チーズは、受付時にもらえる試食チケットと引き換えですから、同じブースで使えるのは一回のみ。



が、私が行った時間帯では、4ブースのうち3ブースがすでに配布終了となっており、試食できたのは上記ひとつのみでした。



次の試食時間になれば別のチーズが登場しますが、試食チーズがなかったことなど、私が知る限りではこれまでになかったように思います。



また、各ブースの販売コーナーのチーズも売れ行きがよく、冷蔵ケースの前はすごい人だかり!


売れ行きよすぎて、ケース内がスカスカのところもありました


翌日までもたないんじゃないでしょうか…

関係者の話によると、これまでの来場者数は昨年を超えており、スタッフもてんてこまいとのこと。


有料のドリンクコーナーにも長い列ができていました

本日も19時まで開催されますが、できるだけ早い時間帯に行くことをお勧めします。




普段なかなか見られない世界のチーズの展示はいつも通りですが、先日、このイベントの上層部の関係者とお目にかかる機会があった時に、有料でも、これらのいくつかのチーズを食べたい人もいるので、次回はぜひ考えてほしい、とお願いしてきました。

独特の機械でひらひらと削り取るスイスのチーズや、こんな珍しい大きなチーズとか、食べてみたいと思いませんか?
今年はまだ見ているだけですが、来年は、もしかしたら、これらが食べられるかも?


ステージでは時間ごとにさまざまなデモンストレーションが行われています




チーズの消費の伸びは近年はおちついています


輸入国ではアメリカが躍進!

チーズフェスタ2015は、11月12日、19時まで恵比寿で開催中です。

オフィシャルサイト: http://www.cheesefesta.com

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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ試飲会リポート

2015-11-11 12:08:01 | ワイン&酒
イタリアはトスカーナ州を代表するワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの試飲会が11月9日に都内で開催されたので、足を運んできました。

試飲したワインの画像を交えながら紹介していきたいと思います。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは、モンタルチーノ(地名)のブルネッロ(ブドウ品種)のワインで、ブルネッロとはサンジョヴェーゼ種のモンタルチーノでの呼び名です。

モンタルチーノはシエナの南に位置し、シエナがモンタルチーノとフィレンツェのちょうど中間くらいになります。

モンタルチーノは丘陵地帯にある美しい街です。今年の6月、私はフィレンツェとシエナまでは行きましたが、モンタルチーノまで南下することができず、残念!



モンタルチーノには、4つの原産地統制表示ワインがあります。

DOCG Brunello di Montalcino
DOC Rosso di Montalcino
Doc Moscadello di Montalcino
DOC Sant'Antomo


※モスカデロはモスカート・ビアンコからつくられる白ワイン
※ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとロッソ・ディ・モンタルチーノはブルネッロ種
※サンタンティーモはシエナ州が推奨した全品種のブドウを使用可(例外あり)

今回は、名前に“Montalcino”とついた3つの原産地統制表示ワインが紹介されました。



左がロッソ・ディ・モンタルチーノ、右がブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。
首のシールが、それぞれDOC、DOCGと違うのがわかりますね。


(輸入元:Panta -rei)

ロッソ・ディ・モンタルチーノは収穫年の翌年の9月から発売できるので、今回の試飲会では2013年が多かったですが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは収穫年の5年後の1月1日以降でないと販売できませんので、現在、市場に出ている最新ヴィンテージは2010年です。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのリゼルヴァになると、6年後の1月1日となります。
リゼルヴァは毎年ではなく、良年のみ仕込まれることが多いです。


(輸入元:豊通食料)

早飲みできるロッソ~を実際に飲んでみると、これでも充分おいしいじゃない?と思いますが、続けて同じ生産者のブルネッロ~の方を飲むと、やはりブルネッロ~の方が、凝縮感、深み、複雑味があって、うまい!そりゃあ当然です(笑)



(輸入元:ワインウエイヴ)

価格を比べると、ロッソ~は3000円台から、ブルネッロ~は6000円台以降で、中には1万円前後のブルネッロもあります。
リゼルヴァになると、さらに価格は跳ね上がります。



今回いろいろ試飲して思うのは、やはり、飲むシチュエーションや目的で選び分けるのがいいですね。

ロッソ~なら、比較的手頃な価格で買えますから、週末や、気楽な持ち寄りワインパーティーなどに使えると思います。

ブルネッロ~は、ガストロノミーのワインだと思います。
果実味と酸味のバランスが心地よく、いい凝縮感があり、おいしい食事、特に肉料理が欲しくなります。
生産者に尋ねると、イノシシ、牛のステーキ(ビステッカ)とよく合わせるとのこと。
これからの季節なら、濃厚なソースの肉の煮込みなどもおいしそうです。
洗練されたリストランテのメイン料理にも似合う毛並の良さも感じます。

リゼルヴァは、正直に言うと、私にはちょっとtoo muchなところがあります。
2008年、2007年といったヴィンテージを試飲させてもらいましたが、まだ固く、カッチリしています。10年以上の年月が必要なワインだと思いますので、リゼルヴァは、市場に出てきたものを買っても、すぐには楽しめないかもしれません。セラーと懐に余裕のある人で、気の長い人ならいいと思います。忘れかけていた頃に、素晴らしいリゼルヴァが堪能できることでしょう。


(輸入元:MONACA)

よって、私が勧めるのは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの2010年です。
良い年だったので、果実味に厚みがあり、今からおいしく飲めます。


(輸入元:フードライナー)

とはいえ、ブルネッロ~も、ものによっていいお値段しますので、選び方がポイントです。
7000円前後でもしっかりおいしい生産者がいます。


クセがあって個性的!好みが分かれるタイプ(輸入元:横浜君嶋屋)

一般消費者の皆さんが飲み比べをする機会は少ないかもしれませんが、イタリアワインフェアなどがあれば、ぜひ試してみてください。



フレスコバルディ家のカステルジョコンド(輸入元:日欧商事)




未輸入の生産者もたくさん来ていました。
私は左のPoggio Nardoneがジューシーで好きでした。



イタリアワインといえば“バローロ”も有名ですが、ザックリ説明すると、
バローロはタンニンカッチリ系で乾く感じ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、果実味と酸味が豊かでジューシー系で、ピノ・ノワールが好きな方、酸味が好きな方はブルネッロも気に入ると思います。

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アルゼンチンの甘美なタンゴとチョコレート

2015-11-10 10:00:00 | 甘いもん
昨日はアルゼンチンのワインと食を紹介しましたが、それ以外に有名なものとして、
アルゼンチンタンゴが挙げられるでしょうか。

在日アルゼンチン大使館でのプレゼンテーションでは、甘美なアルゼンチンタンゴの舞が披露されました。


踊り手は、日本でも活躍するプロのお二人

ボディを密着させて踊るアルゼンチンタンゴは、非常に官能的。
見ていて気恥ずかしくなった、という方もいましたが、私はもうワクワクドキドキ(笑)



ボン・キュッ・ボンのゴージャスなプロポーションにも、クラクラ~。
どうしても、女性の方に目が行きますね(笑)

アルゼンチンタンゴはTVでも見ることはありますが、やはり生で見るのは迫力がありました。



さて、もう一つのアルゼンチンの甘美なものといえば、チョコレート

特にアルファホールというチョコレート菓子が有名で、私も現地の専門店のカフェで食べてきましたし、お土産に色々なメーカーのアルファホールを買ってきて食べ比べをしました。

アルゼンチンの方ってチョコレートが本当に好きなんですね。
日本では、アルファホールの姿はまだ見たことがありませんが、アルゼンチンのチョコレートはこのところ日本のスーパーなどでも見るようになりました。


big block bon o bon

“ビッグ ブロック ボノボン”は、ガツンとボリュームたっぷり!40gとヘビー級なチョコレートバー。ピーナッツが混ぜられ、食べ応え充分なので、お腹が空いた時のおやつにピッタリ。私も、昨日のおやつに食べました。が、1個 206kcal。カロリー調整が必要かも(笑)



bon o bon mix

ボノボンの新製品 (未発売、これから発売されます)
チョコクリームと、クッキー&クリームを重ね、外側をウエハースで、さらに外側をチョコレートでコーティングしたチョコボンボンです。こっちの方が、かなりしっかり甘いです。1個 88kcal。


魅力的な断面

ボノボンはアルゼンチンではよく知られた菓子メーカーのブランドで、メンドーサの街中でよく目にしました。
もちろん、このメーカーのチョコボンボンもお土産に買ってきました。

子どもが好きなチョコ菓子ですが、大人の私も大好きです(笑)

※チョコレートの輸入者:株式会社やおきん

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アルゼンチンの食とワインの豊かなマッチング

2015-11-09 12:38:49 | ワイン&酒
先日、アルゼンチン大使館にてプレス向けのワインと食のプレゼンテーションがありました。

今回は、日本の食材をまじえたマッチングも所々にあり、興味深いものでした。

アルゼンチンのワインは、白がトロンテス、赤がマルベック。まずはこれが基本です。



さて、アルゼンチンの食文化を語るには、地理的条件と、移民がキーワードになります。
地域によるさまざまな影響はありますが、移民というのも、私たち日本人には理解しにくいかもしれません。
アルゼンチンは1810年まではスペインの植民地でしたが、19世紀末からはイタリア移民が多くなり、現代では、アルゼンチン人の半分がイタリア系の血を引くとか。
ですから、現在のアルゼンチンの料理には、イタリアの影響がかなり入っています。

また、アルゼンチンの国土は広いため(日本の7.5倍!)、地域によって食材が異なり、料理も多彩です。



有名な“エンパナーダ”はアルゼンチン北西部がもっともおいしいそうですよ。
北西部のとkさんは、ジャガイモ、トウモロコシ、ピーマン、カボチャなど。

エンパナーダの中身はいろいろあり、上はチーズと玉ねぎのエンパナーダ


見た目ではわかりませんが、こちらは牛肉のエンパナーダ

エンパナーダは、私がアルゼンチンを訪問した時にも、各ワイナリーで出てきました。
食事が始まる前、食前酒を飲みながらおつまみとしてよく食べます。




北西部のカルチャキ渓谷はトロンテスの産地として有名です。

白い花の香りがあり、フルーティで爽やかな辛口のトロンテスの白ワインは、日本にも各社が輸入しています。



カボスを絞った生ガキや、たっぷりのミョウガを薬味に添えた豆腐パクチー風味のムール貝のワイン蒸しなど、ちょっと個性のある薬味類と合わせると、トロンテスの良さを発揮してくれそうです。



アルゼンチン産の海老は日本へも多く輸出されています 海老もトロンテスにバッチリ!
海老は、アルゼンチン南部のパタゴニア地方でよく獲れます。

南部パタゴニアはドイツ系、中央ヨーロッパ系の移民が多いため、スイーツやチョコレートが名産で、ビールもよく飲まれるそうです。
ラム肉、キノコ、ベリー類も特産です。

首都ブエノスアイレスがあるブエノスアイレス州牧畜が盛んです。
バベキューの“アサード”には肉は不可欠。



このアサードもアルゼンチン訪問時にいただいてきましたが(上の写真)、牛肉だけでなく、さまざまな肉が焼かれ、ボリュームたっぷりでした。
ブエノスアイレスは移民が多く、国際色豊か。ピザ、パスタ、薄切りカツレツ(ミラネサ)もすでに地元の伝統料理になっています。

肉に合わせるなら、アルゼンチンでは赤ワインのマルベックが定番中の定番。



マルベックの主要産地はクージョ地方メンドーサ州のある地方です。
クージョ地方は、オリーブの栽培も盛んで、実、オイルともに有名です。


多彩なマルベックのワインがありますが、上質なカベルネのワインも揃っています



なめらかなマルベックは、和スイーツ(あずきとカカオのフォンダン/とらや)とも相性バッチリでした。


中央部はハーブが豊富で、この地に多いイタリアのピエモンテからの移民がもたらしたソーセージなどにもハーブが使われています。

沿岸地域は亜熱帯気候で、暑くて湿度も高い地域。
ここはマテ茶のマテの葉が栽培されています。


マテ茶のカップ

アルゼンチンの料理については、在日アルゼンチン大使館のホームページに画像付で色々と紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
http://www.ar.emb-japan.go.jp/ContenidoJP/07.ComidasJP.htm



先日紹介したように、アルゼンチンは、2016年4月に「A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」の舞台となる国です。
コンクールへの注目が集まる中、アルゼンチンのワインや食も、これからどんどんと注目を増していきそうです。

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風景印を知っていますか?

2015-11-08 12:09:26 | 雑記
雨の日曜日。
今日はゆる~い話題をお届けします



いつも色々なものを送ってくれる福島の叔母から、風景印をもらってほしい、というお願いがありました。

風景印




上は叔母が送ってくれたもので、こんな消印、たしかに見たことがある!

風景印は、52円以上の切手を貼った郵便物を郵便局の窓口に持っていくと、押してくれるそうです。
窓口で郵便はがきを買ってもよく、宛名は記載しなくてOKです。

風景印は、各郵便局によって絵柄が違うんですね。
今、この風景印を集めるのが、叔母のマイブームなんだとか(笑)

郵便局のHPで調べてみると、風景印を押してくれる郵便局の一覧がありました。

https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/fuke/

残念ながら、うちの近所の郵便局では扱っていないみたいです。

でも、都内のあちこちを歩き回る機会が多いので、これからは出先の郵便局をチェックすることにしようと思います


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石田博さん優勝「第3回A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」

2015-11-07 11:43:03 | ワイン&酒
昨日お届けした、「第9回 JETCUP イタリアワイン・ ベスト・ソムリエ・コンクール」優勝者決定のニュースに引き続き、本日も日本のソムリエ界にとって嬉しいニュースをお届けします。

今週、「第3回A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」中国大会が香港で開催されました。

日本からは、石田博さん(Souplesse)と野坂昭彦さん(トゥールダルジャン)の2名が出場していましたが、石田博さんが優勝し、A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエ となりました(11月6日)。


石田博さん (今年、一緒にお仕事をさせていただいた時に私が撮影したショットです)

石田さん、おめでとうございます




「第3回A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」

優勝 石田 博 -日本 (Souplesse)

2位 Ho Pong Wallace Lo -中国(香港) (The Le Comptior group)

3位 Banjo Havis Plane -オーストラリア (Attica Restaurant)


※野坂さんは準決勝(9名)まで進みましたが、決勝には届きませんでした。



「A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」は、アジア・オセアニア地域の最優秀ソムリエを選出する国際大会です。

優勝者には、2016年4月にアルゼンチンで開催される「A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」に、“アジア・オセアニア最優秀ソムリエ”としての出場資格が与えられます。

つまり、石田さんは、“日本代表選手”ではなく、“アジア・オセアニア代表選手”として参加します。
石田さんは、2000年にカナダで開催された「A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」で第3位に入賞しましたので、次に狙うのは、もちろん優勝でしょう。
世界大会での活躍を期待しています!

一方、“日本代表選手”の選考会は、11月25日に日本で開催されます。
ここで優勝した日本最優秀ソムリエと、アジア・オセアニア最優秀ソムリエの石田さんの2名の日本人が世界大会に挑戦することになります。

11月25日の日本での代表者選考会の行方も注目ですね。



なお、今回のアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクールでは、
アジア・オセアニア地域10か国18名(すべて男性)が準々決勝に挑戦、うち9名(同率の選手がいたため当初の8名から9名に)が準決勝に進み、決勝は、石田、Ho Pong Wallace Lo、Banjo Havis Planeの3名で戦いました。

各選考での出題内容、選手リストなどは、日本ソムリエ協会のサイトで詳しく紹介されていますので、そちらをぜひご覧ください → コチラ

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「第9回JETCUP イタリアワイン・ ベスト・ソムリエ・コンクール」優勝者決定!

2015-11-06 09:52:42 | ワイン&酒
イタリアワインに関わるソムリエの育成と、その知識と技術の向上に貢献すること、および日本市場におけるイタリアワインのさらなる振興を目的に、日欧商事株式会社が開催する「JETCUP イタリアワイン・ ベスト・ソムリエ・コンクール」決勝大会が、2015年11月5日、東京のイタリア文化会館にて開催され、取材してきました。

2007年より始まったこのコンクールは、今年で第9回大会となります。
総計138名の現職のソムリエがエントリーし、9月の全国5会場(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)での地方予選後、厳正な審査の結果選ばれた20名により、「ワインサービスの基本」に特化した二次予選が10月に行われました。

その中の上位10名が11月5日の午前中に行なわれた準決勝に進み、筆記試験・口頭試問の後、最終選出された4名で公開決勝が行われました。



ファイナリスト4名
左から)
滝沢 和司さん(東京)ちいさな台所 ひらた(有限会社 クチーナ ヒラタ)
岩田 渉さん(大阪)オステリア エ バール ポレンタ
若原 美紀さん(東京)トレ・フレッチェ株式会社「カンヴァス・ダ・ディエゴ」
澁谷 健吾さん(大阪)ヴィネリア・リンコントロ

決勝は公開で行なわれ、ひとりずつ順番に、ブラインドティスティング(4種8分)、サービス実技(10分)の審査が行なわれました。

4名のうち、その後の仕事の関係で、私は3名までの実技しか見ることができなかったのですが、その中でこの人が優勝に一番近い!と思った若原美紀さんが優勝したことを、日欧商事さんのサイトで知りました。


優勝 若原美紀さん

4人目の選手次第かと思いましたが、若原さんが優勝に最も近いと私が思ったのは、サービス実技の内容が非常に良かったからです。
サービス実技は、ホストが選んだワインを仮想客4名にサービスし、ワインに合う料理を提案するものでした。



若原さんは、最初に4名の会食の目的を聞き(うち男女2名の婚約祝い、という設定でした)、サービスの際には祝われる2名を優先し、さらに、おめでとうございます、という言葉をかけていました。
こうした女性ならではの細かい気配りがとても印象が良かったです。

最後のワインサービスがタイムオーバーしてしまいましたが、その減点よりも全体的な内容と、サービスの基本であるホスピタリティの素晴らしさで判断されたように思います。




[客のオーダー]
Ferrari Maximum Brut → 女性二人にグラスで
Tenuta Castelbuono Carapace 2008 → 男性二人にボトルで (デカンタージュ実施)

選手たちのブラインドテイスティング、サービス実技を見て思ったのは、
ブラインドテイスティングでの首をひねる態度は、自信がないように見えました。
サービス実技では説明が早口すぎる選手がいて、非常に聞き取りにくいと感じました。

今後、コンクールに出場される方は、その点も気を付けるといいと思います。



優勝者には、優勝賞品のほか、イタリア研修旅行なども贈られるようです

入賞された皆さん、おめでとうございます!

--------------------------------------------------
【追記】

その後、2位、3位の入賞情報 を取得しました。


2位 澁谷 健吾(しぶたに)さん



3位 岩田 渉さん


皆さんの今後のご活躍を楽しみにしています

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「チーズフェスタ2015」に行こう!

2015-11-05 11:33:03 | おいしい食べもん
“11月11日はチーズの日”にあわせて、チーズのお祭り「チーズフェスタ2015」が11月11日~12日の2日間にわたって東京で開催されます。

今年で24回目になるこのイベントでは、世界各国のチーズが紹介され、試食ができ、時間単位で行なわれる特別プログラムへの参加(人数制限あり)などができ、入場無料です。

また、お買い得価格で世界のチーズが購入できるのも、嬉しいポイントです。
会場内では、ワインをはじめとしたドリンクの販売もあり、その場でワイン片手にチーズをいただくこともできます。

みどころは公式HPに掲載されていますので、行く前に要チェックですよ。

※会場の様子や雰囲気などは 昨年のリポートを参照ください → コチラ


2014年のチーズフェスタ

そうそう、いつも目を引く世界各国のチーズたちの展示ですが、展示だけでなく、大きな塊や珍しいチーズたちを、有料でいいから食べてみたいなぁ~と思います。
チーズフェスタのスタッフの皆さん、ぜひご検討よろしくお願いします!

なお、チーズフェスタでのチーズ即売会の売上収益金は公益財団法人日本ユニセフ協会へ寄付し、世界の子供たちの支援に充てられます。
チーズで支援ができるのは素晴らしいですね。



チーズフェスタ2015

日 時: 2015 年 11 月 11 日(水) 11 時 30 分〜20 時/12 日(木)11 時~19 時

会 場: 「EBiS 303」
    東京都渋谷区恵比寿 1-20-8 エビススバルビル 3F

入 場: 無料

主 催: チーズ普及協議会、日本輸入チーズ普及協会
後 援: 農林水産省、厚生労働省
協 力: チーズマスター会、公益財団法人 日本ユニセフ協会、(一社)日本冷凍めん協会

オフィシャルサイト: http://www.cheesefesta.com

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女性醸造家がつくるドイツワイン@独ファルツ

2015-11-04 10:04:01 | ワイン&酒
昨日まで、都内の都立青山公園で開催されていたドイツフェスティバルが大盛況だったと聞きました。
私は仕事で全然覗きにも行けなかったのですが、ドイツワインが大人気だったようです。
日本人って、実はドイツワインが大好きなんですね(笑)

そこで、今日は、ドイツはファルツ地方のダイデスハイムのワイナリーの社長兼醸造家を務める徳岡史子さんと、そのワインを紹介します。
夏に史子さんによるプレゼンテーションが都内で行なわれた時のリポートです。

ワイナリーの名は、Weingut JOSEF BIFFAR -ヨーゼフ・ビファー醸造所

ヨーゼフ・ビファー醸造所は、かつては、ファルツのダイデスハイム村、フォルスト村、ヴァッヘンハイム村などに畑を所有する銘醸でしたが、ビファー家には後継者がいなかったため、2010年に一時閉鎖を余儀なくされました。
ビファー醸造所が次の世代となる後継者を探していた時、偶然出会ったのが、徳岡史子さんでした。


徳岡史子さん

史子さんは1994年に大学を卒業したその年にドイツに渡り、ダイデスハイムのライヒスラート・フォン・ブール醸造所で一年間研修をしました。
この醸造所は、1989年から日本企業「株式会社徳岡」が経営する会社が所有していました。徳岡は史子さんの父が率いる会社です。1989年というと、日本はバブル絶頂期ですね。

史子さんは、1995年から4年間ラインガウのガイゼンガイム大学ワイン生産学部で学び、2001年に同大学付属微生物学研究所に入社します。

その後、史子さんはブール醸造所に入社して醸造家として活躍し、赤字続きの同醸造所を10年で黒字経営に転換します。
その時代に私はブール醸造所を訪ねたことがありました。今回はそれ以来の再会になりますが、違う醸造所の社長に転身されていたのが驚きでした。

実は、ブールと徳岡との契約が2013年12月末で切れることが8年前からわかっていたそうです。
次のプロジェクトが決まっていなかった史子さんと、後継者を探していたビファー家が出会ったのは、本当に偶然だったといいます。

「ビファーという自分のファミリーネームを冠する会社を他人に委ねることは大変なこと。でも、日本企業がブールに24年間関わって立て直した成果が評価され、同じドイツ人に託すよりも確実と思われて、交渉がうまくいったんです」と史子さん。

2013年、史子さんはヨーゼフ・ビファー醸造所の社長に就任します。
ビファーの生産量は、ブール時代の100万本から1/10の10万本という規模です。

ブールで醸造責任者を長年務めていたミヒャエル・ライプレヒト氏がビファーに移り、また、他のスタッフでビファーに移った人も多く、なんと、ビファーのスタッフはブール時代の社員が100%来ています。
当時のビファーには社員が誰もいなかったので、人が移りやすかったとのこと。全スタッフがブール出身なので、最初から気持ちをひとつにしてスタートが切れたといいます。

現在、ビファーの所有する畑は7.5ha。この先、20haまでは買い足したいそうです。
しかし、今はドイツの景気が良く、土地を売りたい人がいないので、待っている状態だそうです。



上の画像では JOSEF BIFFARLOUIS FEISのラベルワインがあります。

史子さんがビファーと出会う前、ブールの後始末をして切羽詰まっていた時期に、別の醸造所でつくっていたワインが「LOUIS FEIS -ルイス・ファイス」です。
それを引き受ける際、史子さんは、醸造所の建物をつくった人の名前から、ルイス・ファイス醸造所と名付けることにしました。
ルイス・ファイスでは、リースリングのワインのみを生産していました。

そのすぐ後に、史子さんはビファーと出会います。
ビファーを引き受けることが決まった際に、今後は “ルイス・ファイス”の名前は止め、“ヨーゼフ・ビファー”に統一することに決めました。



現在、まだ、“ルイス・ファイス”の名前のワインが市場に出ています。
ルイス・ファイスは、ビファーのブランドのひとつ、という位置付けで、ルイス・ファイスのワインの販売元がビファー醸造所であることがバックラベルに明記されています。

ルイス・ファイスという名での最後のヴィンテージは2012年です。
2013年からはビファーのラベルに統一されます。2012年は貴重なラストヴィンテージなんですね。
ルイス・ファイスは、史子さんにとって、苦労していた時期の思い出のワインだそうです。




さて、試飲したワインを紹介します。

LOUIS FEIS Riesling Kabinett Trocken 2012
ルイ・ファイス リースリング・カビネット トロッケン2012
ほっとするエレガントな甘さのリースリングです。とろんと柔らかな口当たりで、アルコールは9.5%という軽さ。

JOSEF BIFFAR Weissburgunder Trocken 2012
ヨーゼフ・ビファー ヴァイスブルグンダー トロッケン 2012
さっぱりした口当たりの、軽やかでドライなワイン。軽いミネラル感があり、余韻にかけてスーッと消えていきます。強すぎない良さがあります。

JOSEF BIFFAR Grauburgunder Trocken 2012
ヨーゼフ・ビファー グラウ・ブルグンダー トロッケン 2012
少し厚みがあり、ミネラル感もある。果実味、ブドウの甘みがあり、初心者でも飲みやすいワイン。バランスいい。

JOSEF BIFFAR Chardonnay Trocken 2012
ヨーゼフ・ビファー シャルドネ トロッケン 2012
ドイツ風のシャルドネに仕上げているそうです。酸素をたくさん含ませ、バリック樽ではない木樽熟成2500リットルの楕円形の樽使用。樽の内側をトーストしていないので、トースト風味はブールなく、ワインに酸素を送り込む役割をしている。樽を買って2、3年は樽の風味が強く、6年めから樽の力を発揮してくれる。ワインが呼吸をしながら熟成。内側に酒石が貯まっていく

LOUIS FEIS Riesling Halbtrocken 2012
ルイ・ファイス リースリング・ハルプトロッケン2012リースリング・ハルプ・トロッケン
ミネラル感豊か。フレッシュ感があり、果実の厚みもあり、甘みがしっかりと感じられます。


ドイツでは新しいヴィンテージを好む傾向にあるが、長時間酵母と接触させながら寝かせて、アロマを複雑にしてから出したい。2014年はまだ寝かせている段階。2013年が8月に日本に入港します」と史子さん。

ビファーでは、中級からグランクリュクラスのワインを生産しており、生産量の80%がゼクトだそうです。が、日本へはゼクトはまだ入ってきていません。
ブールでは年間100万本を生産していたうちの20%がゼクト。私の中では、ブールはゼクトの印象がけっこう強かったです。史子さんのブール時代に仕込んだ、デゴルジュマン前のボトルがあり、それらはビファーに持ってきたそうです。

ビファーをベーシックワインのブランドとして広めていきたいので、ゼクトはまだしばらく寝かせておきます」ということなので、楽しみに待つことにしましょう。



JOSEF BIFFAR Deidesheimer Kieselberg Riesling Trockenbeerenauslese 2002

最後にサプライズで、甘口の2002年トロッケンベーレンアウスレーゼ(TBA)が登場しました。
ドイツのリースリングならではのしっかりした酸があり、長熟を可能にしています。
甘い!けれど、酸が意外とフレッシュ!


色を見ると、濃い黄金色をしていて、舌触りはとろ~り。甘美です。

「ドイツのリースリングだからできるワイン。TBAをグラスで飲めるレストランが、なかなかない。
話題提供という意味でも、こうした提案をどんどんしていくことが大事」と史子さん。

レストランで、TBAを少量20ccと、ロックフォールチーズとともに、クルミとマロングラッセ、といった組み合わせもオススメと言います。


史子さんは、ワインと食とのマッチングにこだわりを持っていて、2014年には醸造所内に 和食レストラン「fumi」をオープンさせました。
レストランでは、ワインと食のマッチングが楽しめるそうですよ。

今回、我々は 新橋の「京 NA-BA-NA」さんの料理と史子さんのワインとのマッチングを試しました。



ビファーのワインは、ワインだけが主張するのではなく、食事に寄り添い、ワインと料理の両者で盛り立てていくタイプだと感じました。
日本の食卓にも合い、使い勝手がいいと思います。



今回ご紹介いただいたワインの価格は、TBAを除き、2000円(税抜)と、かなりお手頃です。
コスパの面、使いやすさの面からも、オススメできます。

これからの季節は、 鍋料理なんかにも合いそうですし、年末年始で人が集まる時の和食のごちそう料理にも合わせてみるのもいいですね。

また、前述したように、ワイナリーの敷地内に史子さんの和食の店がありますから、機会があれば、ぜひダイデスハイムにあるワイナリーを訪問してみることをお勧めします。
ワイナリーでの和食とワインのマリアージュ体験は、きっと楽しいと思いますよ。
私も、機会があれば訪れてみたいです。

※ダイデスハイムの街は、ドイツらしくて素敵な所です。
 以前に書いた街紹介の記事がありますので、街並みなど、参考にしてください → コチラ

(輸入元:株式会社 徳岡)

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サイゼリヤでワンコインちょい飲みもありの巻

2015-11-03 09:52:16 | レストラン&店
次の予定まで1時間を切っているあまり余裕のない時、お腹に何か入れておきたいよね?と、友人を誘って向かったのが、イタリアンのファストフード的存在の 「サイゼリヤ」

店の前には10人ほどの待ち行列があったものの、喫煙席ならすぐ座れると言われ、すぐに案内してもらいました。どうせ30分くらいですし、隣のテーブルの人が吸うとは限らないですしね。



友人と2人だったので、ハウスワインの白を250mlのデカンタで
200円也。



ミラノサラミ、キャベツのアンチョビ炒め、鶏手羽先を注文し、この時点で997円。
ワリカンで計算すると、一人分ワンコインですよ?



さらにハウスワインの赤のデカンタ250ml、200円を追加。
これでも一人プラス100円。
サイゼリヤでワインを飲むのが初という友人は、このコスパの良さに感動していました

元々、グラスワインが1杯100円ですからね。
1.5リットルのマグナムボトルのワインが1080円。
2人なら、一人でレギュラーボトル1本分が飲める!

ご存知の方も多いと思いますが、
サイゼリヤなら、1000円の予算があれば、かなり豪遊できます(笑)



和食系ファストフードチェーン店などでのちょい飲みが、ここ1、2年流行っていますが、「サイゼリヤ」なら、女性一人でも入りやすいですよね

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超隠れ家ワインバー「ミラン」@巣鴨

2015-11-02 13:14:09 | レストラン&店
友人がちょっとお手伝いをしているというので行ってみたかった ワインバー「ミラン」に、ようやくお邪魔してきました。

まず1杯目のスパークリングワインをいただきながら、店主の峰永さんにお話を伺いました。

ミランで扱っているのは、スペインワインのみ、だそうです。
輸入元から仕入れているワインも当然ありますが、自社輸入のワインもあり、持ち帰り用にボトル販売もしているそうです。



このスパークリングワインは、スペインのカバ、ブリュット・ナチュレ
画像は飲みかけです。

ワイン的な質感があり、ボディに厚みがあり、飲みごたえ充分。
ブリュット・ナチュレですが、果実味がしっかりしていて、白ワイン的に味わえます。
ですから、クイッと飲まず、ちょっとゆったりと。
エチケットが印象的なこのつくり手は、5年くらい前に香港の展示会で出会って気になっていたところで、今はワイナリー和泉屋さんが輸入しています。




カバの次に私がチョイスしたのは、リベイロの赤ワイン
開けたてを1杯分ミニデカンタでデカンテングし、氷水で短時間サッと冷やしてから出してくれました。

この赤ワインは、店で直輸入しているものだそうです。

「これから来るのは、リベイロとリアス・バイシャスの赤!」と、店主の峰永さん。



ふっくら丸みのある果実味がジューシーで、タンニンのキメが細かく、スーッとやさしく入ってきます。
アルコールも12%と軽く、これはスルスル飲めてしまいそう。
でも、せっかくですから、じっくりとね。

このワインの白も絶品ということでしたが、ここに来るまでにすでに少し飲んでいたこともあり、後ろ髪を引かれつつ、次回のお楽しみとすることにしました。



ここではスペインワインがグラスで楽しめ、一応、グラス650円からとメニューにありますが、クオリティワインは850円~980円に集中しているそうです。

また、どんなにいいワインでも、グラス1000円を超えるものはないので、実は、980円のワインが超オトクなのだとか。
チャージもありませんので、きっちり飲んだ分だけ、という安心会計です(笑)
今回は1800円也。


場所は巣鴨
駅前のロータリーからすぐです。
それでもちょっと迷いました。



斜め上にある看板を見逃さないようにしましょう。
ビルの3階、エレベーターはないので、階段を上がります。


途中に、ここで合っているという看板が出ているので、頑張って上ります。



店の入り口の扉が、最後の難関でしょうか。
ここまで来て、店に入らずに引き返した人もいるとか。
いえいえ、ここまで来たら、入りましょう!(笑)

笑顔の友人が出迎えてくれました。
カウンターの中の店主は、想像していたより全然お若い!なんだかサムライチックな硬派な雰囲気のイケメン。無口そう?と思いきや、大丈夫です、ちゃんとこちらの話に合わせてくれます(笑)

正式な店名は「ワインとフルーツカクテルとボブ・ディランの店 MyLan(ミラン)」
フルーツカクテルもボブ・ディランも気になりますが、その話は店主へ直接どうぞ

Facebookページがあるので、詳細情報&最新情報は、そちらを参照してください。

ワインとフルーツカクテルとボブ・ディランの店 MyLan(ミラン)
東京都 豊島区巣鴨2-3-5 第二日東ビル301号
月、水~金 18:00~2:00
土 15:00~2:00
日 15:00~0:00
Facebook https://www.facebook.com/wineandfruitcocktail/

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