ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

オーストリアの新酒ホイリゲ解禁!

2015-11-13 10:00:00 | ワイン&酒
11月11日、オーストリアの新酒「ホイリゲ」が解禁されました。

ホイリゲ解禁に合わせ、恒例となったホイリゲパーティーが在日オーストリア大使館 大使公邸で11月12日に開催され、今年も参加してきました。


Wiener Heuriger 2015 Weigut Zahel(Austria, Wien)

ホイリゲについては、すでに何回も紹介してきましたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
ホイリゲには、“新酒”自体と、ホイリゲを出す“居酒屋”の2つの意味があります。
※詳細は以前の記事を参照ください → コチラ



在日オーストリア大使

ホイリゲの本場ウィーンでは、ホイリゲ解禁の日には、酒場のホイリゲがお祭り状態になって大いに盛り上がるそうです。
いつか私もウィーンのホイリゲで新酒のホイリゲを飲んでみたいと思っています。


バックラベルも雰囲気があって素敵です


さて、肝心の2015年の新酒の出来ですが・・・



日本市場でのホイリゲの第一人者ツァーヘル醸造所4代目のアレックスが来日して紹介してくれました。

ツァーヘルの“ホイリゲ2015”を飲んでみると、フレッシュ&フルーティーが際立ち、とてもジューシーです。軽やかで、繊細で、チャーミング。フルーツのアロマが豊かで、非常に華やか。新酒らしいみずみずしさに溢れています。アルコール度数は11%とライト。これはスルスルと飲み過ぎてしまう可能性が大いにあります

このホイリゲを、普段、気難しい顔してワインを飲んでいる人に飲ませてあげたくなりました(笑)

ホイリゲに使われているブドウは、グリューナー・フェルトリナー、リースリング、シャルドネ、ノイブルガーなどで、これらを混醸します。
この混醸ワインはゲミシュターサッツと呼ばれます。

ウィーン周辺は、このゲミシュターサッツの本拠地。ゲミシュターサッツは、ウィーンの居酒屋ホイリゲで、気取らず、気軽に飲まれます。
日本でも、こんなホイリゲ酒場があるとうれしいですね




Wiener Heuriger Zweigelt 2015 Weigut Zahel(Austria, Wien)

ホイリゲは基本は白ワインですが、ツァーヘルでは、2014年から赤のホイリゲをリリースし始めました。
ツヴァイゲルト100%の辛口赤ワインで、アルコール12%。

フルーティーで、赤い小さなベリーの風味がとても豊かで、チャーミングでキュート!
軽く冷やして飲むといいかな。ベリーを使ったスイーツにも似合いそうです。

白のホイリゲも赤のホイリゲも、1本2980円(税別)。



ホイリゲ以外のゲミシュターサッツのワインもあります(こちらは新酒ではありません)



2015年からベビーボトルも登場!

ハーフサイズ(375ml)の白赤は、両方飲みたい人にはうってつけ。
スクリューキャップだし、見た目もカワイイし、「飲みすぎなくていいでしょ?」とアレックス。



はい、私も、こちらのミニサイズはとても気に入りました。
カワイイので、ちょっとしたプレゼントにもいいですよね。
これはもらったら嬉しいなぁ~


大使公邸での宴は続く…


(輸入元:エイ・ダヴリュー・エイ)

コメント
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