写真①：「夕陽風景時計」―浜山松原―「宮地嶽神社」回遊フットパスのルート図
「海とまちなみの会」が福津市初のフットパスを開設します
市住みよいまちづくり推進企画事業で補助金交付決定
私の所属する福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」に、宮地浜設置「夕陽風景時計」―浜山松原―「宮地嶽神社」回遊フットパス＝写真①＝開設企画事業について平成２６年度「福津市住みよいまちづくり推進企画事業」補助金３８３，０００円を交付する決定書を６月６日にいただきました。
フットパス（Ｆｏｏｔpａｔｈ）は、田園や里海など昔からある暮らしの風景を楽しみながら歩ける小径のことで、イギリスを発祥として日本でも東京都町田市や北海道で魅力的なフットパスが整備され、ゆっくり景観を味わいながら地域で暮らす人たちの息づかいを体感する歩きが静かなブームといわれています。里山や古い町並みの素晴らしい景観を維持・管理されている方たちに感謝し、緑地の保全や農業に対する支援を願う散策です。
「海とまちなみの会」では、九州ではまだなじみのない「フットパス」を７月６日に開設したいと、４月に「福津市住みよいまちづくり推進企画事業」補助金の交付申請に応募、市都市計画課との「共働コース」で宮地浜設置「夕陽風景時計」―浜山松原―「宮地嶽神社」回遊フットパスの開設を企画。市景観計画に呼応し市制施行１０周年記念事業として、夕陽の沈む時刻と方位、並びに水平線の島々が描かれたパノラマ風景が分かる「夕陽風景時計」を同市宮司浜４丁目の「大阪屋」先の宮地浜に７月６日設置し、同時計から浜山の松原―「宮地嶽神社」を回遊するコースとしました。
「回遊フットパス」のルートは①「ロングコース」（LC。約６km）＝「夕陽風景時計」前から浜山松原―津屋崎浜―新川（在自川）右岸―新堤池―宮地嶽神社下坂道―同神社石段参道―門前町商店街通り参道―同時計前帰着②「ミニコース」（MC。約1km）＝浜山松原から宮地浜経由で同時計前帰着③「ショートコース」（SC。約４．５km）＝LC途中の宮地嶽神社終着の３コースです。７月６日（日）に開設記念式典とフットパス初歩き、８月１０日（日）に夏休み「回遊フットパス」体験講座，１０月１９日（日）にフットパス路線「宮地嶽神社」から参道沖に沈む夕日を観る会の開催を予定しています。
「海とまちなみの会」は、３月の例会で「夕陽風景時計」＝写真②＝設置を決定。福岡県水産局に工作物の設置許可等を申請し、小川洋知事名で７月６日設置、向こう３年間更新の条件で占用して活用する許可書が交付されました。福津市宮司四丁目の「海の家 大阪屋」先の宮地浜に築くコンクリートの土台（２．３㍍四方、高さ４０㌢）上に設置し、幅１．１㍍、高さ９０㌢、奥行き７０㌢。時計版はステンレス製で、縦約６０㌢、横約８５センチです。
写真②：宮地浜設置「夕陽風景時計」のイメージ図
＝緒方義幸・「海とまちなみの会」会員作成
「海とまちなみの会」では、同時計と解説案内板の設置費に充てる寄付金（１口千円以上、目標額４０万円）の募集活動を６月から本格化し、神奈川県在住の津屋崎出身の男性から１万円を銀行口座振り込みで送金いただくなど。市内外の男女や商工団体などからら寄付金が相次ぎ、嬉しく思っています。
「海とまちなみの会」への「夕陽風景時計」設置費の寄付金＝写真③＝は、福津市津屋崎３－１８－１６の本会観光拠点事務所・「貝寄せ館」（土・日曜、祝日の１１時～１５時開館）に持参いただくか、最寄りの本会会員でお受けいたします。また、銀行お振り込みの場合は西日本シティ銀行福間支店普通預金口座（「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号１３０４７８１）をご利用いただければ幸いに存じます（振り込み手数料のご負担もご容赦ください）。ご浄財をお寄せいただいた皆様には、７月６日午前９時３０分から同時計前で行う落成式と記念イベントにご招待の予定です。
写真③：「夕陽風景時計」設置費寄付金の募集チラシ
「あの夕陽風景時計は、私たちの募金でできたのよ」と、ご家族やお仲間などで夕陽景観を楽しめ、親しめる新名所となるよう願っております。お問い合わせは、福津市津屋崎２丁目１番１号の「海とまちなみの会」事務局（℡０９０－７４５１－８０６３or E-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jp）・吉村勝利へお願い申し上げます。
