写真①:「大島」から見えた約49㌔・㍍沖の玄界灘に浮かぶ「沖ノ島」
=宗像市・「大島」の岩瀬で、2015年8月22日午前10時15分撮影
2017年(平成29年)のユネスコ世界遺産登録の日本の推薦候補に選定され、注目されている「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」構成資産5件のうち、宗像大社の「中津宮」と「沖津宮遥拝所」がある「大島」(宗像市)を8月22日、細君と訪れました。きょうから「大島」巡りの記を綴ります。
「大島」巡りの記 ①大島見ゆ!
「大島」は、玄界灘に浮かぶ周囲約15㌔・㍍、人口約7百人の小島。宗像市神湊から午前9時25分発の市営渡船のフェリー「おおしま」(片道大人560円)に乗り、約25分で約11㌔・㍍離れた「大島港ターミナル」に着きました。
宗像市は、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産登録の日本推薦候補に選定後の8月1日から「大島港ターミナル」から「大島」の南側にある「中津宮」と北側にある「沖津宮遥拝所」を巡る無料マイクロバス(定員28名)を8月の土、日曜日とお盆期間の13~16日に運行、世界遺産候補構成資産を訪れる観光客に対応しています。私たちは、新宮町から来た若いカップルとこのバスに乗り、午前10時に発車し約15分で島の北側の岩瀬地区に到着。
バスを降り、歩いて石段を上って海辺の小高い場所にある宗像大社の「沖津宮遥拝所」へ。幸運にも、視界の利く晴天に恵まれ、午前10時15分、約49㌔・㍍沖の玄界灘に浮かぶ「『神宿る島』沖ノ島」=写真①=が遠望できました!
私たちを案内してくれた「大島」に住むバスの運転手さんの話では、雲やPM2.5などの天候条件でなかなか「沖ノ島」の姿が見られることはないといい、手前の海にはサワラ漁の船が数隻見えました。