吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2013年1月27日/〈東京・町歩き〉009・深川江戸資料館

2013-01-27 04:05:00 | 東京・町歩き

 

写真①:江戸深川に関する歴史・民俗を展示している「深川江戸資料館」の入口

     =東京都江東区白河1丁目3-28で、2013年1月16日午後0時30分撮影


〈東京・町歩きスポット〉 9 

深川江戸資料館

  1月16日午後、江戸深川に関する歴史・民俗を展示している文化施設、「深川江戸資料館(江東区白河1丁目)」=写真①=を訪れました。地下1階、地上3階建てで、昭和61年にオープンし、公益財団法人江東区文化コミュニティ財団が指定管理者になっています。

 江戸時代後期・天保年間の深川佐賀町の町並みを実物大で再現した常設展示室が見ものです。「江戸時代へ〝タイムスリップ〟」と題し、長屋や八百屋、船宿、火の見櫓などの町並みを描いた絵=写真②=が掲示されていました。


写真②:江戸時代の長屋や八百屋などの町並みを描いた絵


 大店や白壁の土蔵、長屋などを実物大で再現した町並み=写真③=は、「情景再現、生活再現展示」方式とされ、分かりやすい展示です。


写真③:大店や白壁の土蔵、長屋などを実物大で再現した町並み


    
 長屋の住民の共同スペースには、井戸や便所、ごみ溜め、稲荷などが再現されていました=写真④=。


写真④:井戸や便所、ごみ溜め、稲荷などが再現された長屋の住民の共同スペース

 大根、人参などの野菜が店頭に並ぶ八百屋=写真⑤=の様子は、現在の町の八百屋さんとあまり変わらない印象です。


写真⑤:大根、人参などの野菜が店頭に並ぶ八百屋

 「名所江戸百景に描かれた江東」と題したパネル=写真⑥=では、歌川広重作の「深川木場」などの浮世絵について解説されており、興味深く観ました。私の所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」手作りの町並み散策マップ・『津屋崎千軒そうつこう』(A2判八折り、表裏カラー)は、デザイナーの湯浅美子会員が『名所江戸百景』の色調にならってレトロなイメージでデザインし、江戸時代から栄えた〈津屋崎千軒〉の町並み地図にふさわしいとご好評をいただいています。

 

写真⑥:「名所江戸百景に描かれた江東」のパネル

 館内の見学コースの最初にある「導入展示室」には、江戸時代の小説家滝沢馬琴や実測による最初の日本地図を作製した伊能忠敬、江戸末期の思想家佐久間象山、第11代将軍・徳川家斉のもとで老中として「寛政の改革」を断行した松平定信(陸奥白河藩主で白川楽翁とも号した)など深川ゆかりの人物と深川の歴史を紹介=写真⑦=。

 

写真⑦:滝沢馬琴や伊能忠敬など深川ゆかりの人物を紹介した「導入展示室」

  そうそう、「深川江戸資料館」の隣には、東京都指定史跡の「楽翁松平定信墓」=写真⑧=の石碑が入口に建つ「霊巌寺」がありました。

  

写真⑧:「楽翁松平定信墓」の石碑が入口に建つ「霊巌寺」

    =江東区白河1-3-32で撮影

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