写真①: 大正3年の桜島大噴火の火山灰に埋もれた「埋没鳥居」
=鹿児島市黒神町で、2017年6月17日午後0時45分撮影
鹿児島1泊旅行記⑧
「黒神埋没鳥居」と「森伊蔵」
錦江湾をまたいだ鹿児島市営の「桜島フェリー」が6月17日午前11時30分、桜島港に到着。鹿児島ツアーの鹿児島交通バスで昼食会場に立ち寄った後、大正3年(1914年)1月12日の桜島大噴火の火山灰で埋もれた桜島東部・同市黒神町の「腹五社神社(黒神神社)」の「埋没鳥居」=写真①=を訪れました。高さ3㍍の鳥居は、笠木部分の約1㍍だけを残して埋まり、火山爆発の猛威を今に伝えています。
大噴火翌日の13日、桜島から30億トンもの溶岩が流出を始め、瀬戸海峡を横断して桜島と大隅半島を陸続きにしたため、黒神地区の全戸687戸が火山灰に埋没したという。「黒神埋没鳥居」と道路を隔てた見学者の駐車場=写真②=の一角には、次の大噴火に備えた「退避壕」も設置されています。
写真②:案内看板が立つ「黒神埋没鳥居」(道路向かい)見学者の駐車場
=17日午後0時45分撮影
「黒神埋没鳥居」見学後は、鹿児島交通バスは次の観光スポット・「福山黒酢の里」(鹿児島県霧島市福山町福山)へと向かいました。途中、鹿児島県垂水市を走行中のバスの窓ガラス越しに〝幻の焼酎〟・「森伊蔵」の社屋が撮影できました=写真③=。私も大切なお客様への「お・も・て・な・し」の折にオンザロックで愛飲するのが楽しみな薩摩芋焼酎の銘酒です。吉村青春第一詩集『鵲声―津屋崎センゲン』に収めた拙作の『森伊蔵』の詩を読んでいただければ、よそにはない焼酎づくりにトコトンこだわった森覚志社長と、彼にエールを贈る左党詩人の想いを酌んでいただけると思います。
写真③:鹿児島交通バスの窓ガラス越しに撮影した「森伊蔵」の社屋
=鹿児島県垂水市で、17日午後1時10分撮影