写真①:爽やかな白い花を開いたハマユウ
=福津市津屋崎1丁目で、2016年6月20日午前6時25分撮影
梅雨空の6月20日朝、福津市津屋崎1丁目にあるクロマツの松原(新浜山国有林)の斜面で、ハマオモト(浜万年青)に爽やかな白い花が咲いているのに気づきました=写真=。
「ハマユウ(浜木綿)」の別名の方が、馴染みのある海岸植物です。この津屋崎1丁目(旧天神町)から東町にかけては、かつて松山が続き、通称「太閤山(でいこやま)」と呼ばれていました。付近の田んぼでは、玄界灘からの潮風が塩分を内陸に運ぶため、稲のできが悪く、天正15年(1587年)、九州平定に訪れた太閤秀吉が防風林として海岸に松を植林させたことから、「太閤(たいこう)山」が、なまって「でいこやま」になったという。