写真①:「宮地嶽神社」楼門前に掲示された「おおしめ祭」の看板
きょう17日、年に1度の大仕事
宮地嶽神社の〝日本一〟の大注連縄掛け替え
商売繁盛の神様で知られる福津市宮司元町の宮地嶽神社拝殿で12月17日午前、年に一度の大注連縄(おおしめなわ)掛け替え催事・「大(おお)しめ祭」が行われます=写真①=。
大注連縄掛け替えは、この日午前10時から「大注連縄祭」神事で作業の無事を祈ったあと、法被姿の氏子ら約50人が拝殿前で2本の大縄を寄り合わせ、丸太を打ち込んで補強し、高く持ち上げて捩ったりして完成させ、フォークリフトで高さ6㍍の拝殿正面に取り付け、迎春準備完了です。
「宮地嶽神社」は、正月三が日の参拝客が約百万人と九州では太宰府天満宮に次いで多い。神社側が〝日本一トリオ〟と自慢の、大注連縄(初めて作られた昭和27年=1952年=当時は長さ13.5㍍、直径2.5㍍、重さ5㌧)と、大鈴(直径2.2㍍、重さ450㌔・㌘の)、大太鼓(牛の一枚皮で作られた直径2.2㍍、重さ1㌧)があるのが有名でしたが、3年に一度、掛け替えられていた大注連縄は平成23年(2011年)12月からは拝殿を傷めないよう小ぶりの大注連縄(長さ11㍍、直径2.6㍍、重さ3㌧)を作って毎年掛け替えられています。
出雲観光協会によると、「出雲大社」神楽殿の大注連縄は長さ13㍍、重さ4.5㌧で、こちらの方が今は事実上の〝日本一〟。拝殿の大注連縄は長さ6.5㍍、重さ1㌧。