写真①:ゆうゆうと入江を泳ぐツクシガモ
=福津市の「津屋崎干潟」で、2016年1月8日午後1時15分撮影
「津屋崎干潟」に珍鳥・ツクシガモ渡来
冬鳥のヨシガモも姿見せる
寒波が襲来した福津市渡の「津屋崎干潟」に1月8日午後、冬鳥のツクシガモ(カモ科)が飛来=写真①=。2013年2月28日朝、浅瀬に舞い降りた2羽を撮影して以来の珍鳥の渡来です。
九州の有明海沿岸や博多湾以外では渡来がまれです。「体長は、約62㌢。雌雄ほぼ同色。頭が黒く、胸には茶色の帯、赤い嘴が特徴の大型のカモです。嘴を水面につけて、甲殻類や海藻類を食べます」(吉村青春著『津屋崎の四季――野鳥と自然のハーモニー』から)。
9日には、冬鳥のヨシガモ(カモ科)も葭のそばの浅瀬に姿を見せました=写真②=。「目元から後頭にかけての光沢のある緑色の羽毛が、後ろへ長く伸び、ナポレオンの帽子のような形に見える頭がチャームポイントです」(『津屋崎の四季――野鳥と自然のハーモニー』から)。11年2月25日朝も、泳いでいた3羽を確認しています。
写真②:葭のそばの浅瀬に姿を見せたヨシガモ
=「津屋崎干潟」で、9日午前11時10分撮影