吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2013年9月4日/〈日記〉520・〈四国・町歩き〉3:「藍商佐直」

2013-09-04 06:11:06 | 日記

写真①:脇町一の豪商・「吉田家住宅」(「藍商佐直」)の裏門

      =徳島県美馬市脇町南町で、2013年8月29日午後2時35分撮影

 

〈四国・町歩きスポット〉3

 :「藍商佐直」

  道の駅「しおのえ」(香川県高松市塩江町安原上東)で休憩後、レンタカーで国道193号線を南下し、〝四国三郎〟・吉野川の水運を利用して阿波藍の集散地として栄えた徳島県美馬市脇町の道の駅「藍ランドうだつ」に着いたのは、8月29日午後2時30分過ぎです。

  四国旅行の目的の一つは、全国的に有名な脇町南筋にある50もの卯建の上がる町並みを訪ねることでした。道の駅駐車場から、かつて吉野川への舟着き場がたもとにあった石段を歩いて、脇町一の豪商・「吉田家住宅」(美馬市指定文化財)に裏門=写真①=から入りました。「吉田家住宅」=写真②=は江戸後期・寛政4年(1792年)創業の藍商吉田直兵衛の屋敷で、屋号を「佐直(さなお)」とし、明治にかけて繁盛したという。卯建の町並み・「南町通り」に面し、間口11間、奥行き30間の大きな敷地で、2階妻壁に延焼を防ぐ卯建も上がっています。

写真②:卯建が上がる「吉田家住宅」(「藍商佐直」)

     =「南町通り」で、29日午後2時40分撮影

 主屋、質蔵、中蔵、藍蔵、離れ家の5棟が、中庭を囲むように建ち並んでおり、一般公開(入館料5百円)されています。主屋1階入り口の座敷には藍染めのれんが掛かり、番頭の人形が控えています=写真③=。

写真③:藍染めのれんが掛かり、番頭の人形が控える主屋1階入り口の座敷

     =29日午後3時撮影

 2階には、箪笥階段=写真④=で上れました。

写真④:主屋の2階へ上がるのに利用される箪笥階段

     =29日午後2時50分撮影

  2階にある主座敷は、「王位戦の間」の表示がありました。平成17年(2005年)9月5・6日、佐藤康光棋聖が羽生善治王位と対戦して勝った将棋の七番勝負棋戦・「第46期王位戦」第5局平手戦が行われたそうで、対局の模様をイメージできるように将棋盤が置かれています=写真⑤=。

写真⑤:「第46期王位戦」第5局平手戦が行われた主座敷(「王位戦の間」)

     =29日午後3時撮影

  別の部屋には、幕末から明治前期の剣客、政治家・山岡鉄舟の屏風も飾られています=写真⑥=。

写真⑥:展示された山岡鉄舟の屏風

     =29日午後3時5分撮影

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