吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年7月12日/〈海とまちなみの会〉040・第2回「津屋崎郷づくり部会」

2007-07-12 22:20:46 | 海とまちなみの会
写真①:「津屋崎の貝がら展」に展示された貝の標本
     =福津市津屋崎新町の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」で、2007年7月7日午後3時37分撮影

「第2回津屋崎地域郷づくり推進協議会各部会」開く
福津市・郷づくりHPに〈津屋崎の貝がら展〉案内掲載へ
活性化部会で「海とまちなみの会」の要請で


 福津市の「津屋崎地域郷(さと)づくり推進協議会」(吉永光明会長)の「平成19年度第2回同郷づくり推進協各部会」の活性化部会が、12日午後7時30分から同市津屋崎の市立文化会館で開かれ、「津屋崎千軒 海とまちなみの会、会員50人」(略称・「海とまちなみの会」)から吉村らが出席しました。

 「津屋崎地域郷づくり推進協議会」は4月25日に発会式が行われ、平成19年度の事業を本格的にスタートさせることになり、6月11日に今後の活動内容について話し合う第1回各部会を開催。花田徳茂市地域生活部長が、19年度の同推進協議会の予算が約200万円で、地域の安全を守る「安全安心部会」や「環境部会」、「福祉部会」、「子育て部会」、「活性化部会」、「区長部会(自治会長)」の6部会で活動する事業費に充てることを説明していました。

 この日の活性化部会(西野正行部会長)には、市民ら13人が出席。イベント開催や、津屋崎地区で活動している各住民団体と連携、情報発信を早急に図ることを申し合わせました。

 このあと、全体会議で、吉村が「海とまちなみの会」主催で22日まで「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」で開いている〈津屋崎の貝がら展〉(入場無料)を福津市の「郷づくりホームページ」に催事案内としてアップさせてほしいと要請しました。とりあえず、吉永会長と花田地域生活部長の了解を得れば、郷づくり推進協に参加した各団体の催事を13日からアップできることが全会一致で決まりました。

 市によると、「郷づくり」は市が平成19年度から取り組む新しい地域づくり。おおむね小学校単位の市内8地域で、「市民の、市民による、市民のための地域づくり」として、職域、団体など住民各層の代表らが参加し、行政と対等な立場で一緒に行動する〝共働〟で地域の課題解決を目指す市民活動としています。8地域のうち福間地域(3月17日設立)をトップに宮司地域(4月22日)、津屋崎地域(4月25日)、神興地域(5月28日)、勝浦地域(6月23日)の郷づくり推進協議会と、郷づくり神興東コミュニティ(7月7日)、福間南小校区郷づくり協議会(7月8日)が設立しており、上西郷地域郷づくり推進協議会も設立準備中という。
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2007年7月12日/〈津屋崎の四季〉123・ハマボウの並木

2007-07-12 07:49:20 | 風物
写真①:黄色い花が見ごろになったハマボウの並木
     =福津市末広で、2007年7月10日午前7時19分撮影

 福津市津屋崎末広の市営「津屋崎浄化センター」前の黒石川沿いで、ハマボウ(アオイ科)の並木の花が見ごろになりました=写真①=。

 南方系植物で、神奈川県三浦半島が自生北限。福岡県内では、前原市の雷山川沿いにある〝ハマボウの並木〟が知られています。フヨウやムクゲの仲間で、8月にかけて直径約5㌢・㍍の美しい黄色い花が次々に開きます。かつては、津屋崎の浜辺にも多く自生していました。

 旧津屋崎町が平成11年(1999年)に発行した『津屋崎町史 通史編』の第1編「津屋崎のあらまし」に掲載されている「海岸植物」のくだりでは、ハマボウについて津屋崎の特筆すべき植物だとして、〈県内ではまれで、海岸の泥地に自生するが、津屋崎では塩浜の入り江に昔は多かった。しかし、最近は護岸工事や道路整備のため次々と消滅している。宮司の今川にも二株あったが、これも護岸工事で消えた。だが、幸いなことに末広の千間土手(せんげんどて)に数株、内海の渡側奥に一株残っているのを確認した〉と触れています。

 樹高3㍍になるはずの落葉低木ですが、黒石川沿いにある並木はまだ高さ1㍍前後しかありません。一株の根元に「ハマボウ植樹 二〇〇四年八月八日」と書いた木札が立っています=写真②=。福津市津屋崎の「ハマボウの会」(山下夫=しずお=会長、約20人)の方たちが、種から育てた1~2年生の苗木をボランティアで黒石川沿い延長150㍍に植えたものでした。順調に育っており、14日には草取りの手入れを予定されているとかで、蒸し暑いなか、頭が下がります。


写真②:並木の根元に立つ「ハマボウ植樹 二〇〇四年八月八日」と書かれた木札
     =福津市末広で、7月10日午前7時19分撮影

 福津市渡や新東区の住宅の庭でも、ハマボウの花が咲いているのを見かけます。この〝日本のハイビスカス〟ともいえる津屋崎自生の海岸植物を、本来の海辺や河口周辺にもっと復元できないでしょうか。土地固有の植生を損なうことなく、〝ハマボウの並木通り〟のような花名所が誕生すれば、梅雨の津屋崎を散策する楽しみが増します。
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