吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年7月6日/〈日記〉138・東京のオリンピック誘致と選手村予定地

2007-07-06 14:02:52 | 日記
写真①:2016年の夏季五輪招致を目指す東京都の「オリンピック選手村予定地」
     =東京都江東区有明1丁目で、「ゆりかもめ」車窓から2007年6月23日午前8時51分撮影

 国際オリンピック委員会(IOC)が4日夕(日本時間5日朝)、2014年冬季五輪の開催都市にロシアのソチを選んだことで、16年の夏季五輪招致を目指す東京都の関係者はほっとしているようです。招致レースに敗れた韓国・平昌が選ばれていれば、五輪がアジアで開催された2年後に日本へ五輪を招致するのは、同じ大陸での連続開催を避ける傾向にあるIOCのことを考えると、よかったといえそうです。

 東京の長女宅を訪ねた旅行で6月23日、16年の夏季五輪招致を目指す東京都の「オリンピック選手村予定地」(江東区有明1丁目)=写真①=を見る機会がありました。同区有明3丁目の「東京ビッグサイト」(東京国際展示場)正門駅から乗った東京臨海新交通「ゆりかもめ」で終点・「豊洲」へ向かう途中、北側の真下に広々とした用地が水辺沿いにあるのが見えました。

 東京都の計画では、1万8千5百人の選手・役員を受け入れる選手村は、環境に配慮し、年齢や障害などにかかわらず多くの人が利用できる〝ユニバーサルデザイン〟で整備。「選手村予定地」近くの「有明テニスの森公園」をテニスの競技会場に充てるほか、「東京ビッグサイト」に水泳、ハンドボール、フェンシング、テコンドーの4種目の競技会場を設けるという。

 16年の夏季五輪招致を目指していた福岡市が06年8月、JOC(財団法人日本オリンピック委員会)の国内立候補地選考委員会での投票で東京都に敗れましたが、東京臨海新交通「ゆりかもめ」沿線に広大な「選手村予定地」を準備し、「東京ビッグサイト」、「有明テニスの森公園」など既存施設を多く抱え、招致経費55億円を投入する東京都の資金力を見比べると、とうてい福岡市は対抗できる都市ではなかったな、と思えました。

 09年10月、IOCの開催都市選定に向けて、東京都とJOCがどのような招致戦略を展開するか、見ものです。選定レースに挑む以上は、ぜひとも勝利してほしいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007年7月6日/〈海とまちなみの会〉036・8日から「津屋崎の貝がら展」開催

2007-07-06 07:07:44 | 海とまちなみの会
写真①:「津屋崎の貝がら展」の目玉として出品される〈三十六歌仙貝〉
     =福津市の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」で、2007年7月4日午前11時55分撮影


「津屋崎の貝がら展」を開催
〈三十六歌仙貝〉など標本420種展示
――7月8日―22日、『藍の家』で

 福津市・〈津屋崎千軒〉通りの町興し住民団体、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(略称・海とまちなみの会)は、7月8日(日)から22日(日)まで、同市津屋崎新町の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」で、「津屋崎の貝がら展」を開きます。入場無料。

 同市津屋崎北本町の大賀孝男さん(75)が津屋崎海岸で収集した貝殻約420種を展示します。

 展示の目玉は、〈三十六歌仙貝〉。大賀さんによると、〈歌仙貝〉とは、古来日本の和歌集から貝に因んだ名吟を選び、それに相応する小貝を、六歌仙貝、三十六歌仙貝、百歌仙貝と分け、一定の形式に従って箱に納めたものです。歌人や官女、良家の子弟が、教養の一つにもなるため、幼少から〈歌仙貝〉の小貝の可憐さ、美麗さを愛でながら、歌も習い覚える風雅な遊びとして江戸時代の元禄初期から流行しました。

 昭和3年の天皇御大典(昭和天皇即位式と大嘗祭)の時、〈歌仙貝〉を献納した北陸・能登の旧石川県富来町(とぎまち)だけが今もこの伝統を伝え、平成17年に志賀町(しかまち)との行政合併後は新発足した志賀町にある「道の駅・とぎ海街道」に〈三十六歌仙貝〉を展示しているという。

 『藍の家』に展示される〈三十六歌仙貝〉は、大賀さんが〝貝寄せの浜〟・津屋崎海岸で年月をかけて拾った貝殻です。〈伊勢のうみ なみの玉よるさくらがい かひあるうらの はなの色かな〉(藤原定家、私家集『拾遺愚草』)と詠まれた「桜貝」(サクラガイ)や、〈あこやとる ゐ貝のからをつみおきて たからのあとを 見するなりけり〉(西行法師、歌集『山家集』)と歌われた「あこや貝」(歌仙貝はカキ)などが標本箱に並びます。

 問い合わせは、『藍の家』(℡0940-52-0605=営業時間10:00~16:00)へ。

◇お知らせ

「津屋崎の盆踊り唄と踊り」の講習会を開きます
――7月16日午後2時から、『藍の家』で

 「海とまちなみの会」では、福津市津屋崎の〝生き字引〟の長老・中村キクさん(大正10年生まれ、北本町)と津崎米夫さん(大正13年生まれ、新東区)を講師に、7月16日(月=祝日)午後2時から『藍の家』で、昔懐かしい「津屋崎の盆踊り唄と踊り」の講習会を開きます。消え去ろうとしている津屋崎独特の盆踊り唄と踊りの継承を図るのが狙いで、参加無料。一般の方の受講も歓迎します。

ご入会案内海とまちなみの会」は、〈津屋崎千軒〉通りの活性化を目指し、07年2月16日に設立しました。会員は、福津市津屋崎と市内外の男女48人です。〈津屋崎千軒〉通りの古い町並みの保存と、海辺の自然保護を図ります。ご入会(一般会員、賛助会員=会活動に賛同し、例会出席は不要=とも年会費千円)申し込みは、会長の吉村勝利(〒811-3304 福岡県福津市津屋崎369-14。E-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jp)が、お受けしています。年会費などの振り込みは、西日本シテイ銀行福間支店(店番214。℡0940-42-1231)の普通預金口座(名前:「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長 吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用下さい。

07年度総会案内=7月26日(木)19時、『藍の家』。予算案や事業計画案などを話し合います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする