写真①:2016年の夏季五輪招致を目指す東京都の「オリンピック選手村予定地」
=東京都江東区有明1丁目で、「ゆりかもめ」車窓から2007年6月23日午前8時51分撮影
国際オリンピック委員会(IOC)が4日夕(日本時間5日朝)、2014年冬季五輪の開催都市にロシアのソチを選んだことで、16年の夏季五輪招致を目指す東京都の関係者はほっとしているようです。招致レースに敗れた韓国・平昌が選ばれていれば、五輪がアジアで開催された2年後に日本へ五輪を招致するのは、同じ大陸での連続開催を避ける傾向にあるIOCのことを考えると、よかったといえそうです。
東京の長女宅を訪ねた旅行で6月23日、16年の夏季五輪招致を目指す東京都の「オリンピック選手村予定地」(江東区有明1丁目)=写真①=を見る機会がありました。同区有明3丁目の「東京ビッグサイト」(東京国際展示場)正門駅から乗った東京臨海新交通「ゆりかもめ」で終点・「豊洲」へ向かう途中、北側の真下に広々とした用地が水辺沿いにあるのが見えました。
東京都の計画では、1万8千5百人の選手・役員を受け入れる選手村は、環境に配慮し、年齢や障害などにかかわらず多くの人が利用できる〝ユニバーサルデザイン〟で整備。「選手村予定地」近くの「有明テニスの森公園」をテニスの競技会場に充てるほか、「東京ビッグサイト」に水泳、ハンドボール、フェンシング、テコンドーの4種目の競技会場を設けるという。
16年の夏季五輪招致を目指していた福岡市が06年8月、JOC(財団法人日本オリンピック委員会)の国内立候補地選考委員会での投票で東京都に敗れましたが、東京臨海新交通「ゆりかもめ」沿線に広大な「選手村予定地」を準備し、「東京ビッグサイト」、「有明テニスの森公園」など既存施設を多く抱え、招致経費55億円を投入する東京都の資金力を見比べると、とうてい福岡市は対抗できる都市ではなかったな、と思えました。
09年10月、IOCの開催都市選定に向けて、東京都とJOCがどのような招致戦略を展開するか、見ものです。選定レースに挑む以上は、ぜひとも勝利してほしいですね。
=東京都江東区有明1丁目で、「ゆりかもめ」車窓から2007年6月23日午前8時51分撮影
国際オリンピック委員会(IOC)が4日夕(日本時間5日朝)、2014年冬季五輪の開催都市にロシアのソチを選んだことで、16年の夏季五輪招致を目指す東京都の関係者はほっとしているようです。招致レースに敗れた韓国・平昌が選ばれていれば、五輪がアジアで開催された2年後に日本へ五輪を招致するのは、同じ大陸での連続開催を避ける傾向にあるIOCのことを考えると、よかったといえそうです。
東京の長女宅を訪ねた旅行で6月23日、16年の夏季五輪招致を目指す東京都の「オリンピック選手村予定地」(江東区有明1丁目)=写真①=を見る機会がありました。同区有明3丁目の「東京ビッグサイト」(東京国際展示場)正門駅から乗った東京臨海新交通「ゆりかもめ」で終点・「豊洲」へ向かう途中、北側の真下に広々とした用地が水辺沿いにあるのが見えました。
東京都の計画では、1万8千5百人の選手・役員を受け入れる選手村は、環境に配慮し、年齢や障害などにかかわらず多くの人が利用できる〝ユニバーサルデザイン〟で整備。「選手村予定地」近くの「有明テニスの森公園」をテニスの競技会場に充てるほか、「東京ビッグサイト」に水泳、ハンドボール、フェンシング、テコンドーの4種目の競技会場を設けるという。
16年の夏季五輪招致を目指していた福岡市が06年8月、JOC(財団法人日本オリンピック委員会)の国内立候補地選考委員会での投票で東京都に敗れましたが、東京臨海新交通「ゆりかもめ」沿線に広大な「選手村予定地」を準備し、「東京ビッグサイト」、「有明テニスの森公園」など既存施設を多く抱え、招致経費55億円を投入する東京都の資金力を見比べると、とうてい福岡市は対抗できる都市ではなかったな、と思えました。
09年10月、IOCの開催都市選定に向けて、東京都とJOCがどのような招致戦略を展開するか、見ものです。選定レースに挑む以上は、ぜひとも勝利してほしいですね。