吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年5月5日〈福津市津屋崎の野鳥〉086:マガン

2007-05-05 20:54:25 | 福津市津屋崎の野鳥
写真①:水田に1羽だけ飛来した冬鳥のマガン
    =福津市津屋崎で、2007年5月5日午後4時29分撮影

天然記念物の珍鳥・マガンが津屋崎に飛来しました

 福津市津屋崎の水田に冬鳥のマガン(カモ科)1羽が、飛来しています=写真①=。体長71㌢、大形の水鳥。2002年に福岡市の今津干潟や北九州市で観察記録がありますが、福岡県内で飛来が確認されるのはまれです。北方へ渡る途中、迷って来たのでしょうか。

 津屋崎に住むバードウオッチャー、渋田和美さんが5月3日朝、水田にうずくまっているのを見つけました。4日も、同じ場所にじっとしており、日本野鳥の会員の私に連絡がありました。

 5日午後、水田の上を飛び回り、畦に下りているところを撮影できました=写真②=。マガンはシベリアなどで繁殖し、冬は北海道から主に北日本の越冬地へ南下します。かつては大群が渡来していましたが、狩猟で激減し、昭和46年に天然記念物に指定されています。

 雌雄同色。上面は灰褐色で、尾羽に近づくにつれて黒味が増します。嘴は橙色味のあるピンク色で、嘴の根元が白い。脚は橙色。「クワアカカッ、カワカカッ」と大声で鳴きます。


写真②:田んぼの畦に舞い降りたマガン
     =福津市津屋崎で、07年5月5日午後4時44分撮影
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2007年5月5日/〈宗像・町歩き〉001・「桜京古墳」

2007-05-05 15:14:22 | 宗像・町歩き
写真①:草木に覆われた「桜京古墳」の墳丘部
      =宗像市牟田尻桜京で、2007年5月4日午後0時54分撮影


 きょう5月5日から、福岡県宗像市の〈宗像・町歩きスポット〉シリーズを随時掲載します。連載中の津屋崎千軒・町歩きスポット〉福間・町歩きスポット〉両シリーズの姉妹編です。

〈宗像・町歩きスポット〉 1 

:「桜京古墳」

 宗像市牟田尻桜京に、昭和51年に国史跡に指定された「桜京古墳」があります=写真①=。周囲に散在する80基の古墳群のほぼ中央に位置し、6世紀ごろ築造された前方後円墳です。墳丘は、南北の長さ約41㍍、前方の幅約11㍍、高さ約2.5㍍、後円部径約18㍍、高さ約5㍍。

 宗像市田島の宗像大社から同市神湊方面へ県道69号線を行くと、道路左手に「桜京古墳」の標柱が建つ入り口があり、5月4日に訪ねてみました。

 道路脇に市教育委員会が建てた「桜京古墳」案内板=写真②=によると、〈石室はすでに江戸時代に開口されていたらしく、玄室東壁に寛文一三年(一六七三年)五月の釘書きで落書きがあるが、形状は横穴式複式石室で玄室に石屋形が築かれている。石屋形には奥壁を中心に沈線縁取りを施し、内に赤緑黄色顔料を塗った三角連続文の装飾があり、文様は屋形前面左右の支柱にまで及んでいる〉という。九州に多い〈装飾古墳〉の一つでもあります。


写真②:県道69号線沿いに建つ「桜京古墳」の標柱と案内板
     =宗像市牟田尻桜京で、5月4日午後1時05分撮影

 県道69号線沿いの「桜京古墳」入り口から取り付け道路を歩き、さらに登り坂の竹林に囲まれた小路=写真③=を5分余り行くと、丘陵頂上にある墳丘部にたどりつきました。


写真③:「桜京古墳」へ登る竹林の小路
     =宗像市牟田尻桜京で、5月4日午後0時56分撮影

 墳丘部に「桜京古墳」の案内板がないなと思い、墳丘の北端に行くと、同古墳の解説書きが地面に落ちたまま土にまみれていました。国史跡ながら、道路入り口から古墳までの道のりの地図表示がなく、解説書きの管理も疎かになっているのは残念です。


写真④:地面に落ち土にまみれた「桜京古墳」の解説書き
     =宗像市牟田尻桜京で、5月4日午後0時53分撮影

「桜京古墳」(宗像市牟田尻桜京):◆交通アクセス=〔電車・バスで〕JR鹿児島線東郷駅下車、西鉄バスで5分〔車で〕九州自動車道古賀インターから約35分。駐車場なし。


桜京古墳
      宗像市・「桜京古墳」位置図
       (ピンが立っている所)
コメント (2)
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2007年5月5日/〈津屋崎の四季〉087・〝津屋崎で一番高い〟鯉幟

2007-05-05 08:59:44 | 風物
写真①:クレーンの上に高々と揚がった鯉幟
     =福津市新東区で、2007年5月3日午後4時06分撮影

 きょう5日は「こどもの日」。福津市津屋崎新東区では3日午後、クレーンの上に鯉幟が高々と揚がっていました=写真①=。おそらく〝津屋崎で一番高い〟鯉幟でしょう。

 きょうも、午後には3匹の親子鯉幟=写真②=が、クレーンの上の空を舞うでしょうか。福津市在自から「対馬見通り」を的岡交差点方向へ歩くと、右手の新東区の住宅街に揚がっているのが見られるかもしれません。

 5月5日の〈端午の節句〉に、戸外に幟を立て、武者人形を飾るのは武家の風習。鯉幟は、武家が用いた吹き流しの変形という。


写真②:クレーンの上の空を舞う3匹の親子鯉幟
     =福津市新東区で、5月3日午後4時15分撮影

 福津市的岡の電線では5日早朝、巣に近づいて来たハシボソガラス(カラス科)をカササギ(同)が追いたてようとけたたましく鳴いていました=写真③=。このハシボソガラスは、その直前、住宅にあるツバメの巣も窺おうとして、親ツバメに追い払われていました。雛や巣を外敵から守るため、野鳥たちも懸命です。


写真③:電線に止まったハシボソガラス(右)を追い立てようとするカササギ
    =福津市的岡で、5月5日午前5時37分撮影

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