とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

閲覧数が100万を超えた

2012-06-20 22:35:13 | ブログ
2008年11月30日からこのブログを開設している。ほぼ3年半が過ぎた。日数にすると1298日となる。そして、今朝の閲覧数がついに100万を超えた。数を誇るつもりはないが、100万を超えたとなると感慨深いものがある。よくも、これだけの数になったものである。

因みに、これまでの歩みはこんな感じであった。
1,000PV  2008年12月11日頃
10,000PV  2009年 2月26日頃
100,000PV  2010年 3月 5日頃
1,000,000PV 2012年 6月19日頃

毎日更新しているから、閲覧数が多いのは当たり前だろうが、過去の記事の中で未だに何回も閲覧されている記事があるのがアクセス解析からわかっている。特に多いのが、“米軍台風進路予想図の時間表示について”と“「万能鑑定士Qシリーズ」ついに映画化決定”の記事だ。米軍台風進路予想図…は台風が発生すると良く見られているようである。米軍の台風進路予想図の見方を書いたものだが、結構役に立っているようである。また万能鑑定士Q…は、私の趣味で投稿した記事だが、結構ファンが多いようで、何度も検索に引っかかって閲覧されているようだ。中身は、全然たいした情報ではないので申し訳ないくらいだ。詳しい情報がわかったら、早めにアップしたいが、公式HPの情報が頼りなので、誰でも調べればわかる情報である。

まあ、これも一つの通過点であり、今後もマイペースで更新していくつもりだ。

台風4号接近中

2012-06-19 18:20:40 | 呟き
6月に日本列島に上陸する台風は珍しい。上陸は今年初めてで、統計史上7番目の早さで上陸する台風だという。19日午後5時すぎ、和歌山県南部に上陸し、四国と紀伊半島の一部が風速25メートル以上の暴風域に入ったそうだ。これから東海地方にむかってくるようで、どれだけ降るのか心配である。

もう既に辺りは、風と雨が強くなってきており、灰色の空になっている。市内北部では、川が氾濫する恐れがあるとして、避難準備勧告がエリアメールに届いた。これほどの雨は自分の住んでいる場所では、近年聞いたことがない。大きな被害が出ないうちに早く台風が通り過ぎてほしい。

コンタクトが届いた

2012-06-18 23:03:14 | 呟き
金曜日にハードコンタクトレンズを紛失して、不自由な生活となっていたが
今日、眼科にレンズが届き、早速受け取りに行ってきた。
とにかく一日でもレンズがないと、まともな日常生活を送ることが出来ないほどの近視だ。
もちろんメガネがあるので、何とかなるが普段かけなれていないので長時間装用は目が疲れる。

その間、ソフトコンタクトレンズを無料で使用できるというので、試しに使っていたが、
やはり慣れていないこともあって、装着がなかなか上手くいかなった。
それでも、三日目の今日は比較的早く装着でき、外すのも早くはなっていた。
だが、水洗いが出来ない、ランニングコストがかかる、定期的な眼科検診が必要等のデメリットがあり、
ハードコンタクトのほうが、私には合っているのがはっきりわかった。
装着や外す手間についてもハードのほうが、かなり早い。
見え方も、ハードのほうがクリアだ。目にも馴染んでいる。

ハードの欠点は、外れやすいということだが、長い経験から外れそうな時は大体わかる。
かなり気をつけているので、外れても紛失までには至らなかったケースが多い。
それでもなくす事は、避けられないのだが、ソフトコンタクトにした時よりもコストはかかっていないと断言できる。
今夜は、目がすっきりしたのでランニングに気持ちよく出かけることが出来た。
やっぱり、視界良好というのはありがたい限りだ。

2012大日ヶ岳

2012-06-17 20:55:37 | 山登り
金曜日の夜に日曜日の天気予報を見たところ岐阜県郡上市の天気は降水確率100%となっていた。これでは完全に雨で登山は無理だと思って、山友に中止の連絡を入れてしまった。ところが、翌日念のためもう一度同じ場所の天気予報を見たところ、ガラッと予報が変わって雨は午前7時くらいまでで、11時くらいから晴に変わっていた。急いで山友に連絡を取って、中止の中止でやはり決行することにした。

目的の山は、岐阜県の大日ヶ岳(だいにちがたけ)である。昨年も計画したが雨で中止したことがあって、今回は二度目の挑戦だった。白山国立公園内の両白山地南部に位置する標高1,709mの山である。日本二百名山及び新日本百名山に選定されている山でもある。山名の由来は、717年(養老元年)に、泰澄上人が大日如来を山頂に祀り開山したことによる。

さて、土曜日の夜、家を出て登山口近くの「道の駅大日岳」に向かった。最初から最後までずっと雨の中のドライブだった。道の駅に着いても明け方まで雨は止まなかったが、天気予報を信じ晴れることを期待して朝を待った。

やがて雨が止み、ゆっくりと支度をしながら登山口のあるダイナランドスキー場まで車で移動する。スキー場への曲がりくねった道を上がり、最上部の駐車場に着いた。雲はまだ厚いが、うっすらと日射しが射し始めていた。


7時50分。身支度を整え歩き始める。


大日ヶ岳への登山ルートは三つほどあるが、今回は最短ルートとなるダイナランドスキー場からのルート(前大日を経て山頂に至る。)とした。リフトの下に登山道の看板があるので、リフト沿いに進む。


リフト用の腰掛が片付けられている、シーズンオフのスキー場は、何故か寂しい感じだ。


ゲレンデの中を突っ切って上ってきたところ。下にはスキー場の建物が見える。


リフトの降り口よりさらに上っていく。


ゲレンデ最上部へと続く登山道。きっちり真上に上がるきつい坂道だ。


レンゲツツジが咲いていた。


タニウツギのピンクの花も見事だ。




ゲレンデを抜け、本格的な登山道に入っていく。


ガスの切れ間から時折青空が覗く。


ブナ林を抜ける。


前大日から大日ヶ岳を臨む。


そして、大日如来が祀られている山頂に到着だ。


大日如来の由緒がかかれた看板。


大日如来像。


山頂で記念写真。


山頂でゆっくり昼食をとって、もと来た道を下山する。


雨上がりの登山道は、ぬかるんで滑りやすい。


また、雲がかかってきた。


ロープがある険しい道も通過する。


スキー場のゲレンデが見えてきた。前方には鷲ヶ岳が見えている。


ゲレンデ内には、マーガレットの白い花が咲き乱れている。




ゲレンデ最下部の建物が見えた。駐車場は、もう直ぐである。


午後1時に無事駐車場に到着する。往復4時間ほどの登山であった。結局、天気予報どおり晴の天気となり、計画通り山登りが出来てよかった。もし、中止していたらかなり後悔の一日になっていたことであろう。

コンタクトを紛失

2012-06-16 18:44:16 | 呟き
昨日、仕事中に左側の目にロープが当たりそのショックでレンズが外れてしまった。高い場所にいたのでそのままどこかに飛んでいってしまった。見つけるのは先ず無理だと思い、探すのは直ぐあきらめた。両目の視力がアンバランスなまま、しばらく仕事をしていたので目がかなり疲れた。やはり、目が見えないというのはつらいものだ。

仕事が終わると、いそいで眼科に立ち寄ってコンタクトを買うことにしたのだが、最近、ハードレンズは取り寄せになるという。今は、ソフトレンズが主流でハードは注文販売になっているそうだ。長年、ハードレンズを愛用してきた者としてはショックだった。視力のことだから、直ぐにでも見えるようになりたい。そこで、すぐに入手できるソフトレンズに変えてみたらどうかと思い、ソフトでの視力調整をしてもらった。

検査が終り、実際に装着の練習をしてみたのが、これが結構難しい。ハードレンズより大きいので目を大きく見開いて装着しなければならない。何回もやって、やっと装着できた。外すのも大変である。目に中に指を突っ込んで摘むように外すのだから、かなり怖い。度胸をいれて指を目に当てるのだが、なかなか外れなく焦ってしまった。慣れればどうって事ないらしいが、毎日こんなことしなければならないと思うとイヤになってしまった。しかも、外す時や嵌める時には専用の洗浄液で何度も擦らなければならない。とっても面倒くさいのである。

やはり、長年使い慣れたハードレンズのほうがいい。装着が簡単だし、管理も簡単である。外れやすいという欠点はあるが、いままで何度も紛失の危機には対応できていた。今回もかなり長く使ったほうである。結局、もう一度眼科に寄って、ハードレンズの処方をしてもらった。しばらく入手するまで時間がかかるが、長い間のことなので、数日くらいは我慢するしかない。

本格的に梅雨入りか

2012-06-15 22:22:14 | 呟き
明日辺りから、ずっと天気が悪いようだ。
おかげで、今週末の外出の予定が全て中止になってしまった。
しかも、来週は台風が接近してくるらしい。
その影響もあって、ここ一週間くらいずっと雨模様で太陽がまったく見えない日が続くみたいだ。
なんだか、こんなにも雨の日が続くと憂鬱になりそうである。
とりあえず、土日は久々の休養日としてのんびりしてみよう。

ハナショウブが見頃に

2012-06-14 19:27:33 | 
梅雨の合間のいい天気になり、仕事帰りに畑に寄ってみた。
今年も、ハナショウブがいい具合に見頃になってきた。
ほとんどろくな手入れもしてないが、毎年同じように咲いてくれるので嬉しい限りだ。






さて、ジャガイモもぼちぼち収穫しているが、キタアカリの畝が一列残っていたので全部掘り起こした。
キタアカリというと、ジャガイモの中では高価な部類らしい。
カロチンやビタミンCの含有量が多く、粉吹き芋やマッシュドポテトに適しているという。
また、男爵と比べると黄色が強めのジャガイモである。
男爵は、まだ大分残っているので、今後掘り起こすことになり、今年もジャガイモを買う必要はなさそうだ。




これは、今年採れたジューンベリーの実だ。
冷蔵庫で冷やして、そのまま食べると美味しい。
今年は、ネットで保護していたので、鳥に食べられることなく全部収穫できた。
まだ二年目なので、籠一杯というほど収穫は出来ていない。
もう何年かすれば、たくさん採れてジャムにする事が出来るだろう。


民話と伝説の里 遠野を走る

2012-06-13 20:35:47 | 観光
ボランティアの仕事が早めに終わり、遠野まごころ寮に午後3時位に戻った。夕食の時間まで3時間もあり、遠野を少し走ってまわることにした。事前に観光協会で貰った地図を見て、カッパ伝説で有名なカッパ淵まで行ってくることにした。往復で13キロくらいなのでゆっくり見て回っても充分時間がある。幸い雨も上がり天気も良くなってきたので、走るにはちょうどいい。

遠野まごころ寮のある遠野浄化センターからしばらく行くと遠野駅がある。ここが、遠野観光の拠点だ。


駅前には、「遠野物語」の石碑が飾られている。「遠野物語」とは柳田国男という学者が明治時代に書いた伝説集である。「遠野物語」本編には119話、続編「遠野物語拾遺」には299話を収録している。「遠野物語」の中には、河童、山姥、座敷童、神隠し等の怪異の物語が多く、早池峰山、猿ケ石川などの具体的な地名を織り交ぜて語られるところに魅力があるという。


「遠野物語」の石碑の裏手には、カッパが川の淵に佇んでいる様子が表現されている。


駅の先のT字路を突き当たり北へ向かう。3キロほど走ると商店街を抜け田園が広がってくる。先ず最初に見つけたのが、追分の碑だ。この追分(おいわけ)の碑は、大槌(おおづち)道と早池峰(はやちね)道の分岐点にあった道しるべの石碑である。石碑に彫られている文字は、「金比羅大権現(こんぴらだいごんげん)。右はおおづち。左ははやちね。」と彫られている。




追分の碑の直ぐ先に「キツネの関所」がある。遠野にはキツネに化かされた話がいたるところにあるようだ。看板にはこんな話が記載されている。
町場に来る村人たちの楽しみは茶屋酒を飲みながら、ほら話を吹きまくることでした。帰り道、かかさまへの土産五十集(いそば・塩魚や干し魚)を首にかけ、夜更けにこのあたりを通ると、美しい女が「風呂に入って酒っこあがんせ」と微笑みながら誘いかけ・・・夜が明けると我が身は泥田や肥だめにつかり、みやげはとうに消えていた。ドンドハレ。




いつの間にか、田圃と山が見渡す限りに広がっていた。


フェンスや工事用の馬にもカッパが描かれている。




これは、バスの停留所の待合室。いい感じの建物だ。


交通安全を願うカッパの安全太郎。


カッパ淵の手前にある伝承園。遠野地方の農家のかつての生活様式を再現し伝承行事、昔話、民芸品の製作・実演などが体験できる施設だ。園内には国の重要文化財に指定されている曲り家「菊池家住宅」、遠野物語の話者「佐々木喜善記念館」、千体のオシラサマを展示している「御蚕神堂」などがあり、民話と伝説の里遠野で自然と共に生きた人々の暮らしを垣間見ることが出来る。




入口で貸してくれる「河童の皿」を頭に被って、伝承園を回る。




御蚕神堂には、娘と馬の恋物語で知られるオシラサマ1000体が展示されている。オシラサマは農業と養蚕の神様として信仰されているという。それにしても、この伝説は馬と娘が婚姻するという突飛もない話であり、その信仰の本質はなかなか明らかでなく、いまだ謎に包まれているという。なんとなく怪しげな雰囲気を感じさせるオシラサマだった。




昔の生活を垣間見ることができる囲炉裏端、風呂、井戸、水車等。








伝承園を出るとすぐ近くに「馬っこつなぎ」の碑がある。毎年6月1日には、馬子繋(うまこつな)ぎという行事があり、馬の形を二つ藁(わら)で作って、その口のところに粢(しとぎ)を食わせ、早朝に川戸の側の樹の枝、水田の水口、産土(うぶすな)の社などへ、それぞれ送って行ったという。


伝承園から細い道に入ると、「ホップ」の看板が見えてきた。


これは、キリンビールの一番搾りにつかわれるホップ園だ。遠野には、いたるところにホップ園がある。


さて、いよいよ最後に到着したのがカッパ淵のある常堅寺というお寺である。あとで調べたらこの寺には頭の上に皿のあるカッパこま犬が奉られているそうだが、残念ながら知らずに通り過ぎてしまっていた。


常堅寺の裏手に回ると、カッパ淵の看板があった。


NHKの朝ドラ「どんど晴れ」で見覚えのあった風景だ。カッパ淵は、じめっとして薄暗く、河童が現れても何の不思議もなさそうな場所である。


キュウリを餌にカッパを釣ろうとしている。カッパを釣るには「カッパ捕獲許可証」が必要だ。


子供が川面を覗いている。川面に写った木の陰が、なぜかカッパに見えないこともない。


カッパ淵の周りには水田が広がっている。昔の懐かしい風景そのままである。


カップ淵を見て、もと来た道を戻る。後ろを振り返ると、大きな虹が出ていた。


街中に近付いてくると、いたるところに馬の形のベンチが置かれている。


駅近くの酒屋でビールを買って、まごころ寮に戻った。ゆっくり観光しながらのマラニックだったので2時間くらいかかったがちょうどいい距離であった。遠野は、まだまだ民話の伝わる場所が数多くある。時間がある時、もっとゆっくり見てまわりたいものである。

大槌町吉里吉里漁港の瓦礫処理と赤浜地区

2012-06-12 21:00:48 | ボランティア
静岡ボランティア協会第3次隊の隊員として向かったのは、岩手県大槌町の吉里吉里地区にある吉里吉里漁港の瓦礫処理だった。私を含めて隊員のほとんどは、三日間とも吉里吉里漁港の担当になった。ただし、数名ほどは足湯隊として、数箇所の仮設住宅に向かい現地の人との交流を行なった。

大槌町吉里吉里地区はJR山田線と国道45号に沿う緩い傾斜地にあり、東日本大震災では最大24mの高さの津波が押し寄せ、国道45号に沿う低地では特に大きな被害が発生している。特に、吉里吉里漁港付近の砂浜のかなりの部分が消失しているという。今回は、ほとんど手付かずになっていたという漁港の瓦礫を一気に片付けて、漁師の番屋を作れるようにするという目的があったそうだ。吉里吉里地区では、300あった漁船のほとんどが流され、海に出ることができない漁師さんが大勢いるという。ワカメやホタテ、カキの養殖施設や加工場も壊滅的な被害を受けており、漁港を整備することで漁師の生活の基盤を作ることに繋がるといえる。

1日目は、漁港の先端部から手をつけることになった。砂利や瓦礫、ゴミを100名以上のボランティアでかき集めきれいにしていく。一仕事終え休憩をしているところだ。


先端部が終り、中央部に入っていく。いたるところに瓦礫やゴミが散乱している。


大きな杉の木が枯れている。枯れている部分は海水を被った部分である。いかに津波の高さが大きかったかがよくわかる。


ゴミがいたるところにあり、まだまだ片付かない。




瓦礫のなかで、S部さんと休憩中。


土が見えてきた。大分片付いてきたのがわかる。




道路に溜まった土砂を片付ける。






漁港全体の瓦礫やゴミを一つの山にまとめたところ。あとは重機でかき集め、別の集積場に運搬することになるのだろう。


それにしても全国の自治体では、放射能に汚染しているかもしれないといって瓦礫の受け入れを拒否している所が多い。受け入れを開始したのは、未だにごく僅かだ。そんな場所の瓦礫を、ボランティアの人々は何も気にせず無我夢中でかき集めている。実際、放射能汚染等まったく問題ないのである。一部の人の声高な意見に自治体が振り回されているような気がしてならない。この大槌町でも、あちらこちらで瓦礫が山積みとなっていた。早く瓦礫を処理して住める町に変えてあげることが出来るよう日本人全体で協力すべきだと改めて強く感じた。

さて、三日目の作業は雨だったが、頑張って片付けたおかげで半日で終了した。昼食をとってから、近くの赤浜地区の様子も見てほしいということでバスでぐるっと回る。公共施設らしき建物。輪郭は残っているが、中身はがらんどうだ。


住宅地だった場所。瓦礫は片付いていて、基礎だけのだだっぴろい場所が広がっている。このあたりに、新築される家もみあたらない。今後の復旧計画が決まっていないことと、同じ場所には家を建てたくないという事もあるかもしれない。






東京大学海洋研究所付属の国際沿岸海洋研究センターの建物。人的被害こそ無かったものの、建物は3階まで津波に洗われ、1、2階は壊滅的状態となっている。


大槌湾沖の小さな島、蓬莱(ほうらい)島には、大小二つの丘があり、島影はひょうたんの形をしていた。小さい方の丘に灯台があり、NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島だ。だが、島は津波にのまれ、灯台も流され、ひょうたん形の丘も一部が崩れ落ちた。現在、町内の防災行政無線のお昼のチャイムは、「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングが使われている。


大きな瓦礫の山が、町の一角を占めている。






こちらも何もない広場が広がっている。




唯一残った建物も中身は何も残っておらず、無残な骨組みだけとなっている。


今回初めて訪れた大槌町についていろいろ調べてみると、作家・劇作家の井上ひさしの「ひょっこりひょうたん島」や「吉里吉里人」のモデルになっていたことがわかった。小説「吉里吉里人」では、東北の寒村が日本から独立をめざすという物語で、ベストセラーとなり、吉里吉里地区は「吉里吉里国」として井上作品のファンたちに親しまれてきたという。地震と大津波は町を無残な姿に変えたが、生き残った町民は吉里吉里の精神や「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングのように結束し、復興に向けて前向きに進んで欲しいと思う。

ボランティアの拠点「遠野まごころ寮」

2012-06-11 22:38:23 | ボランティア
東日本大震災の発生に伴い、静岡県のボランティア協会が全国のボランティア団体に先駆けて昨年4月岩手県遠野市に開所したボランティアの宿泊拠点が「遠野まごころ寮」である。遠野被災地支援ボランティアネットワーク“遠野まごころネット”とともに、釜石市・大槌町・陸前高田市など三陸沿岸市町でのがれき撤去や片付け、仮設住宅に暮らす人たちの生活支援活動などを行ってきている。今回、初めて東北支援のためのボランティアに参加したのだが、この「遠野まごころ寮」が、静岡県の参加者にとってありがたい施設であることが良くわかった。

静岡県ボランティア協会では、この「遠野まごころ寮」に宿泊するバスツアーを昨年度は、ほぼ毎週、今年度は毎月毎に募集して参加者を募っている。このバスツアーでは、岩手県遠野市までのバス往復の交通費が3000円、施設の宿泊費が1日500円と格安の費用で参加者を受け入れている。食事も朝、昼、夕の三食全て格安の値段で提供される。通常、新幹線などで東北に行くとなると、片道2万5千円くらいかかり、宿泊費用も含めれば何泊もするとなると10万円くらいかかってしまい簡単に行くことはできない。特に静岡市までの交通費を除けば1万円以内で納まってしまうので、ボランティアに行く者にとっては済的負担が軽減され、参加しやすくなっているといえる。

また、岩手県遠野市は「盛岡・花巻・北上・奥州・一関などの東北自動車道や東北新幹線沿いの内陸地域」と「宮古・山田・大槌・釜石・大船渡・陸前高田などの沿岸地域」との中間地点に位置していることから、その地理的状況を生かし、内陸と沿岸を結ぶ物や人や情報が集まって行き交うHUB(ハブ)としての役割を担っているということが、ボランティアの拠点になった理由になっているという。遠野を朝出発して沿岸地域でボランティア活動を行い、暗くなる前に遠野に帰ってきても十分に余裕があり、遠野市内のライフラインは問題ないことから、ボランティア生活をする上で不自由なことがないのが大きなメリットである。

これが、遠野浄化センターの敷地内に開設された「遠野まごころ寮」の仮設プレハブ。右側がシャワー室のある建物、左側が宿泊所と食堂がある建物で約50名ほどが収容できる。清涼飲料の自動販売機もある。


こちらは、すぐ前にある「遠野まごころネット」の事務所と宿泊所がある施設。個人で参加する場合は、こちらに宿泊できる。


夜行バスで現地に到着後、寮の前で朝礼を待つ様子。


毎日、朝礼はラジオ体操で始まる。


体操が終わると、その日のボランティアへの行き先が紹介され希望者を募る。


こちらは、寮に住み着いた猫。丸々と太り悠々と台の上に寝そべっていた。


「遠野まごころ寮」の宿泊者に配られるおにぎり。左が「小」、右が「中」、さらに「大」のサイズがあり「大」は、どんぶり1杯分より大きい。私は「中」2個をもらったが、「中」2個でお腹が一杯になる。


今回参加した平成24年第3次隊のメンバー。


私の所属したE班のメンバー。


以上のような環境で三日間のボランティアに安心して参加する事ができたのである。

さて、私は一人で参加したのだが、実際受付会場に行ってみたら、知っている人が何人もいて驚いた。数人がマラニックなどで会ったことがあるランナーで、大変心強かった。やはりランナーは、考えることが同じである。私を含めて5名がランニングシューズを持参してきており、早速2日目の早朝近くを走ろうという事になった。前日、作業を行なったばかりであるが、2日目の朝も4時半くらいから目が覚め、5時から近くの川のサイクリングロードを走り出す。


早瀬川から猿ヶ石川にかけてのサイクリングロードを走る。




ハナショウブやアヤメが咲き出していた。




ミステリーサークル?


朝の空気が、気持ちいい。


遠野といえば河童で有名だが、こんな所にも河童の絵がある。


往復1時間ほど走り、いい汗を流した。これから、朝食を済ませ作業に行くことになる。


さてどんな作業を行なったかは、明日の記事で紹介したい。